子供向けの熱中症対策!学校側の対策とサッカーなどスポーツへの配慮について!

2018年7月17日、愛知県豊田市の
男子児童が校外学習の際、熱中症で
天に召されてしまった。

この様に夏になると熱中症に向けた
対策に神経を張りつめる学校は多いと
思われるが、サッカー等のスポーツを
プレイしている子供達には特に配慮が
必要だ。

子供は体温のコントロール機能も
大人のそれと比べてまだ配慮が必要で
ある為、熱中症対策は万全に
しておく必要がある。

 

熱中症で子供が失命!
学校の対策に疑問?

 


2018年7月17日、愛知県豊田市の
市立梅坪小学校の1年生の男子児童が
午前中の虫捕りの校外学習から学校に
向けて帰る途中で疲労を訴え、正午前に
意識を失い、午後0時56分熱中症により
天に召されてしまった。

同校校長によると、気温が35度以上と
予想される「高温注意情報」があった事
は把握していたが、屋外のサッカー等の
スポーツ以外の校外学習で子供の熱中症
になった前例が無かった事で、中止の
選択肢は無かったとの事であったが、
自らの判断の甘さを熱中症の子供の
親族に謝罪する事になった。

暑い日が続く中、熱中症に向けた対策は
健康の為に欠かせないが、サッカー等の
スポーツのクラブ活動を行う子供達の
熱中症対策に欠かせない物は何か?

学校でのサッカーで熱中症に!
日本サッカー協会の子供向け対策!


奇しくも上述の事故の期日と同じ、
2018年7月17日に、東京都渋谷区の
区立富谷小学校4年生の児童5人が、
授業でサッカーをした後に体調不良を
訴えたが、入院の必要も無く無事に
帰途についたが、このケースも熱中症の
疑いがあった。

炎天下では、将来の夢に向けて
スポーツの試合や練習に余念が無い
子供も少なくはないが、今の所子供の
熱中症の対策で一番進んでいるのは
日本サッカー協会である。

同協会A級コーチの高峯弘樹氏は、
合宿ではカレーやキムチを定番にする等
白ごはんが進むメニューを推している。

熱中症対策には体力アップ!
白ごはんが進むメニューを!


高峰氏によると、食事の面で熱中症に
負けない体を作るには、さっぱりとした
食事に偏って体力が落ちない様な配慮が
必要との事である。

サッカーは他のスポーツと比べても
運動量が多く、プロの選手でも試合を
終えると体重が5㎏近くも落ちる事も
ある。

それ故に激しいスポーツを行う際には、
白ごはんが進むメニューで体力をつける
事が何よりの対策なのだ。

この方針は、子供の将来の夢に向けた
体作りの面からも、本格的な対策と
言える。

上述の豊田市の熱中症の事故を受けて、
各地では学校において熱中症の発生の
危惧がある場合、サッカー他スポーツの
行事の縮小や、場合によっては中止を
検討するよう呼び掛けている。

この流れで、学校行事の運営上における
熱中症に向けたリスク管理が進む事は
間違い無いと思われるが、子供達が
暑い日が続く中で体を動かす上での
注意事項はまだ他にもある。

 

サッカー他スポーツの子供向け
熱中症対策!飲み物は温度に注意!

 


熱中症対策の為に飲み物を水筒に入れて
持ち歩いている人は多いが、水分補給の
際にはキンキンに冷えた飲み物が欲しく
なる所である事は間違い無い。

当然ながら学校やクラブで勝利に向けて
サッカー他のスポーツに励む子供達なら
尚更と思われるが、ここぞとばかりに
勢い良く極端に冷たいものを
流し込む事も、最終的に脱水を
助長させる事になる。

サッカーやその他のスポーツに打ち込む
子供達向けの熱中症対策として、水分の
摂り方をも含む細かな体のケアの仕方を
学校でも教える必要は充分にある訳で、
ここでなぜ冷たい飲み物をいっぺんに
摂ると体に悪いかを述べてみる。

脱水の予防に常温の飲み物


人間の内臓の消化器官は、体温の37度で
機能するように出来ている。

その為、熱中症対策には水分とばかりに
キンキンに冷えた飲み物をガブガブと
飲むと、消化器官が冷えて働きがセーブ
されてしまうのだ。

その事で水分が小腸から吸収される
時間が長くなって水分補給の意味が
あまり、なくなってしまうばかりか、
最悪の場合胃腸を壊して下痢になり、
脱水症状が加速する危険がある。

サッカー他スポーツをしている子供達
だけでなく、学校で全ての子供達に
向けて、生活の知恵として教えておく
必要があるであろう。

それ故に、熱中症対策として普通に
水分を補給する場合は常温が好ましいと
いう事になるが、スポーツによって
体温が上昇し、キンキンに冷えた
飲み物が良いと言うならば少しずつ
飲めば良い。

頭の為には適量の冷たい飲み物


学校や家庭では「あまり冷たい飲み物を
飲み過ぎると体を壊す」と子供を
心配する声は少なくは無いと思われるが
場合によっては冷たい飲み物もアリと
いうケースもある。

サッカーのみならず野球といった
スポーツでも状況判断や将棋で言う
「読み」が必要な場面は少なくなく、
その状況に向けて頭と神経をクリアーな
状態にするのには、「冷たい飲み物」は
打って付けなのだ。

しかし飲み過ぎると体が重く感じて
しまうので、上に述べた様にごく少量に
留めておく事は忘れない方が良い。

このようなバランス感覚も、学校で
子供達に教える必要性があるであろう。

しかし一番大切な事は、子供達に向けた
究極の熱中症対策は、上述の高峰氏に
よれば、食生活でバランスを崩したり
睡眠不足にならないといった、普段の
習慣が大切であるとの事である。

 

まとめ

 


サッカーの夏大会では、WBGT(熱中症の
危険度を示す暑さ指数)を表示しながら
試合が行われており、高い数値が現れた
場合はハーフタイム以外の水分補給の
時間を設けている。

その他のスポーツでも水分補給に向けた
対策が行われており、「水は飲むな」と
いう時代はとうに過ぎている。

子供達に向けた熱中症対策は、生活の
習慣からという事を学校でも教える事
と考えられる。

参考サイト

朝日新聞デジタル
YOMIURI ONLINE
Yahho!ニュース

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