豊洲問題とは?わかりやすく解説!責任者は誰だ?【今さら聞けない】

豊洲問題って?責任者は?
そんな疑問をわかりやすく解説します。

小池百合子氏が都知事に就任し、
築地市場から豊洲市場への移転の延期を
発表しました。
小池氏の都知事就任前から築地市場の
移転は決定していましたが、
築地から豊洲への市場の移転が
ここまで問題になっている理由とは
なんでしょうか?

 

 

豊洲問題とは?

 


豊洲問題とは?
移転に関して何が
問題なのでしょうか?

また、責任の所在と
責任者は誰なのかについて、
後程、わかりやすく解説します。

元々移転が決まっていたにも関わらず
延期しなければ、ならなくなった事が
問題となっています。

それでは、延期の理由とは何でしょう?

最大の問題として騒がれているのが
土壌汚染問題です。

市場、食べるものが集まっている
場所の土壌が汚染されていたら
一大事です。

 

土壌汚染


まず、
一つ目の豊洲問題とは土壌汚染です。

豊洲市場の土壌汚染について
わかりやすくまとめてみます。

移転先の豊洲市場とは元々
埋め立て地で、
東京ガスの施設が建っていました。
それが原因なのか、国の基準を大きく
上回る有害物質が検出されています。

それを解決するために、外部から
基礎工事に適した土を持ち込み、
土壌を健全化する予定でした。

いわゆる「盛り土」ですね。

ところが、いざ移転が近づいてみると、
盛り土をしていないどころか、
中が空洞のコンクリートでかさ増し
してありました。

それも予算(800億円)は
予定通りに使用しているという始末。

これが判明して、小池氏が移転延期を
決定しました。

しかし、問題や不満はこれだけでは
ありません。

 

構造


次に、
二つ目の豊洲問題とは建築構造です。

「建物の構造」について
わかりやすく書いていきます。

豊洲市場は階がいくつか
設けられていて、市場は2階から上の
部分に入るそうです。

この2階部分に
築地市場が今のまま入ると
床が抜ける可能性があるようです。

というのも、6街区の床が耐えられる
重さは、1平方メートル約700kgに対し、
築地市場で使われる「ターレー」と
呼ばれる運搬車は、トータル2tある
のです。

また、発泡スチロールに入れた魚も、
重ねると700kgを越えてしまうことが
あるそうです。

そして、豊洲問題・構造において
一番問題なのは「狭さ」です。

一般的に、魚屋に必要な間口は3mと
されていますが、豊洲市場での
割り当ては1.4mです。

マグロも通れないほどの狭さです。

また、マグロの解体や、
大型トラックの流通に必要な広さが
確保されていないのが現状のようです。

施設の下が空洞であることや
埋め立て地特有の液状化現象による
耐震性や、安全性に不安があると
されています。

 

地下水


3つめの豊洲問題とは地下水です。

床が痛むため、海水の使用が出来ない
豊洲市場では、真水の使用が必須と
なります。

しかし、地下水を使用
してしまうと、食の安全を守れないの
では、と危惧されています。

土壌汚染と水の汚染は
切っても切れない関係ですから、
土壌汚染のある土地に市場を置き、
そこの地下水の使用を
不安に思わないほうが不思議です。

豊洲問題は上記のように
数々ありますが、
やはり最大の問題は、
マスコミや小池氏の注目をもっとも
集める「土壌汚染問題」でしょう。

しかし、もう一つ注目を集めた
豊洲問題があります。

 

ゼネコン問題とは?


4つ目の豊洲問題とは、
ゼネコンに関する疑惑です。

報道でも騒がれたゼネコン問題
ですが、この疑惑が
豊洲問題の報道を一層激しく
させたのは明らかです。

このゼネコン問題とは何か?

わかりやすく説明していきます。

豊洲市場へ移転が決まり、建設会社が
きめられ、工事に着手しましたが。
ここで浮上したのが、
ゼネコン問題です。

わかりやすく言うと、東京都議が
大手ゼネコンと裏で手を結んでいる
のではないか、という疑惑です。

最近でも、
新国立競技場の建設費が高すぎると
バッシングを受けていましたが、
この豊洲問題においても、ゼネコンの
見積額が通常よりも高いのではないかと
指摘されています。

盛り土を空洞のあいたコンクリート
に変えて工事し、予算も予定通りに
使っていることから、
手抜き工事にも見えてしまいます。

しかし、
建設関係者や専門家のなかには、
建物の下をコンクリートの地下室で
代用する事は問題がないという
声もあるようです。

安全面と予算についても、
コンクリートに変わったからといって
問題があるわけではないそうです。

では、何がこの豊洲問題を
ここまで大きな事態に
させたのでしょう?

小池氏は
「東京都が行う報告と実態が違う」
ということを一番問題視しています。

すでに地下のコンクリートの空洞部分
には、水が入り込んできているとのこと
ですが、この入り込んだ水は
東京都などの調査によれば、安全性に
問題なしと出たそうです。

また、このように進入してきた水や、
将来の汚染問題に対処することを想定
して地下を空洞のコンクリートに
したのではないかという
専門家もいます。

土壌汚染が問題なのはもちろんですが
小池氏が問題視するとおり、
報告と実態が違うことが一番の問題
かもしれません。

事実が把握できなければ、
指示を出すことも、批判も
できませんから。

 

 

責任者は誰?

 


豊洲問題のは何かについて
解説してきましたが、
この問題の責任者とは誰なのでしょう?

小池都知事には豊洲市場の工事の
内容が伝わっておらず、前都知事の
舛添氏・猪瀬氏・石原氏にも
伝わっていなかったとのことです。

豊洲市場の開発に関わった企業は
17社ほどで、設計は日建建設が担当
しました。

以下に主な8社を記載します。

・大成建設
・鹿島建設
・竹中工務店
・戸田建設
・大林組
・飛鳥建設
・東亜建設工業
・大日本土木

豊洲市場の工事の発注をした
内田茂氏が豊洲問題の
責任者であると言われています。

盛土の施工状況などの監督は内田氏
が担当していて、、
監督していたにも関わらず、
予定の盛り土がコンクリートへ変更
され、
変更も報告されていないとなると、
怪しさは満点ですが、
真偽は分かっていません。

責任者や責任の所在となると
「わかりやすく」とはいかないですね。

小池氏が「退職者を含む歴代市場長や
幹部職員について、個人の特定など
行政監察手続きを進め、懲戒処分などの
対応をとる」と述べていますので、
責任者が明らかになるのを待つしか
無さそうです。

責任を追及する姿勢の表明は
少し以外でしたが、
女性の強さにも見えます。

移転を延期することで、
維持費に1日700万円かかるとの
ことですので、
出来る限り早く解決することを
願います。

あまり長引くと新たな豊洲問題として
取り上げられてしまいそうですね。

sakura

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