坂上忍の父親の葬儀が行われた日、
坂上忍の姿は、そこにはなかった。
家族構成は、現在は映画プロデューサー
の兄と両親、祖母の5人家族だったが、
彼が幼少の頃に祖母が死んで以来、
ふさぎ込んでしまう。
彼に友達を作らせた方がいいという
教育方針で劇団に入れられて
子役として一時代を築く。
しかしこの方針に反対していた父は
出版社の事業で失敗すると
嫉妬と憎悪の感情を坂上忍に向ける。
そしてギャンブルの借金まで
彼にのしかかり、それを完済したのは
彼が26歳の時だった。
坂上忍は、幼い頃にこの父親から
「親父らしい」事をしてもらった
記憶もあるが、借金を完済した事に
感謝の念が無かった事に怒りを覚えた。
だが彼自身のギャンブル好き、彼の母が
未だ夫に抱く愛情といった事象に、
未だ父の影がある。
坂上忍の家族構成と子役でのブレイクがもたらした修羅場
坂上忍は1967年6月1日に
東京都杉並区の西荻窪で生まれた。
家族構成は両親、祖母、兄との
5人家族だった。
ごく普通の家族構成ではあったが、
坂上忍にとってこの家庭は安息の場では
無かった。
おばあちゃん子だった彼は、2歳の時に
祖母が死んでしまうとふさぎ込み、
家族の教育方針で劇団に入る事になる。
ドラマ「ありがとう」で健気な子供を、
「赤い疑惑」では主人公と同じ病棟で
小児白血病で命を落とす少年役を演じ、
坂上忍はテレビで見ない日はないと
言われたほど様々なドラマに出演し、
その演技力は高く評価された。
そしてついに、カギっ子の少年と
犬型宇宙人との交流を描いたドラマ
「ふしぎ犬トントン」で主役を務める。
坂上忍の父、勝也は新聞社勤務の傍らで
不動産投資を行い、これが成功したので
よく家族旅行や釣りに行っていた思い出
があると坂上忍本人が語っている。
しかし、父勝也は自ら設立した出版社が
うまく行かない事で苛立ちを募らせ、
当然そのはけ口は家族構成上弱い立場に
向けられる。
坂上家の次男の忍が一家の稼ぎ頭という
事実は、家族構成上家長である父勝也の
プライドを傷つけたのだろう。
度重なる浮気、DVのみにとどまらず、
家庭の財源である息子坂上忍の収入を
ギャンブルに注ぎ込む様になる。
そして父の借金は1億円以上になり、
取り立てに反社会的勢力の構成員が
やってきた事もあった。
後に子役から脱皮するきっかけになった
映画「クレイジーボーイズ」で、
皮肉にもその反社会的勢力の構成員を
演じる事になった。
しかも坂上忍の修羅場は家庭内だけでは
なかった。
彼は有名子役ゆえに学校を休みがちで、
クラス仲間からのイジメにあい、
自ら命を絶とうかと考えた事が
100回以上あったという。
だがその後の彼の活躍もあって、26歳の
時には父の借金を全額返済している。
また俳優・司会坂上忍として活動の他、
コントレンジャー・オニオンスライス
という演劇集団を結成し、構成・演出を
務めている。
坂上忍の親父との決別の真相と子役時代のその後
坂上忍自身、子役の仕事を中学まで
行って辞める予定だったが、哀れにも
借金返済のための子役時代は続いた。
彼の母親も仕事を3つ掛け持ちし、
朝から晩まで働いて夫の借金を返しつつ
子役時代の坂上忍を支えた。
これほどの多額の借金を抱えた父勝也と
母との離婚は、実は坂上忍が中学卒業後に
両親に離婚を懇願した事による。
そして彼は家庭を去った親父への恨みを
バネにして、子役のイメージからの
脱却に悪戦苦闘しながらも、上述の通り
26歳で借金を返し終えた。
そのために高校は中退してしまったが、
その高校は何とあの親父的イメージが
ある「さまぁ~ず」の二人と同じ、
東海大学附属高輪台高等学校だった。
もし坂上忍の家庭が平和であれば、
高校時代に彼とさまぁ~ずが同級生と
なり、テレビで同窓生親父3人が
思い出を共有し、
いじり合う事が出来たかもしれない。
しかしながら坂上忍の親父に対する
感情は恨みつらみとは一言で言えない
複雑な物だ。
子役時代には所謂「親父らしい」事も
してもらった思い出もあり、
自称ファザコンとの事。
その「親父」が亡くなった時には、
彼は葬儀に行くべきかどうか迷った末に
出席しなかったが、その事を後に
ゲスト出演した「徹子の部屋」で
深く悔いて男泣きをした。
自分の思い通りに行かない事に対する
フラストレーションがあったとはいえ、
親父としてやってはならない事を
しでかしてしまってもなお、
子役時代のいい思い出は彼の中で
生きていた。
坂上忍の母も、これほどの艱難辛苦を
自分に与えた夫、勝也に対する愛情は
消えていない事を
坂上忍本人が明かしている。
彼の子役時代の苦労話など
関係ないかのごとく、
「血は水よりも濃い」という言葉は
今も健在だ。
関連記事:
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まとめ
坂上忍の趣味に麻雀や競艇があるが、
特に競艇は年収を全額注ぎ込む程の
賭け方をしている。
しかもそこでお金が無くならないと
勤労意欲が湧かないほどであり、
そこは子役時代には良くしてもらった
親父ゆずりといえる。
それでも司会業のみならず子役養成まで
行うバイタリティーは、家族構成上
末っ子ならではのものだろう。
坂上忍は困難を乗り越えてなお
子役時代さながらにテレビで精力的に
活躍している。
参考URL
//nami-machi.net/2015/06/21/884
//aqua-journal.com/4295.html
//www.hochi.co.jp/entertainment/20161005-OHT1T50213.html
//www.inkythuatso24h.com/shinobu_sakagami-gambler
//ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9D%82%E4%B8%8A%E5%BF%8D
//ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%B5%E3%81%97%E3%81%8E%E7%8A%AC%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%B3
//middle-edge.jp/articles/I0002660
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