Jアラートとは何だ?ミサイル発射の警報と時間について!

2017年8月29日午前5時58分、
北朝鮮の平壌から
弾道ミサイル1発が発射された。

その直後、全国瞬時警報システムである
「Jアラート」を通じて、
北海道や東北等の住民に避難を促した。

この威嚇射撃の意味とは、北朝鮮が
何時でも日本の主要都市や
グアムの米軍基地を
攻撃出来るという事だ。

「Jアラート」とはこの危機に短時間で
対応する警報システムである。

 

北朝鮮からミサイル発射した時
何時でもミサイル警報システム「Jアラート」が発動!
Jアラートとは何!?

 


まずは、北朝鮮からミサイル発射した時
何時でもミサイル警報システムの
「Jアラート」が発動する事と
Jアラートとは何かについて
触れて行きたい。

2017年8月29日に北朝鮮から13度目の
ミサイル発射があり、北海道の襟裳岬の
上空を通過して太平洋に落下した。

この時、日本政府は人工衛星を通じて、
「Jアラート」という
全国瞬時警報システムを通して
北海道は勿論、
北海道とは離れた東北から北関東、
新潟県、長野県にかけて
午前6時14分に警報が発せられた。

日米韓3カ国が推定するこの
ミサイルとは、
中距離弾道ミサイル
「火星(ファソン)12」型という、
射程距離が4000km~5000kmの物だ。

これは襟裳岬経由で太平洋上に落ちたが
何度も度重なる、
ミサイルによる北朝鮮の威嚇行動に、
安倍首相が厳しく非難し、
トランプ大統領と共に
北朝鮮への制裁の強化の意向を固めた。

この全国瞬時警報システム
「Jアラート」とは何かというと、
今回の様に北朝鮮からのミサイルが
飛来した際に24時間何時でも緊急情報を
スマホ等に伝達するシステムである。

ホリエモンこと堀江貴文氏は、
氏のスマホにJアラートの着信が
あった事で起こされた事を不快に感じた
旨のツイートをしているが、
「国民の安全のシステムの悪口を言う
とは何事か」「何でこんなに叩かれる
のか」との声が上がっている。

消防庁では、今回はJアラートが
何事も無く作動したと発表しているが、
上述の当該地区である
北海道えりも町や新潟県糸魚川市等で
Jアラートに伴って情報を発信する
防災行政無線等が作動しなかった。

ミサイルのコースに入っているはずの
北海道でJアラートが作動しない事が
あったとは憂慮すべき事態だが、
起こり得る事と言えなくはない。

何時かJアラートをスマホで受信した時
取らなければならない行動とは何か?

 

ミサイル発射後にJアラートの警報
からの時間で何をすべきか

 


実は北朝鮮がミサイル発射があった場合
時間を置かずに
Jアラートの警報が発動した際には、
屋外にいる場合は
近くのビル等の頑丈な建物、地下に
避難をするよう警報をする事に
なっている。

そして発射されたミサイルが
日本の領土・領海に
落ちる場合は、Jアラートで改めて
時間を待たずに警報が発令され、、
しかしもしそのような建物が周囲に
無かったら、物陰に身を隠したり、
地面に伏せて頭部を守る様に
注意を促すと言う。

その後でミサイルが落ちた時に
その場所を知らせるJアラートが
発信され、また続報がある時間まで
避難をするようにと警報があるという。

今回発射されたミサイルも上述の通り
襟裳岬の上空を通過して太平洋に落ちた
場合は、Jアラートでの避難情報の後に
落下場所の情報が発信された。

しかしJアラートの警報の指示は
現実に即した物ではないという声が、
ネット上では多く見られる。

Jアラートで配信される指示は大まかな
想定の上での定型文であって、
まずこれが現実に即していない事が
明らかになった。

上述の通り青森でもJアラートが
あったが、ミサイル発射の警報があった
時間から10~15分後には青森県庁職員が
続々と青森県庁に乗り付け始めた。

その避難をする人によると青森に地下は
殆ど無いとの事なので、
恐らくその人にとって避難場所は
青森県庁が最善だったと推察される。

ましてや都市部以外の地域での状況は
想像の通りだ。

また事前の策である「物陰に隠れる」
「地面に伏せて頭部を守る」といった
方法にも、生身で伏せても意味が無いと
いう意見も多い。

また、警報があってから
発射されたミサイルが落下する
数分間では避難の為の
時間が足りないという
声もある。

だが常日頃から戦火の絶えない
イスラエルでも避難の出来ない状況では
生身で伏せる事が一般的で、
しかもイスラエル内では警報から15秒の
時間でミサイルが着弾する地域もある。

日本国内でもそうした場合に備えて、
Jアラートも含めて見直しが必要だ。

 

まとめ

 


今日本とアメリカと韓国が経済制裁を
加えようとしていても、
北朝鮮のミサイル攻撃の脅威は未だに
衰える様子は無い。

しかしながらJアラートの警報が
ミサイル発射から時間を置かず
発動したとしても、
都市部以外で
避難が出来る頑丈な建物がある所とは
限られた場所である可能性は高い。

そうした地域でも安心して避難出来る
方法は何かを改めて考える必要がある。

参考サイト
//www.j-cast.com/2017/08/29306990.html
//www.kokuminhogo.go.jp/shiryou/nkjalert.html
//news.yahoo.co.jp/byline/dragoner/20170829-00075104/

おすすめの記事