血糖値スパイクの症状と診断について!予防や対策はどうすれば良いのか?30代からの健康危機管理!

40~50代に蔓延している
血糖値スパイク。

予防や対策は30代から
実践していきたいですね。

今回は血糖値スパイクの症状と
診断について予防と対策方法を
書いていきたいと思います。

 

 

血糖値スパイクとは?その症状と診断

 


血糖値スパイクとは、
食事を食べた後の短時間にだけ
血糖値が急上昇、
そしてまた正常値に戻る、
この現象のことを
血糖値スパイクといいます。

気づかない間に全身の血管が
痛めつけられ、
最悪の結果、突然死に襲われる
場合があると言われています。

健康診断では
異常が見つかりにくいため、
自分自身で診断することが
予防につながります。

NHKで特集がくまれ、
最新調査で、日本人の1400万人以上に
血糖値スパイクが生じている可能性が
あると明らかになりました。

血糖値スパイクの症状とは、どういった
ものでしょうか?
それを見ていきましょう。

血糖値スパイクの症状


血糖値スパイクの恐ろしさが
分かったところで、
血糖値スパイクの症状には
どんなものがあるのか調べてみました。

・血管の詰まり
例え健康診断の血糖値が
正常の数値内でも、
血糖値スパイクは、
動脈硬化や心筋梗塞を起こすほどに
血管を詰まらせる事があります。

動脈硬化が進み、やがては心筋梗塞
を起こすこともあるそうです。

胸や肩甲骨が締め付けられる違和感
を感じ、診察を受けた男性は
心筋梗塞と診断されました。

病名を聞いた男性は驚いたそうです。
それまでどんな症状も出ておらず、
健康診断の血糖値も
正常と診断され、注意したことすら
無かったからでした。

「まさか自分が?」と思ったそうです。

血糖値が正常の数値であっても、
血管を詰まらせ、大病に発展して
しまうのは、どうしてなのでしょうか。

そこには、通常の検査では発見できない
血糖値の異常が隠れていました。

・血糖値の異常
血糖値は血液中の糖の量を示すもの
ですが、
健康診断などは、食後すぐに行われる
ものではありませんので、
血糖値スパイクについて検査することが
できません。

通常計測される血糖値は空腹時のもので
これを、「空腹時血糖値」と言います。
上記にある、男性の場合、
この空腹時血糖値は正常で、
問題がありませんでした。
しかし、食後の血糖値の変化を調べる
検査では異常が見つかったのでした。

血糖値が高いと、糖尿病と診断されたり
心筋梗塞のリスクがあることは
知られていますが、
血糖値スパイク、食後短時間の血糖値
の変動によって、突然死するリスクが
高まることが分かりました。

糖尿病と診断される人は、
血糖値が高く、リスクを理解し、
予防するために自分で管理するよう
心がけます。

しかし、血糖値スパイクのような
通常の健康診断で発見できない
場合は、自分に予防や対策、
食生活の管理が必要だと気づけません

自分が健康だと思っていると、
知らず知らずのうちに血管を
痛めつけ、血管の詰まりを起こしたり
糖尿病の症状が出る前に
突然死、なんてこともあり得ます。

イタリアでの
血管の細胞を血糖値スパイクを
再現した環境に置く研究では、
およそ4割の血管細胞が
死滅することが分かりました。

ここまで知ってみると、
自分が血糖値スパイクかどうか
知りたいですよね。
ここで、血糖値スパイクを診断する
方法をご紹介します。

 

血糖値スパイクの診断


血糖値スパイクは症状も出ず、
発見されづらいことは分かりましたが
ほったらかしにしていると
予防も対策も出来ません。

血糖値スパイクはどのように調べれば
良いのでしょうか。

・75gブドウ糖負荷試験
75gブドウ糖負荷試験という
検査があります。
ブドウ糖入りの甘い液体を飲み、
30分ごと、2時間後までの血糖値を
計る検査です。

この検査は、人間ドックなどの
健康診断の項目に入っている場合
もあります。
また、希望すると検査できる
病院もあります。

近い家族に糖尿病の人がいたり、
健康診断で血糖値が高めと診断された
場合に、検査することが望ましいと
されています。
(糖尿病診療ガイドライン2016)

・血糖値スパイク簡易チェックテスト
簡易的にできるチェックシートタイプの
ものがNHKのウェブページにあります。
「NHKでは二宮利治教授
(九州大学大学院 医学研究院
衛生公衆衛生学分野)の協力を得て、
“血糖値スパイク”の危険度を自分で
チェックできる簡単なテストを
作成した」とのことです。

診断したい方は、下記のURLから
チェックテストを行ってください。
https://www.nhk.or.jp/special/kettouchi/check/index.html

 

 

血糖値スパイクの予防と対策

 


上記のチェックテストで
血糖値スパイクの危険度が高いと
診断された場合、
どのような方法で予防や対策をすれば
良いのでしょう。

血糖値スパイクの対策で大切なことは、
「血糖値を急激に上げないこと」です。
生活の中の少しの工夫で予防と対策が
できます。

血糖値を急激に上げないためには、
糖分が腸に届く量とスピードを
抑えることが重要です。

炭水化物やジュースなどを
いっぺんに摂取すると、
それだけで血糖値は急上昇します。

たとえば、いつもの昼食に
おにぎり2つと野菜ジュースを
食べていたとすると、
大量に急速に糖分が体内に吸収されて
しまいます。

この場合はおにぎりを1つ減らし、
代わりにから揚げなどを食べることで
予防と対策になります。

この時、おにぎりから食べるのではなく、
から揚げから食べることで、
胃の動きを緩やかにし、
血糖値が急上昇するのを防げます。

また、サラダのような食物繊維を一緒に
食べると血糖値の上昇を抑えられます。

ベジ・ファースト、
食事の際に野菜から先に食べたり、
タンパク質や脂質を炭水化物や糖質より
先に食べることで糖質の吸収が抑えられ
血糖値の急激な上昇を抑えられます。

食後の運動も効果的です。
食後30分以内に運動をすることで
糖質の吸収を抑えられると
言われています。
特に有酸素運動を15分程度行うと
効果的です。

まとめ


血糖値に関しては、
近い家族に糖尿病と診断された人がいる
場合や、先天的なものなど、
個人差がありますが、
血糖値スパイクは、
血糖値の数値だけでは計れません。

NHKのチェックテストで診断し、
危険度が高く出た人は、
病院で検査することを考えてみても
いいかもしれません。

また、予防や対策については、
食生活と食べ方を意識改善して、
体を健康に保ちたいですね。

食後に限らず、
適度な運動で体だけではなく、
体内も鍛えましょう。

あらゆる病気に言えることですが、
ストレスによって、体の不調が起こり、
そこから血糖値スパイクが
発症することがあるかもしれません。

自分のことに無関心な人も多いかと
思いますが、時には自分の体や
心の声を聞き、労わりましょう。

血糖値スパイクのように陰から忍び寄る
病気は少なくありません。
症状が出てからでは遅いのです。

心身ともに健康な状態が最良ですから、
面倒くさがらず、健康管理したいですね。

sakura

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