女子レスリングの川井梨紗子選手が、石川県レスリング協会の下池新悟会長から
“暴言”と、長年にわたる両親への“嫌がらせ”を受けていると告発しました。
下池新悟会長とは、どのような人物なのか?
また、周りからの評判は?調べてみました。
下池新悟石川県レスリング協会会長の経歴がヤバい!どんな人物なのか!?
“暴言”と、“嫌がらせ”を告発された、石川県レスリング協会の下池新悟会長。
どんな経歴の持ち主なのかまとめました。
下池新悟石川県レスリング協会会長とは?
石川県レスリング協会の下池新悟会長のプロフィールです。
名前:下池新悟
年齢:72歳(2019年現在)
生年月日:1946年
出身地:石川県羽咋群志賀町(旧高浜町)
出身高校:星稜高校
職業:石川県レスリング協会会長
配偶者:不明
下池新悟会長の出身高校は、石川県金沢市の星稜高校出身です。
星稜高校と言えば、野球やサッカーで有名ですが、レスリングも強豪らしいです。
高校卒業後は進学しているそうですが、大学名は明らかになっていません。
下池新悟はレスリング普及の功労者!その他の経歴も
下池新悟会長は、レスリングの普及・振興に貢献した人物と言われています。
1970年に、石川県レスリング協会常任理事就任。
1991年の石川国体では、監督として全国優勝を果たしました。
2018年には旭日双光章を受賞しています。
旭日双光章とは、社会の様々な分野における功績を称える賞です。
産業や文化の振興・発展への寄与だけでなく、地方自治における功労・適正な納税の実現に寄与した功労なども含まれます。
下池新悟会長は、長年に渡りレスリング教室を継続すると同時に、大会の開催や日米親善交流事業等を実施するなど、長年にわたりレスリングという競技を広めてきた功労者です。
また、有限会社高浜牧場の代表取締役に就任していたり、学校法人稲岡学園議員を務めています。
2019年からは、JA志賀理事に就任。
下池新悟会長はレスリング協会の会長の他にも地域産業での活動など、様々な経歴を持っていることが分かりますね。
下池新悟は女性蔑視でパワハラ!?周りからの評判は?
下池新悟会長の女性蔑視・パワハラと言われている言動はどのようなものなのか?
また、周りの関係者や一般人の評判をまとめてみました。
下池新悟の女性蔑視・パワハラ発言!本人は否定
今月27日、石川県スポーツ特別賞の贈呈式に登場したレスリングの川井梨紗子選手。
県スポーツ特別賞は県にゆかりがある、注目度の高い大会で優秀な成績を残した選手やチームに贈られます。
川井梨紗子選手は、2016年のリオデジャネイロオリンピックで金メダルを獲得。
今年9月にはカザフスタンで行われたレスリング世界選手権で3連覇。
妹の川井友香子選手と共に、東京オリンピック代表に内定済です。
彼女が受賞するのは3年連続3回目。実績を見ると当然の受賞でしょう。
しかし、喜びの授賞式後のインタビューで、突然、嫌がらせを受けたと告白した川井梨紗子選手。
相手はレスリング協会の大物・下池新悟会長だったので報道陣がザワつきました。
川井梨紗子選手は、下池新悟会長について以下のようなことを発言しています。
・「川井家には関わりたくない」と言っているのを聞いたことがある。こういう授賞式にも来ないと思う。連絡もいただいたこともない。おめでとうも言われたことがない
・今月11月に石川県内で行われた高校のレスリング北信越大会にて、「石川県にオリンピックの内定者が2人いますが、残念ながら女です」との発言があったと聞いた
・2016年のリオオリンピックの際、壮行会が開かれなかった
・激励会で、両親の前にも関わらず「とびが鷹を産む」とあいさつされた
・母・川井初江さんが募金箱を持たされ、激励会の費用を集金させられた
・「気に入らない人はクビにする」との発言をしていたと聞いた
川井梨紗子選手は、「教会を私物化しないでほしい。レスリング強化のための教会であってほしい」と訴えています。
それに対し、下池新悟会長は真っ向から反論しています。
・川井梨紗子選手の発言は事実無根で残念。孫のような年齢の彼女をいじめようなんていう気持ちはない
・「残念ながら女です」なんて、ひと言も言っていない。オリンピックに出場できるなんて、男女関係なく名誉なこと。ましてや姉妹で出られるんだから
・リオオリンピックで金メダルを獲得後、祝賀会を開いてあげようとした。しかし、川井選手の母親から「協会に世話になっていないからいい」と断られた
・リオオリンピックの時も100万円近くの金額を援助しているのに、「ありがとう」と言われたことがない
(川井選手は、100万円などもらっていないと反論しています)
・現在はジャパンビバレッジに所属する川井選手は石川県出身だが、石川県の所属選手ではない。オリンピック選手であってもそういう発言が許されるものなのか、残念
下池新悟会長は嫌がらせを受けているのはこっちの方だ、と怒っていました。
両者の言い分が食い違っています。
「残念ながら女です」発言については、会場に県高体連委員長の父・川井孝人さんがおり、「確実に聞いている」と主張しています。
また、大会に出席した他県の関係者からも証言されているので、発言はあったとみて間違いないでしょう。
また、
・父・川井孝人さんが、リオオリンピックの時に下池新悟会長から「嫁は来なくていい」と言われた
・母・川井初江さんが教えているジュニアクラブの教え子を、下池新悟会長が故意に国体に出さないこともあった
という噂も流れています。
実は、川井選手の母・初江さんは、レスリングの指導者。
石川県のレスリング協会協会には所属せず、それとは別の、金沢市の協会のみに所属しています。
川井選手が金メダルを獲得したリオオリンピックを境に、川井家と下池新悟会長の溝はさらに深まったとみられます。
川井選手は、自分だけでなく家族が苦しい目にあっていることが耐えられず、告白したのでしょう。
川井選手は28日、このタイミングで告発した理由を語っていました。
「リオ五輪の時から自分の家族が嫌な思いをしてるってずっと我慢してて、今回の東京五輪代表に姉妹で決まったことで、4年前と同じことになるのではと、また家族が嫌な思いをするんじゃないかと。なかなか伝える機会も無いので、昨日の表彰式で発言したのは良くなかったですが、タイミングが今しかなかったから言わせてもらいました。機会があれば直接お話できたら良いと思うんですけど…。戦うと言うより分かってほしいなと」
引用元:FNN PRIME
下池新悟の周りからの評判は?擁護する声も!?
Twitterでは、下池新悟会長への批判が多く見られます。
日大アメフト部監督 内田正人
日本ボクシング連盟会長 山根明
全日本テコンドー協会会長 金平昇
そして今度は、石川県レスリング協会会長 下池新悟
いつも被害を受けるのは選手たち。本当にどうにかならんかな pic.twitter.com/50sqL8uMBJ— パト(´・ω・`) (@active_active_) November 29, 2019
ここまで見ると、下池新悟会長は悪者だ!という風に思えるのですが、違った評判もあります。
一番の問題になっている「残念ながら女です」発言ですが、この発言を現地で聞いていた中には、
「男子だけの大会だったので、女だけでなく男も頑張れという意味だったと思う」と言っている人もいます。
また、川井選手の訴えは「~だと聞いている」という伝聞が多いので、本当なのか分からない、という厳しい意見もあります。
筆者としては、オリンピック前に嘘をつくメリットがないので、川井選手が言っていることを信じたいですが…。
両者の認識のすれ違いも多少はあるでしょう。
ちなみに、日本レスリング協会は「現時点では報道以上のことはわかりません」と話すにとどめ、静観しています。
同協会は伊調馨選手のパワハラ問題を受け、昨年に通報窓口を設置しており、報道後に抗議の電話が数件あったそうです。
まとめ
下池新悟石川県レスリング協会会長についてまとめました。
・下池新悟会長は、長年にわたりレスリングを広めてきた功労者
・「残念ながら女です」発言や、川井選手の両親への嫌がらせなどが問題になっている
真相をしっかりと明らかにしてほしいものです。
参考サイト
スポーツ報知
FNN PRIME