ソチ五輪スノーボードパラレル大回転
銀メダリストの竹内智香。
過去に4度のオリンピック出場経験が
あり、日本国内にとどまらず
世界を相手にするトップアスリートだ。
竹内智香は2016年に
左膝前十字靱帯を断裂する大怪我を
負うも厳しいトレーニングにより
筋肉強化を試み、見事完全回復し
今年2月に開催される平昌五輪に
出場が決定している。
今回はそんな竹内智香の怪我から
現在に至るまでに迫ってみよう。
スノーボード竹内智香の致命的な怪我
ソチ銀メダリストの竹内智香は
2016年3月6日、ドイツ開催の
W杯で左膝前十字靱帯を断裂する
スノーボード人生を左右するほどの
大怪我を負った。
スノーボードの大会の予選レースにて
着地の際に激痛に襲われた竹内智香は
大会をそのまま予選棄権。
帰国後すぐに医師の診断を受け
怪我の手術が決定し
同月18日に再建手術を受けた。
術後のリハビリは過酷なものだった。
だが竹内智香は一度も弱音を吐かず
むしろ楽しんでいたそうだ。
「怪我をしてよかった」
手術直前の竹内智香は
そう語っていたという。
弱音を吐かず楽しんで取り組めたのも
竹内智香のスノーボードに対する
熱い想いからだったのであろう。
そんな竹内智香のスノーボードへの
想いもあり、術後大きな問題もなく
順調に回復したそうだ。
スノーボード選手はもちろん
アスリートにとって致命的な怪我を
負ったにも関わらず
半年後の2016年9月には
雪上練習に復帰した竹内智香。
同年10月には米国合宿に参加、
12月には復帰後初の大会出場を遂げ
医師をも驚かす、大怪我からの
驚異的なスピード回復を見せた。
竹内智香の平昌五輪へ向けた筋肉トレーニング
上述したように見事怪我から回復し
平昌五輪日本代表に選ばれた
竹内智香だが、ここまでの道のりは
大変過酷なものだった。
術後リハビリを経て
大怪我からの復帰・平昌五輪を目指し
竹内智香のトレーニングが始まった。
致命的な怪我の後は肉体改造や
筋肉強化が重要になってくる。
平昌五輪に挑むには
一年分の体力と怪我をしない体を
作らなくてはならない。
いくつかのメニューをまとめて
1分全力でやり、
1分レスト(休憩)する
厳しいインターバルトレーニング
で全身の筋肉強化。
ランニングや自転車トレーニングで
持久力の強化はもちろんのこと
大きな砂袋を背中に乗せ床を這う、
50キロ越えのバーベルを
複数回持ち上げるなどして
上半身の筋肉も強化。
ベンチプレスは
40キロを10回持ち上げて
いると言う。
更に2017年5月からは
野球メジャー球団でトレーナーを
勤めてきた友岡和彦氏のもとで
瞬発力を鍛えている。
またバランスボールなどを使い
体幹も鍛えた。
それに加え竹内智香は
1週間に900分もの
有酸素トレーニングで
身体作りをしているそうだ。
竹内智香の競技人生の中で
今までにないぐらい
ハードな筋肉トレーニングを
行なった。
その気力と成長スピードには
竹内智香の専属トレーナーも
太鼓判を押している。
トレーニングが苦手だった竹内智香だが
手術をしてからは
トレーニングに対する気持ちも
ガラリと入れ替わったと言う。
そして見事筋肉増強に成功し
平昌五輪で戦える体を手に入れた。
強い精神力とポジティブな性格で
厳しいトレーニングも見事乗り越えた
竹内智香。
大怪我の経験から
筋肉も心も以前より鍛え上げられ
平昌五輪に向けて竹内智香は
更に強化されたようだ。
現在も日々ハードなトレーニングを
続け平昌五輪に向け念入りに
準備している。
金メダル獲得に期待である。
まとめ
スノーボードアルペン選手の
竹内智香は大怪我を負ったものの
強いメンタルと持ち前のポジティブさで
懸命なリハビリと厳しいトレーニングを
乗り越え見事完全復活を遂げた。
このようなスピード復帰を遂げたのも
竹内智香だからこそできたのであろう。
30歳を超えた今も尚
好奇心旺盛で、成長し続けている。
平昌五輪ではどのような滑りを見せるのか
楽しみだ。今後の竹内智香に期待しよう。
参考サイト
//blog.tomoka-t.net/
//ja.wikipedia.org/wiki/
//mainichi.jp/articles/20161124/k00/00e/050/133000c