プラスチック米とは!?中国の発想力が奇想天外!!わかりやすく説明します!

こんにちは。

アニメや家電など著作権に関わる法律に
共通認識がないのかと思うほど偽造品で
溢れている中国の話題です。

一度は聞いたことがあると思われる
中国のプラスチック米とは何か、
今回はこのテーマについてご紹介
したいと思います。

国内にも中国産の商品は多く陳列されて
いますが、大丈夫なのでしょうか。

 

 

[中国]プラスチック米とは何か

 


プラスチック米とは過去10年前あたり
から中国で流通していた合成米です。

中国には「五常米」と呼ばれる高級な
米が年間約100トン生産されていた
のですが、実際に流通していたのは
約1,000トンだったと言われています。

中国国内に流通している「五常米」とは
全体の9割が偽物で、それらには
たいてい高級感を見せるために
工業用ラードでツヤを出し、見た目を
精米に近づけるために原料として
ジャガイモやサツマイモ、
ポリ塩化ビニル(プラスチック)を
混ぜ合わせて作っていました。

工業用ラードは頭痛や下痢の原因に、
ポリ塩化ビニルも発がん性物質で
健康被害に繋がります。

とはいえ、さすがに中国政府の
習近平主席もこの事実に対して食品安全
に懸念を示し、食品安全法を
2015年4月に改正しました。

それによって中国国内での
プラスチック米の流通に歯止めが
かかりました。

しかしながら世界には米の消費量が多く
生産量に困っている国があり、また食品
安全に対する規制が比較的緩い国々、
たとえばインドネシアやミャンマー、
タイ等があります。

その実態が明らかになったのが、
今回2016年12月21日に起きた
ナイジェリアへのプラスチック米の
密輸問題です。

また貧困問題が広がる国では、
これからも変わらず安ければ輸入したい
という感情を持つ人々は一定数存在し、
法律などの整備が進まない限り、
摘発自体は再発防止にならないでしょう。

 

 

中国の偽造問題と恩恵

 


プラスチック米は明らかに健康被害に
繋がる不正行為ですが、食品以外にも
多くの偽造品を生産していることでも
有名です。

中国に対する偽造品を批判する声が
大きいですが、生命の危機に
直接関わらない分野たとえば電子部品や
家電などの低コスト生産を実現している
点では少なからず多くの人が恩恵を
受けているのではないかと思います。

アイディアや技術の不法な再利用は
批判されても仕方ないことですが
全ての人がブランドのある正規品を
買えるというわけではありません。

また、両国で法律に対する認識に
ギャップがあれば、「文化の違い」と
評価され、根本的な再教育・周知が
必要で、ただ批判すればいいというもの
でもありません。

プラスチック米は悪い例として表沙汰に
なりましたが今回、米大統領に就任した
ドナルドトランプ氏も中国との貿易に
ついては大きく評価しているように
思えます。

その背景として中国製品に対する
高額関税の問題です。

中国製品の輸入がアメリカのiPhoneの
生産や低所得層の生活を下支えしている
事実があるからこそ、こういった
高額関税に対する発言が出てくる
のでしょう。

中国の優位性は多くの人が認識している
通り、低コスト大量生産だと思います。

新しいアイディアの発想よりも既存の
ものを低コストで生産するための
生産技術に強みのある国です。

食品は命に関わるのでプラスチック米の
ような問題はあってはならないことで、
発見されたから、まだ良かった方です。

中国は偽造品を作る悪い国だと、
ただ批判することより、根本的な
再発防止を働きかけるために国際的に
圧力をかけるべきだと思います。

国の代表者が危機感を覚えない限り
制度は改正されませんし、いつまで
経っても「もぐらたたき」のような
出たとこ勝負で負の連鎖が続くだけです。

もちろんそれによって相手にもメリット
がなければ平和的ではないですし承認
されるのは難しいでしょう。

今回当選したドナルドトランプ氏は
取引好きという性格的な本質があります
から、プラスチック米のような事件は、
ある意味大きく取り上げられることで
問題解決や新しい提案のためのきっかけ
として大きな意味があるのではないかと
思います。

悪いニュースだけが大きく
取り上げられる中国ですが、世界を
下支えしている大きな長所を持つ国でも
あります。

今回の問題が事件・事実として終わる
のではなく、良い方向へ舵を切る
きっかけになれば良いなと思います。

 

まとめ


いかがでしょうか。

何でも低コストで高級感を見せてしまう
中国の技術力としてプラスチック米を
ご紹介しました。

食品サンプルとしては高評価ですが
食用としては大問題です。

偽造が得意ということは見方によっては
大きな長所で、これを伸ばして短所を
改正・反省させる動きが活発になると
良いと思います。

SAT

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