南北首脳会談の内容!終戦宣言は茶番で統一は困難?その意味はトランプとの米朝首脳会談への土台作りか!?

朝鮮戦争の軍事行動が終わってから
65年後に当たる2018年、南北朝鮮の
首脳は南北首脳会談において
終戦宣言に調印の予定である。

北緯38度線を挟んで長らく緊張状態に
あった両国であるが、非核化の
再誓約の内容をも盛り込んでおり、
その内容が「政治ショー」じみている
様にも見える事から、
この会談は金正恩がトランプ大統領
に向けた統一に向けた茶番劇とも
取られている。

 

南北統一と終戦の為に南北首脳会談は茶番に終わらせてはならないと願う韓国国民!

 


2018年4月27日、北朝鮮金正恩委員長と
韓国文在寅大統領が南側の非武装地域で
行われる南北首脳会談で、
長らくにらみ合いが続いていた南北間の
終戦宣言に調印する。

これは、長らく続いていた南北間の
緊張状態が本当の意味で解放され、
しかもその南北首脳会談の内容は
トランプ大統領もまた望んでいた
北朝鮮が非核化する事を盛り込んでいる
もので、南北統一を掲げている
文大統領にとっては一歩前進の意味が
あるだろう。

だがこれは、その内容も虚しく
核兵器が焦点となるとも思われる
米朝首脳会談に向け、
金正恩がトランプ大統領に向けた
茶番劇に終わる公算も大きいとの声も
あり、後日また北朝鮮の得意の
「瀬戸際外交」が始まるとも
見られている。

トランプ大統領の為の茶番臭を
指摘されながらも、南北統一への
第一歩と捉えられている
南北首脳会談は、両国間の終戦を
迎えていない戦争に終止符を打つ
上でも大きな意味がある。

長い間結ばれていなかった平和条約!朝鮮戦争は解決していなかった!


1950年6月25日に始まった朝鮮戦争は、
1953年7月27日に休戦協定が発効した。

この事実は、両国間の正式な平和条約は
なされていないという意味であり、
終戦はおろか南北が統一のために
歩み寄ったという内容では決してない。

そして現在に至るまで終戦に至らず、
南北のにらみ合いが続いている事は
承知の通りである。

それだけに文大統領は終戦と南北統一が
悲願であり、トランプ大統領もまた
望んでいる非核化をも盛り込んだ
南北首脳会談に望みを託している。

この両方の実現に望みを託している
心情は韓国国民も同様で、この会談が
茶番に終わる事は当然ながら
臨んではいないとという意味になる。

南北首脳会談に望みを託しているのは、
日本人同様に北朝鮮の拉致被害に遭った
人の家族であり、彼らもまた切実に
今回の会談での進展を切実に
望んでいる。

韓国にもいた北朝鮮の拉致被害者!


1969年12月、韓国の国内便を就航中の
大韓航空機を、北朝鮮のスパイが
ハイジャックし、乗員と乗客合計50人が
北朝鮮に拉致された。

この事件は北朝鮮が国際的な批判を受け
39人が帰還を認められたが、
北朝鮮側は残りの11人は本人の希望で
残ったとして送還の要求を拒否し、
消息は不明のままである。

しかし以前には韓国から自発的に
北朝鮮に渡る人も多くいた事で、
拉致被害者もまた同一視された事と、
拉致被害者が北朝鮮のスパイの様に
言われた事で、解明がためらわれた
事情もあった。

しかしながら韓国政府はこの拉致被害の
件を北朝鮮側に質問するかどうかを
明らかにしてはいない事で、過去の
南北首脳会談同様に茶番の内容で終わる
可能性を危惧している向きもある。

過去にはこの様に人権をないがしろに
して来た北朝鮮側が、
終戦と非核化をその内容とする
南北首脳会談の席に着く意味は、
トランプ大統領の期待と
南北統一への韓国国民の期待を、
ある意味裏切らない茶番という事と
なってしまうのだろうか?

 

南北首脳会談は果たしてトランプ大統領が期待する内容と意味がある物になるか!?

 


今回、北朝鮮の非核化と朝鮮戦争の
本当の終戦宣言が内容と言われている、
南北首脳会談であるが、
南北統一に向けた意味での期待は
韓国国内でも盛り上がりを見せているが
そもそも北朝鮮には、上述の例以外でも
朝鮮戦争を含めた韓国の拉致被害者が
停戦後も多数存在していたのだ。

韓国国内では、拉致被害者の問題で
トランプ大統領に進言したのみならず
北朝鮮と闘っている日本を見習うべく、
この問題を茶番で終らせない様に、
複数の拉致被害者団体が南北首脳会談の
内容に拉致の問題を扱う様に政府に
要求した。

しかし、その他に終戦と南北統一への
意味でのステップアップを期待する
韓国国民同様に、トランプ大統領自身が
北朝鮮の茶番の内容に失望するどころか
身近な人物により南北の統一が叶わない
危険性も指摘されている。

南北首脳会談には前向きなトランプ大統領も喜んでいられるのか!?


トランプ大統領もまた、北朝鮮の
核ミサイルによる軍事行動を
いまいましく思っていたが、
この南北首脳会談は会談は
北朝鮮の非核化に大きな意味を
持つという内容のツイートをした。

しかしホワイトハウスの補佐官は、
核兵器の解体に大きな進展がない限り、
外交上の圧力は解かれる事は無いとの
内容のコメントも改めて伝えている。

ましてや終戦そして平和などまだ
程遠いだろう。

しかし北朝鮮にとって最大の貿易国は
貿易額が9割の中国であり、この威嚇は
悲しいかな茶番にも等しいものである。

確かに北朝鮮は、トランプ大統領側の
以降を汲むかの様に核実験の「凍結」を
公表しているが、これは南北首脳会談の
後の統一へのステップを意味する様に
見えるが、実際にはそうではない。

終戦と統一に向けた
南北首脳会談が茶番に終わる可能性を
大きくする懸念は、以外にも
トランプ大統領の近くにいる人物とも
言われている。

南北統一への障害はトランプ大統領の身近にいる!?


アメリカの国家安全保障担当大統領
補佐官のジョン・ボルトンが、
北朝鮮の非核化に進展が見られない
トランプ大統領が交渉のテーブルを
立ち去る事を期待している事が
とある元政府高官によって
明らかにされている。

そして彼は、ボルトン補佐官は韓国側が
南北首脳会談における統一への進展に
期待を寄せているにも関わらず、
この会談の内容が茶番だと
言わんばかりに、金正恩始め北朝鮮側は
アメリカをバカにしている連中だと
説得する事を目的にしている事も
コメントしている。

しかし金正恩をそれをも
想定に入れている様で、
もしアメリカが本腰を入れて軍事行動に
本腰を入れれば、非核化の内容と
終戦の意味を持つ南北首脳会談に希望を
託している韓国はアメリカから離れ、
上得意である中国やロシアにも誠意を
示せると、政治ジャーナリストの
フレッド・カブラン氏は述べている。

つまり、金正恩の思うツボにはまると
いう事なのだ。

過去には、アメリカは北朝鮮の交渉に
何度も失敗しており、金正恩の非核化に
対して信用の目を向けていない。

それだけに今回の南北首脳会談に対して
も、韓国側の悲願に対する期待が大きい
中で、茶番の声も大きいのである。

 

まとめ

 


朝鮮戦争が停戦以来、韓国と北朝鮮の
両国は38度線でにらみ合ってきたが、
終戦宣言と非核化が内容となっている
事で、南北統一の意味を見出したい
韓国側はこれが茶番に終わって
もらいたくは無いだろう。

しかし拉致と軍備の交渉破棄の実績が
ある北朝鮮に対し、アメリカの政府は
未だに疑いの目を持ち、今回も茶番劇に
終わると見ている。

南北首脳会談は、金正恩流の
トランプ大統領への「瀬戸際外交」の
序章に過ぎないのであろうか?

<参考サイト>
東洋経済online
産経ニュース

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