夏バテとは何か?原因と9月に症状が出る理由!分かりやすく説明します。

8月下旬に入り、厚生労働省が発表
している熱中症入院患者数は、ピークの
7月中旬~下旬と比べるとかなり減少。

熱中症は落ち着いてきたと言える。

しかし、夏場の体調不良は熱中症
だけではない。

「最近食欲が無い…」
「体がだるい…」と言えば夏バテ。

今回は、そんな夏バテとは何か、
その原因や症状について改めて
説明しよう。

また、9月に夏バテが多いとされる
理由も、近年の傾向から考えてみた。

 

 

 夏バテの原因や症状とは何か?

 


本当に厳しい暑さとは今年の夏のこと
を言うのだろう。

今年の暑さは「災害」と言われるなど、
何かと猛暑が話題となった。

もうすぐ9月に突入するが、まだまだ
残暑が厳しい地域が多く見られる。

今回は、そんな夏に多く見られる体調不良
「夏バテ」について調査した。

それほど珍しくもなく、熱中症と比べると
緊急度も低い為、原因や症状について
深く考えられる事もない夏バテ。

しかし、近年では夏バテが起こる原因や
症状にも少し変化が出て、暑さピーク時
よりも9月に夏バテが増えている
ようなのだ。

その変化とは何か?調査した。

 改めて「夏バテ」とは何?


まずは、改めて夏バテとは何かを
説明しよう。

実は、夏バテは医学的に定義されている
ものではない。

一般的には、夏場に感じる体調不良のこと
を「夏バテ」と総称していると言う。

確かに、夏バテかも?と思った理由を
改めて聞かれると

「何となくだるい…」
「何となく食欲がない…」

等、はっきりした症状は言えないものだ。

夏バテとは、実は非常に曖昧なもの
だったのだ。

 夏バテの症状や原因は?


では次に、夏バテが疑われる症状について
説明しよう。

夏バテの代表的な症状は以下の通りだ。

●全身の疲労感、倦怠感
●無気力、イライラ
●食欲不振
●ふらつき
●下痢、便秘

前述したように、明確に定義されている
ものではない為、他にも個々によって
症状は微妙に変わってくる。

人によっては頭痛や発熱やめまいを
引き起こすこともあると言う。

それでは、夏バテを起こす原因は何か?

その原因は大きく分けると3つだ。

① 高温多湿の環境で体力を消耗するため
② 暑さで食欲低下し栄養不足に陥るため
③ 自律神経の乱れのため

一般的に思い当たる夏バテの原因は
①と②かもしれない。

暑さによって何かと水分や塩分が不足し
脱水症状になり体が思うように動いて
くれないという原理は最もわかりやすい。

又、猛烈な暑さで食欲が低下することも
多くの人が経験していると思う。

意外だったのは、自律神経の乱れである。
何と近年では、自律神経が乱れることに
よる夏バテが一番多いとも言われて
いるのだ。

そしてその事が、9月に夏バテが多いと
言われることにも繋がってくる。

次の章でその件について説明しよう。

 

 

 夏バテは9月にも多い?その理由が気になる

 


前章で、夏バテが起こる3つの原因
について説明した。

ここでは、9月にも夏バテが多いとされて
いる理由について調査していきたい。

一般的に夏バテと言えば、暑さのピーク時
を想像するだろう。

今年で言えば、猛暑猛暑と連日報じられた
7月中旬頃から最近にかけてだ。

しかし、実際に9月の夏バテは近年増えて
きているようなのだ。

その理由とは何なのだろうか?

 近年9月に夏バテが多い理由には自律神経が関係?


前述した夏バテの原因の中でも、
9月の夏バテの原因は「自律神経の乱れ」
であることが多いと言う。

自律神経は内臓や血管をコントロール
している為、一度乱れると体内環境を
整える機能全般が滞ってしまう。

そうなると倦怠感や疲労感では
おさまらず、発熱・頭痛・めまい・下痢
など様々な器官に支障をきたしてしまう
という事なのだ。

それでは、自律神経の乱れは何故起こる
のだろうか?

一番大きな要因は「冷房による冷え」だ。

人間の体温調節機能から考えて、室内と
室外の温度は5度差以内に抑えると良い
とされているそうだが、近年猛暑ピーク時
の気温は35~40度。

5度差に抑えていては、室内でも熱中症に
なってしまう。

その為、やむを得ず外と中での温度差が
大きくなってしまうのだ。

二番目に大きな要因は
「熱帯夜による睡眠不足」。

今年は特に夜中になっても30度を
下回らない日が続き、数時間タイマーを
かけただけでは寝苦しかった人も
多いだろう。

そんな日々が続いてリズムが崩れれば
当然自律神経も乱れてしまう。

自律神経がおかしくなってしまうと、
それによる体調不良は長引くことが
多い。

その為、暑さのピークを過ぎた9月から
夏バテを訴える人も増えるのだ。

更には、秋口になって少し涼しくなって
きたにも関わらず、冷房の設定温度を低い
ままにしておくことも、夏バテ悪化の
原因になる。

 自律神経を整えるためには?


では、自律神経を整えるためには
どうすれば良いのだろうか?

そもそも自律神経が乱れてしまうのは、
元々あるべき生活リズムから外れている
からだ。

室内と室外の温度差が大きいことも
その一つと言える。

しかし、自分の命を守るためにも温度差を
縮めるのは難しい。

そう考えた時、私たちに出来ることは
規則正しい生活をするという基本的な
ことになってしまう。

●朝起きたら太陽の光をしっかり浴びる
●朝食に酵素(生野菜等)や発酵食品
(納豆・味噌等)を取り入れる
●39~41℃くらいの朝風呂に浸かる

等、朝どのように活動するかがポイント
になるようだ。

朝は仕事でバタバタしている人も、元ある
リズムに自分の体を戻してあげる事を意識
すれば、9月に入っても夏バテに負けない
体をキープできるかもしれない。

関連記事:
夏バテ症状簡単チェックで治す!

 

 

 まとめ

 


今回は、誰もが陥りがちな「夏バテ」
について調査した。

暑さのピーク時は毎日のように熱中症の
注意喚起がされていたが、そちらにばかり
気をとられていると冷房の影響で
いつの間にかバテてしまう。

私たちの体はそこまで器用には
出来ていないということがわかった。

暑さで外に出る気にならない、
やる気が出ないという時こそ、
規則正しく爽やかな生活を心がけたい。

miya

<参考サイト>
livedoor news
厚生労働省
全国健康保険協会

おすすめの記事