豚コレラの日本での感染が
確認されました!
豚コレラは人間が感染する事は無く、
食べると感染するという事は無いです。
しかし、
農家に与える影響は甚大です…。
そんな豚コレラの現在の詳しい
発生状況は悪化している!?
豚コレラの人間への感染は!?農家への影響!
日本において感染を広げる豚コレラ。
人間が食べる事による感染の
影響はないのでしょうか?
また、
人間が被る被害は他にどんな事が
あるのか?
前半では、人間への影響と、
人間が被る他の影響について、
農家を例にして説明します。
そして、
日本においての現在の発生状況は
どうなっているのか?
感染経路はどこからなのか?
発生状況と感染経路についての
疑問を後半でお答えします。
豚コレラを食べると感染する?人間への影響!
豚が感染すると致死率が100%の
豚コレラ。
では、
人間が豚コレラに罹患している豚を
食べると、人間に感染するかというと、
そんな事はありません。
豚コレラは豚やイノシシの病気であり、
感染している豚やイノシシの肉を
食べるとしても、
人体に影響は無い
と言われています。
とりあえず人間に感染しないという事が
わかって一安心ですね。
では、
豚コレラの何が問題なのでしょうか?
豚コレラの人間への影響は畜産農家へのダメージ!
食べる事での感染は無い豚コレラ。
では、
人間に対して、豚コレラの何が
一番影響があるかというと、
畜産農家に対する深刻な損失です。
豚コレラに罹患した豚は、
更なる感染を防ぐ為に殺処分されます。
そして、
国から一匹当たり2万7千円の
補償金が支払われます。
しかし、育成にかかった諸経費は
補償金には含まれていません。
そして、新たな豚の仕入れ、
農場経営の再開も費用がかかります。
結果的に、補償金があっても
マイナスとなってしまうのです。
畜産経営者の高齢化や従業員、家族、
の給料や生活も工面していく必要も
あります。
そんな様々な理由が重なって、
多くの農家が廃業せざる得ない状況に
なるのです。
食べる事では、人間への影響は無い
豚コレラですが、
経営的な部分で農家に深刻な
ダメージを与えるのです。
豚コレラの日本における発生状況は?感染経路は?
日本の豚コレラの発生状況は
残念ながら益々感染を広げています。
日本における豚コレラの発生状況を
広める事となった感染経路は、
どういったものがあるのでしょうか?
詳しく見て行きましょう。
豚コレラの日本における発生状況!
豚コレラの日本での発生確認は、
2018年9月にありました。
岐阜市の養豚場で発生が確認されたのを
皮切りに、今年になって愛知県で
発生が確認されました。
発生状況は悪化し、
愛知から豚が出荷されていた長野県、
滋賀県、大阪府の農場においても、
豚コレラの疑いがある豚が
確認されました。
豚コレラの日本における発生は、
昨年9月時点で26年ぶりと
なっています。
関西を中心に益々の発生状況が、
悪化する可能性は高いと思われます。
日本の豚コレラの感染経路!
発生状況が悪化する豚コレラですが、
どの様な感染経路があるのでしょう?
以下の様な感染経路が考えられます。
〇豚コレラに汚染された輸入エサ
海外からの豚コレラに汚染された
精肉や非加熱の豚肉をエサとして
取る事で感染します。
〇野生のイノシシ
豚コレラに感染した野生のイノシシが
養豚場の豚に接触する事で感染します。
〇人間の衣類等に付着したウイルス
人間が知らない内に衣服に豚コレラの
ウイルスを付着させていた場合、
その衣服から豚に感染します。
〇虫等による血液感染
ダニ等が豚コレラに感染した豚の
血液を吸収し、他の豚に着く事で
感染します。
以上の様に、驚くぐらい、
多くの感染経路があります。
発生状況を食い止めるのは、
中々難しい事がわかりますね。
まとめ
豚コレラは、私達人間に直接的な
害はありません。
しかし、間接的には、
甚大な被害をもたらします。
感染を食い止めるには、
困難を極めますが、早い鎮静化を
祈るばかりです…。
RuRuhase
<参考サイト>
農林水産省
農研機構
朝日新聞