林家三平 初代の死因とよしこさん!?襲名のナゼ?から見つけた素敵な物語!!

昭和の爆笑王!
初代・林家三平が亡くなられたのは
1980年の事ですが、
今更のように死因についての疑問が
あるようです。

そして、
歌の『よしこさん』は実在したのか?

プラス、こぶ平兄さんも絡む
襲名についての疑問についても
探ってみたいと思います。

 

 

初代・林家三平の死因とよしこさん

 


まず、初代・林家三平の死因ですが、
病死で病名は肝臓ガンでした。

何故今更、死因が気になるのか、
理解できていませんが。

昭和の爆笑王と呼ばれた天才噺家の
54歳という若さでの逝去に、日本中が
悲しみに包まれました。

代表的なネタやフレーズもありました。

その中でも代表的なのが、
右手を軽く握ってコメカミに添えて、
『どうもすいません』と、謝る仕草は、
皆に愛されていました。

そして、歌も歌うのですが、
『よしこさん』に恋い焦がれている
様子は可笑しく、定番のネタでした。

タイトルは『好きです』かな?

伴奏に合わせて、
『好きです。好きです。好きです。
好きです。よしこさ~ん
キッスさっせてっ
いいじゃないのさっ
なぜ逃げるのさっ
キッスさっせてっ』

といったようなバカバカしい内容で
当時はこれが凄くウケていました。

元々は、
枕で話していたネタなのでしょうが。

よしこさんは、林家三平の家の
隣の奥さんの名前らしく、
実在していた可能性もあります!

要するに、インモラルな世界観の
不倫の歌なのでしょう(笑)

これを、桑田佳祐がリスペクト
していますね。

カタカナでヨシコさん。

オリエンタルな伴奏に合わせ
シモネタも織り交ぜながら、
今時の音楽が分からないとか、
『ボブ・ディラン』や
『デビッド・ボウイ』も出てきて、
笑ってもっとベイビーなんて、
自分の『いとしのエリー』のフレーズ
まで入っています。

桑田佳祐の独特の世界観ですね。

これを聴いて
初代・林家三平を思い出した
オジサン世代の方も多いのでは?

 

 

林家三平の跡継ぎの疑問

 


林家三平の跡継ぎの疑問は皆さん
同じように抱いているでしょう。

何故?兄の林家こぶ平ではなく、
弟が二代・林家三平を継いだのか?

林家こぶ平は、
九代・林家正蔵を継いでいます。

父の初代・林家三平が、あまりにも
ビッグネームになりすぎて、
各が最上級の様に感じますが、
林家正蔵の名跡は、
江戸の林家の留め名であり、
一門を指導する立場になるそうです。

留め名とは、
生涯で最期の名跡の事です。

では、事の経緯を見てみましょう。

初代・林家三平の父であり
林家こぶ平の祖父が、
七代目・林家正蔵であり、その死後、
ちょっとした騒動が起こっています。

1950年
七代目・林家正蔵が亡くなった半年後
五代目・柳家小の名跡の継承問題で、
兄弟子である五代目・蝶花楼馬楽と
弟弟子の九代目・柳家小三治との間で
跡目争いがありました。

そして、兄弟子の馬楽が負け、
弟弟子が名跡を継承する事態になり、
兄弟子にも同等の名跡を用意する
必要がありました。

そこで、その時に丁度空位であった
林家正蔵の名跡を一代限りの条件で
借り受けた馬楽は、
八代・林家正蔵を襲名しました。

当時、初代・林家三平は25歳と若く、
三平の名に愛着もあり、襲名する
にはまだ時期尚早であるとし、
快諾したそうです。

八代目・林家正蔵は時が来れば
初代・林家三平に名跡を返上する
つもりでいたが、初代・林家三平は
終生、林家正蔵を名乗る事を勧め、
死後に返上する事となりました。

ですが、またもや事件が起こります。

1980年
初代・林家三平が54歳という若さで
亡くなったのです。

死因は肝臓ガンでした。

初代・林家三平の
林家正蔵襲名が不可能となり、
この名跡は、海老名家へ返上して
八代・林家正蔵は林家彦六を
名乗るようになりました。

そして時は流れ、2005年、
七代目・林家正蔵の孫である、
林家こぶ平が、
九代・林家正蔵を襲名。

その後、2009年に、
弟の林家いっ平が、父の名跡
二代・林家三平を襲名しました。

とても素敵なエピソードですね。

 

補足として、
林家彦六は、一門の人間ではないので、
初代林家三平の没後に、名跡を返上。


初代三平の惣領弟子の林家こん平には、
正蔵・三平の名跡を継ぐ意思が
無かったために、初代三平の死後に
自分の弟子になった弟弟子のこぶ平と
いっ平に襲名させ、これを持って
「師匠への恩返しをしたい。」
といった心中であったようだ。

海老名家は東京下町。

江戸っ子気質の残る家系であり、
ビートたけしも、初代・林家三平から
若い頃に家族ぐるみで懇意にして
貰っており、ハートウォーミングな
エピソードが他にも多数あります。

因みに、二代目、三代目、という
呼び方は、故人に対して使うもので、
現存している場合は、二代、三代、
と『目』を付けないそうです。

ですから、『二代・林家三平』
が正式な呼称となります。

勉強になりました。

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