こんにちは。

最近注目されているカジノ法案に関する
記事です。

カジノ付き統合型リゾート(IR)の整備
促進のためにカジノ法案(カジノ解禁
法案)が話題になっています。

日本人の勤労の美徳が汚れると心配
されていますが、
そもそもカジノ法案とは何でしょうか。

他のギャンブルとの違いも含めてご紹介
します。

 

 

統合型リゾート(IR)整備のためのカジノ法案とは

 


カジノ付き統合型リゾート(IR)の促進
のためにカジノ法案が話題になって
います。

カジノといえば筆者が思い浮かべるのは
ギャンブラーの聖地ラスベガス、
そしてドラゴンクエストのカジノです。

海外では一般的なカジノですが日本では
賛否両論あります。

カジノ法案とは正式名称でIR推進法案
と言います。

IR(Integrated Resort)とは統合型
リゾートという意味ですが、カジノを
リゾート地に設置することが
込められているようです。

過去10年近く、カジノ法案については
議論されてきましたが2013年に初めて
国会に統合型リゾート(IR)整備推進
法案(カジノ法案)が提出されました。

カジノ法案はIR議連に提出された文書
によると、少子高齢社会で地方の
ゴーストタウン化が懸念されている中、
観光施設区域の整備を充実させるための
財源の役割を果たすことを目指している
ようです。

2020年の東京オリンピックで
海外来訪者に対して、日本の文化として
アピールする狙いもあるようです。

製造業やアニメ等、長年培ってきた文化
とは対照的に急にイメージの悪いカジノ
を日本の文化としてアピールしようと
いうのは、なかなか過激だと思います。

12月6日、なんとたったの6時間の審議
だけで賛成派多数の票を獲得したよう
です。

次項で解説しますが、可決する前から
既に賭博禁止法の根本を汚しています。

 

 

日本人の美徳が汚れる?他のギャンブルは何故いいの?

 


日本は元々、賭博が禁止されています。

「日本人の美徳が汚れる」と精神論的な
ことを言っているようですが、精神論
云々どころか、本当に悪い方向に進む
気がしてなりません。

日本(日本人)が賭博を禁止する根拠
として昭和25年11月22日の最高裁は
「国民経済の機能に重大な障害を与える
恐れがある」と挙げています。

他にも勤労の美徳に対する懸念や暴行や
脅迫などの副次的犯罪の誘発を挙げて
います。

もし仮にカジノ法案(IR)が可決される
と、財政的には潤うかもしれません。

ただ、お金を欲しがる人というのは、
いつの時代も大多数存在しますから、
簡単に大金を集めることができた時、
日本に有数ある健全な企業や個人に
悪影響が及ぶ気がします。

何かに対して貢献した結果として
得られる対価が最終的にお金かも
しれませんが、その過程には様々な
試行錯誤や知的労働が含まれている
はずです。

それを飛ばして簡単に大金を得ることが
容易だという実績が増えたとしたら、
将来的には「どうやったら楽してカジノ
で大金を得ることができるか」という
技術力の発展だけに注力する輩が
出てくるに違いありません。

時間をかけて手に入れたお金以外の
付加価値を失う危険性があると思います。

もちろん、自己責任かもしれませんが、
日本には既にギャンブル依存症が
約536万人いると言われています。

カジノを発端として、お金以外の強い
刺激の追求先として違法なくすりや犯罪が
今よりもっと流入しやすい世の中になる
ことが容易に想像できます。

ちなみに競馬、競艇、競輪、宝くじ、
パチンコ等は一般的に公営ギャンブルと
呼ばれ、特別法がそれぞれに定められて
いるため合法です。

むしろ既に昔からある、これらの
公営ギャンブルを日本の文化として
提供すれば良いと思うのですが、
あえて大きなリスクを犯してまで、
地方にカジノを設置しないと集客
できないのでしょうか。

もっと健全な方法があると思います。

 

まとめ


いかがでしょうか。

近年、インターネットやSNS、
スマホアプリなどの進歩によって
オンラインカジノの摘発事件も
増えつつあります。

誠心誠意社会に貢献できない人達が
大金を簡単に集めることができる
世の中は危険です。

もし可決された場合、慎重に特別法を
設置されるべきでしょう。

SAT

おすすめの記事