コンプライアンスの意味や使い方とは?なぜ重要視?厳しすぎるの声などわかりやすく説明します。

コンプライアンスは企業に勤める者なら
聞き慣れた言葉だ。

最近ではテレビのニュースだけで無く、
ワイドショーやバラエティ番組でも耳に
する機会が増えている。

だが、実際に意味や使い方を正確に理解
している人は少ないだろう。

なぜここまでコンプライアンスは重要視
されるのか?

コンプライアンスの強化が進められる
一方で、厳しすぎると言う意見も出て
いる様だ。

 

コンプライアンスはなぜ重要?意味や使い方をチェック!厳しすぎるとの声も!?

 


企業の不祥事とコンプライアンスは
セットで語られる事が多い。

コンプライアンスは良く耳にする言葉で
あり、意味や使い方も分かっている様な
気がする。

だが、分かっている気分になっている
だけで本当の意味や使い方を理解して
いる人は少ない。

世の中のほとんどの企業では
コンプライアンスを重要視している。

なぜコンプライアンスを重要とする
のだろうか?

これだけ大きく取り上げられていると
厳しすぎる企業も出てくる様で、不満の
声も上がっている。

なぜ不満の声が上がっているのか、
厳しすぎるコンプライアンスの事例も
合わせて紹介する。

コンプライアンスの意味と使い方は?


コンプライアンスは一般的にビジネス
シーンで使われる言葉だ。

代表的な意味は「法令遵守」であるが、
使い方によって意味も変化する。

なぜ複数の意味になるのか?と思う
かもしれないが、以下の例を見れば
納得が行くだろう。

例えば、入社時に渡される様な分厚い
コンプライアンスブックでは法令遵守が
そのままの意味で使われる。

取引先との会話で「コンプライアンス
によって開示する事が出来ません。」
と出てきた場合の意味は「社内規定」
だ。

また、テレビ放送で「コンプライアンス
の為、一部シーンをカットして放送して
います」とテロップが流れた場合の意味
は「社会的倫理」となる。

この様に使い方で意味が変わるのが
コンプライアンスである。

企業がコンプライアンスを重要視するのはなぜ?


企業がコンプライアンスを重要視するの
はなぜだろうか?

それは大小問わず、企業の不祥事が
相次いでいるからだ。

2017年には大手自動車メーカーや製鋼所
によるデータの改ざん、大手ゼネコン4
社による談合の発覚があった。

この様な不祥事は企業の信頼を大きく
損なう原因となる。

コンプライアンスの体制を整える事で
不正しづらい環境を作る事こそが重要と
企業は考えるのである。

だが、コンプライアンスを徹底的に
厳しくすれば不正が起きないのかと
言えばそうでは無い。

もちろん抜け道を見つける者も現れる
だろう。

そして何より、コンプライアンスが
厳しすぎると社員からの不満の声が
上がる可能性もあるのだ。

企業の信頼の為とは言え、厳しすぎると
社員は息が詰まってしまうだろう。

次章では厳しすぎる物も合わせて、
コンプライアンスの事例を紹介する。

 

コンプライアンスはなぜ厳しすぎる使い方をされるのか?

 


前章ではなかなか理解しづらい
コンプライアンスの意味と使い方、
なぜ企業が重要視するのかを紹介した。

正しい意味と使い方を知ると、
コンプライアンスと言う言葉がいかに
乱用されているかが分かるだろう。

コンプライアンスが世間からの注目を
集めるにつれて、厳しすぎると言う不満
の声が高まっている。

なぜ厳しすぎるコンプライアンスが
出てくるのか。

過剰な重要視は本当に必要なのか?

ここでは一般的な事例と厳しすぎる
コンプライアンスの事例を紹介する。

一般的なコンプライアンスの事例


社会を律する法律に加え、社会人は以下
の様なコンプライアンス(社内規定)を
守る必要がある。

・会社の備品の私物化

・有給休暇の取得拒否

・申請無しの残業

・会社のパソコンからSNSへの書き込み

・社員名簿の持ち出し

これらに加えてセクハラやモラハラ、
パワハラ等もコンプライアンス違反に
含まれる。

特に近年問題になっているのは
顧客情報の漏洩だ。

居酒屋等の社外の場で機密事項を口に
した為に情報が漏洩したケースもあると
言う。

この様に些細な事でもコンプライアンス
を違反している事があるのだ。

社会人として、社外での行動にも責任を
持つ必要があるだろう。

厳しすぎるコンプライアンス事例


ここからは厳しすぎると不満の声が
上がっているコンプライアンスについて
紹介しよう。

ある企業では会社を辞めた人間と会う事
を全面的に禁止していると言う。

これも情報の漏洩を防ぐ為なのだそう。

他社に引き抜かれた人間ならまだしも、
全面的に禁止には納得が行かない者も
多いだろう。

また別の企業ではセクハラ防止の為に
女性社員がスカートを履く事を禁止して
いる。

このコンプライアンス自体がセクハラ
であると感じるのは筆者だけで
あろうか?

他にはミスを記憶では無く記録する為に
作業中は常に映像が記録されている工場
もある様だ。

これでは監視され続ける社員は息が
詰まってしまうだろう。

厳しすぎるコンプライアンスには少し
不思議な内容の物が多い様である。

 

まとめ

 


近年注目が高まるコンプライアンス
について紹介した。

企業の信頼を守る為の最低限の
コンプライアンスは確かに必要だ。

だが、行き過ぎたコンプライアンスは
本当に必要なのだろろうか?

なんでもかんでも規則で縛ってしまえば
良いわけでは無いと筆者は感じる。

サカモトマユ

<参考サイト>
マイナビニュース
日刊SPA!
まもりの種

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