1977年の国民栄誉賞の創設以来初めて、
2017年12月13日に囲碁界と将棋界で
前人未到の偉業を成し遂げた両雄に
この賞の受与する予定が発表された。
受賞者は井山裕太棋聖と羽生善治竜王
の二人で、正式決定後来年に授賞式を
行う予定だ。
井山裕太にはＡＩと海外のライバル
といった、彼の上を行く相手はまだ多い
が、莫大な年収を得た実力がありながら
別れる事となった嫁との離婚理由は?
井山裕太が羽生善治と国民栄誉賞?年収に見る活躍ぶりとＡＩとの勝負の行方!
囲碁界で前人未到の七冠を
2度達成した井山裕太棋聖と、
将棋で史上初の「永世七冠」を達成した
羽生善治竜王の両雄が、政府の方針で
国民栄誉賞を同時授与する
方向となった。
国民栄誉賞授与の正式な決定は、有識者
の意見を聞いた後に年内になる予定で、
授賞式は来年となる。
井山裕太、羽生善治といった両棋界から
の国民栄誉賞の受賞は、同賞の創設以来
初めてとなるが、ここでは井山裕太が
同賞を得るまでに至った経緯を
まとめてみる。
5歳の時にテレビゲームで囲碁を覚えた
井山裕太は、アマチュアの高段者の
祖父に手ほどきを受け、小学校1年時に
石井邦生九段に弟子入りし、2年生時に
全日本こども囲碁大会で優勝し、
「平成生まれのチャンピオン」として
名を馳せた。
後に彼がＡＩ（人工知能）との対局で
負けた事になるという運命の皮肉を
感じさせる様に、そのきっかけは
ゲームの機械であった。
同じく国民栄誉賞を授与される予定の
羽生善治も、小学3年時に初段となって
からは年次が上がる毎に1段ずつ昇段を
重ねた様に、少年の頃からその才能を
遺憾無く発揮していた。
そして井山裕太と羽生善治は中学卒業と
同時にプロとなり、羽生善治は多忙も
あって通信制の学校に転校して高卒と
なったが、井山裕太は高校と大学へは
行っていない。
この事からも明らかな様に、
「好きこそ物の上手なれ」を地で行けば
学歴と年収は関係無くなるという事実の
好例だろう。
正に井山裕太は囲碁一筋で生きて来て、
2015年度に手にした年収を含めた
賞金総額は、棋聖、名人、本因坊戦の
賞金も含めて囲碁界では史上最高の
1億7212万円にものぼり、平均年収が
1000万円前後の囲碁界では桁外れの
年収を手にした。
しかし無人の荒野を行く快進撃であった
という訳ではなく、2017年3月23日には
国産ＡＩ「Zen」に敗北を喫している。
ＡＩ「Zen」の正確な手は井山裕太の
上を行き、このＡＩに付加された
「深層学習」の機能の威力を見せ付け
られたのである。
ＡＩ「Zen」もまた無敵では無く、韓国の
朴廷桓（パクジョンファン）九段に
敗れている。
羽生善治と同じく幼少の頃からその才能
を発揮し、数々の賞と国民栄誉賞と
莫大な年収を得た井山裕太にも、
敵わない相手はまだいるのだ。
ＡＩと国外のライバルといったより強い
棋士がいるとはいえ、国民栄誉賞を始め
数々の栄誉と相応の年収を得た井山裕太
にも、考え様によっては年収よりも
大きなものを失った経験があるのだ。
井山裕太の嫁との離婚理由は険悪な物では無かったが、果たしてその理由とは?
井山裕太は23歳時に将棋の女流二段の
室田伊緒と結婚したが、現在は離婚して
いる。
彼と嫁であった室田伊緒は、
大阪のお好み焼きの店であった。
実は井山裕太は後に嫁となる室田伊緒と
生年月日が全く一緒で、そこから話が
盛り上がって急接近となり、2年半の
交際期間を経てゴールインとなったが、
彼の嫁との結婚生活は3年半しか
続かなかった。
井山裕太の嫁との離婚理由は彼の浮気が
原因とも憶測されたが、本当の所は
彼が対局の為に嫁と過ごす時間が取れず
結婚生活はすれ違いの連続であった事が
大きな原因であった。
前述の通り莫大な年収を稼いだ彼では
あったが、彼の仕事ぶりが嫁との
離婚理由になるという皮肉な結婚生活に
なってしまった。
それ故に井山裕太の離婚理由はすれ違い
であり、大活躍した2015年に嫁との協議
の上で正式に離婚している。
ちなみに井山裕太と嫁室田伊緒とは
気持ちの大きなすれ違いもあった様で、
井山裕太は嫁に家事をして子供を生んで
欲しいと思う一方で、嫁は将棋が強く
なりたいからまだ早いと考えていた様で
これも離婚理由の一つであった。
他にもすれ違いを感じる場面はあった様
で、井山裕太が対局を終えて帰って来て
も嫁はイベントの打ち合わせの名目の
飲み会から酔って帰宅することもあった
そうで、このストレスもまた離婚理由と
なった事は間違い無い。
ただ離婚理由に見られる救いはお互いが
嫌いになった訳では無かった事だろう。
この結婚ではどうにも出来ない離婚理由
もあり、悪手を打ってしまった井山裕太
であったが、自分の家を守ってくれる人
を慎重に探せば、今度こそ離婚理由は
無くなるだろう。
この局面でも国民栄誉賞に相応しい
好手を、周囲は望んでいる。
まとめ
20代という年齢での結婚生活では嫁の
意向とのすれ違いが離婚理由になり
破局してしまった井山裕太であるが、
囲碁界の活躍の功績で、将棋界の雄の
羽生善治と共に国民栄誉賞の栄誉に
浴する事になった。
囲碁棋士の平均年収を大きくしのぐ
年収を得る程の活躍をしてもなお、
海外のライバルやＡＩといった
勝たねばならない相手がいる。
彼の成功や失敗の経験を生かした
大局観を持って放つ次の一手は、
どの様な物になるのか?
参考サイト
//anincline.com/iyama-yuta/
//www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201703/CK2017032402000131.html
