2018年4月27日、南北首脳会談にて
北朝鮮と韓国が朝鮮半島の非核化を
共通目標として調印した。
北朝鮮に対しても、韓国に対しても、
何度も約束を反故にされ続けた
我々日本人は、やはり注意深く、
半信半疑で事の成り行きを
見守るべきなのだろう。
果たして信頼出来るのだろうか?
南北首脳会談で朝鮮半島の非核化目標に署名!
朝鮮半島の非核化を南北首脳会談で
北朝鮮と韓国が共通目標として
「板門店宣言」に署名したが、
果たして期待しても良いのか?
朝鮮半島の非核化については誰もが
賛成する処であり、南北首脳会談にて
公的に署名したという事は、
ある程度の強制力を持つものである
と考えられる。
しかし、ニュースにも付随していた
「共通の目標」というフレーズが、
どうにも引っかかる。
目標は、あくまでも目標である。
韓国と北朝鮮の両国にとって、
後々、都合の良い解釈をする事も
可能である。
期限を決めて、具体的な手段も示して
絶対に非核化するという内容ではない。
未来永劫、目標に向かって努力している
と言われてしまえば、それまでだ。
「完全な非核化」を目指すとしたが、具体的な段取りや見返り措置は不明。米朝会談待ちか。「今年秋に、文氏が平壌を訪問」「恒久的平和構築に向けて、韓国、北朝鮮、米国の3者、または中国を加えた4者による会談の開催」を進めるという。日本やロシアへの言及はない。 https://t.co/hQ7xmPQgvG
— Akiyoshi Komaki 駒木明義 (@akomaki) 2018年4月27日
【南北首脳会談:「朝鮮半島の完全な非核化」目標 共同宣言】
「非核化」という言葉が宣言に盛り込まれたようだが、「北朝鮮の非核化」ではなく「朝鮮半島の非核化」であり、非核化までの手順、ロードマップもなかった。金委員長の所見発表内にも非核化言及なし。https://t.co/a0S5luDC07 pic.twitter.com/sSGTG2GnLB— 佐藤正久 (@SatoMasahisa) 2018年4月27日
南北首脳会談。何度も何度も約束を反故にされてきた。今回は起きないといいな。
韓国の友達と徴兵の話になると彼らは言う。「僕たちはいまだに戦争中なんだ。だから必要なんだ。」一番近い国と戦争の只中にいる。そんな彼らの当たり前の事実が変わることを願います。— Yojiro Noda (@YojiNoda1) 2018年4月27日
やはり今回の南北首脳会談は、
各方面から指摘があるように
この後に控えている米朝首脳会談の為の
土台作りを兼ねたパフォーマンス
なのかも知れない。
だが、救われる情報もある。
朝鮮半島の非核化と朝鮮戦争の終戦!北朝鮮と韓国に多国間干渉?
南北首脳会談での注目を集める案件の
一つである「朝鮮半島の非核化」を、
北朝鮮と韓国が共通目標として署名
したが、信用しても良いのか?
という事で、ここからは、
朝鮮半島の非核化を期待出来る様な
情報を推察してみたい。
その情報とは、南北首脳会談で話された
韓国と北朝鮮の間の朝鮮戦争に纏わる
目標である。
今年中に朝鮮戦争の休戦状態を、
終戦させる事を目指し、アメリカや
中国を主軸に多国間で朝鮮半島の
平和体制構築を協議するとある。
アメリカの同盟国である韓国はさて置き
北朝鮮という独裁国家に、今までよりも
入り込める可能性がある。
孤立した独裁国家であった北朝鮮とは、
これまで通常な国交は困難であったが、
常識的な国交が可能になる道筋が
見えてくる可能性はあると考えられる。
これは小さな望みに過ぎないが、
日本とアメリカや中国や韓国が、
北朝鮮を同等に扱い、上手く立ち回れば
北朝鮮も開国するのではないだろうか?
だが、冷酷非情と謳われている
金正恩氏には、過度な期待はしない方が
裏切られた場合に傷は浅く済むだろう。
まとめ
歴史的な一歩に歓喜する在日コリアンの
方々とは裏腹に、心配事が絶えない事は
とても残念な事だ。
朝鮮戦争休戦は65年前の1953年。
因みに日本では、NHKのテレビ放送が
始まり、国際電話が可能になり、
飛行機の国際航路が開通し、着々と
アメリカナイズが加速を始めた頃だ。
日本は蚊帳の外的な扱いになっているが
平和に近づく事は、何よりな事である。
hike
追記:2018年4月29日
号外扱いのニュースで、核実験施設の
閉鎖や、日本と対話の用意が有る事など
報じられているが、騒ぎ立てる様な内容
ではないと、筆者は感じる。
核実験に関しては既に実験段階を
終了しており、不要になった実験施設を
閉鎖しようが破壊しようが、
何ひとつメリットは無い。
核は北朝鮮の手の中にあり、ICBMも
何時でも飛ばせる状態で保有しており
全く無意味なニュースである。
イラクやシリアがアメリカから
攻撃されたのは核保有していないから。
であり、それを知った北朝鮮が、
わざわざ核兵力を今更手放すとは
到底考えられない。
もしも北朝鮮が核を手放すその時が
来るとしたら、更に恐ろしいシナリオが
待っている気がしてならない。
そして日本と対話の用意がある事に
関しては、南北首脳会談、米朝首脳会談
その後に、日本とも首脳会談してあげる
という、主導権を握ったような言い方と
タイミングである。
拉致被害者やその家族の事を思えば
応じざるを得ない状況かも知れないが
ここは日本政府も駆け引きの必用な
場面かと思われる。