橋下徹氏のパブリシティ権の侵害で
維新の会が提訴されていたことは
ご存じでしょうか。
似たような言葉で肖像権という権利が
ありますが違いが判る人は
多くないと思います。
事例を交えてわかりやすく
調査してみましょう。
(以下敬称略)
パブリシティ権の侵害とは?肖像権との違いをわかりやすく知りたい!
カメラ付きスマホやケータイが一般的に
なってきており、一般人でも肖像権が
騒がれるようになった昨今ですが、
パブリシティ権の侵害で
維新の会が提訴されました。
両者の違いはあるのでしょうか?
事例を交えて
わかりやすく調査してみましょう。
パブリシティ権の侵害ってなに?
聴きなれないパブリシティ権の侵害
ですが、発端は「維新の会」が
「橋本徹」氏の写真を無断で
使用していた為、起きた事でした。
では、
そもそもパブリシティ権の侵害とは
どんな意味があるのでしょうか。
実は、
法律によって細かい範囲は
決められていないのですが、
自分の名前や肖像を使って
自分以外の人が
集客や経済的な効果を利用する事から
自分を守る権利を指す様です。
一般人の名前や姿を使っても
集客は望めない事が多いので、
パブリシティ権の侵害は有名人等に
使われる事が多い様ですね。
肖像権との違いとは?
パブリシティ権ですが、
何だか肖像権とよく似ている様に
感じましたが、
違いはあるのでしょうか。
肖像権とは、
自分以外の人に自分の姿を映させない
権利を指す様です。
パブリシティ権と肖像権の違いとは
主に、有名人か一般人かの違いが
大きい様ですね。
事例でわかりやすくしてほしい!
パブリシティ権と肖像権ですが、
よく似ている為、
事例を見ると
わかりやすくなるかもしれません。
有名な事例で言えばピンクレディ事件
や
中田英寿事件などが
いいのではないでしょうか。
次章で、
事例も含めてわかりやすく
説明していきましょう。
パブリシティ権と肖像権の違いをわかりやすく!
前章では、
パブリシティ権の侵害や肖像権との違い
をわかりやすく
説明させていただきました。
わかりやすく違いをまとめるならば、
パブリシティ権とは
有名人や著名人に使われ、
肖像権とは
一般人に使われる権利ですね。
更に、
パブリシティ権と肖像権の違いについて
事例でわかりやすく
説明してみましょう。
事例としてピンクレディ事件を
あげてみます。
とある雑誌でピンクレディの姿を無断で
掲載しそれに対して、
パブリシティ権の侵害で
損害賠償を請求した事件がありました。
引用:骨董通り法律事務所
この事例ですが、
一般人の姿を無断で載せていたら、
肖像権の侵害となったと考えられます。
ですが、
ピンクレディという有名人の場合では
パブリシティ権の侵害は
認められませんでした。
わかりやすくポイントを挙げるならば
注目を集めようとしたことは
考えられます。
ですが
ピンクレディの振り付けの写真だった、
写真が小さかった
読み手の記憶を思い出させるために掲載された
等、様々な理由でパブリシティ権の侵害は
認められませんでした。
これが肖像権とパブリシティ権の
わかりやすい違いではないでしょうか。
UFの場合は、ライブチケの転売対策をまともにしないのに加えて、パブリシティ権の管理についても、割とゆるゆるで、お蔭でつべには普通にライブや舞台やFCイベといった動画が沢山あるし、それが新規ファン獲得に一助になっている…という何とも皮肉な事例もある。
— 高橋順也 (@junyatakahashi) 2014年7月9日
嵐とKAT-TUNのメンバーを被写体とする写真を無断で書籍に掲載する行為がパブリシティ権を侵害するものとして不法行為上違法となるとされた事例 東京地判平25・4・26判時2195・45 主な争点は書籍掲載が原告の肖像が有する顧客誘引力を排他的に利用する権利を侵害しているか否か。
— shibaken_law (@overbody_bizlaw) 2013年11月2日
RT 著作権だけなら「引用」と「転載」で線引きができるんだけど、パブリシティ権が絡むとややこしくなるな。
SNSを使って盛り上げる戦法を取る以上、いずれは救済措置がとられる可能性も高いとは思うけど。
芸能人とはいえ生身の人間に直接関わることだから難しい。— 風待草 (@oh_spica) 2018年9月30日
パブリシティ権の侵害については、
まだまだ
浸透している感じがしませんでしたが、
そのおかげで
新しいファン等が増える事もある為、
もやもやしている人もいました。
まとめ
パブリシティ権や肖像権は
誰もが持っている権利の1つです。
侵害しやすく
侵害されやすい権利ですので、
トラブルが増える可能性が高い
と感じました。
お友達や家族等と撮影する際には、
周囲で映る人がいない様な
配慮が大切ですね。
HARU
<参考サイト>
弁護士法人クラフトマン
一般社団法人 映像実演権利者合同機構
尾崎法律事務所、他