若い頃はバラエティー番組で
外国人タレントとして活躍していた、
米国弁護士のケント・ギルバートさん。
今回は、そのケント・ギルバートさん
について紹介していく。
近年は右翼だとも囁かれているが、
その理由は何故だろうか。
また、当初の来日理由がモルモン教の為
だったという噂や、
現在の家族の話にも触れる。
(以下、敬称略)
モルモン教で来日のケント・ギルバート!若い頃や家族
ケント・ギルバートについて詳しく
ご存知の方はもう少なくなっている
かもしれない。
ケントギルバートは、主に1980年代、若い頃
にテレビ界で活躍していた人物だ。
現在では、以前のように頻繁にはメディア
に出ておらず、どちらかというと
「右翼のケント・ギルバート」として話題
になることが多い。
そもそも、ケント・ギルバートは何故来日
したのだろうか。
来日理由として「モルモン教があったから」
と話があがるが、モルモン教とは
何だろうか?
文章前半では、ケント・ギルバートの
若い頃の来日から活躍までのプロフィール
や、現在の家族についてまで紹介。
日本歴が長いようだが、日本人の家族が
いるのだろうか?
文章後半では、右翼だと言われている理由
や、勃発中の騒動について調査した!
ケント・ギルバートのプロフィール
まずは、ケント・ギルバートの
プロフィールを紹介しよう。
ケント・ギルバート
生誕 Kent Sidney Gilbert
1952年5月25日(66歳)
アメリカ合衆国 アイダホ州国籍 アメリカ合衆国
職業 カリフォルニア州弁護士
外国人タレント
俳優
著作家引用:Wikipedia
もう還暦を過ぎているケント・ギルバート
だが、最初に来日したのは1971年。
年齢にして19歳か20歳と随分若い頃に
来日している。
初めの来日理由は、自らが信仰している
モルモン教の布教の為だった。
モルモン教とはキリスト教の一派であり、
ケント・ギルバートの故郷であるユタ州
に本拠地を構える宗教だ。
モルモン教は第二次大戦後に日本にも伝道
し、現在日本にも十数万人の教会員がいる
とされている。
その後、ケント・ギルバートは4~5年の
間に九州や沖縄を含む複数の都市に居住し
日本という国を少しずつ知っていった。
そして、1980年に司法試験に合格した後は
法律コンサルタントとして東京に住み始め
たのだった。
しかし、それからわずか3年後の1983年。
大橋巨泉が司会を務めていた
「世界まるごとHOWマッチ」に
外国人タレント準レギュラー枠として出演
すると、若い頃の甘いマスクも功を奏した
のか一躍大人気に。
タレントとして数々のドラマやCMにも
登場する存在となった。
それから現在まではメディアでの活動は
抑え気味になったが、
現在でも弁護士、岡山理科大学客員教授、
企業経営者など幅広い分野で活躍して
いるようだ。
ケント・ギルバートに家族はいる?
若い頃はテレビでも大活躍していた
ケント・ギルバートだが、現在家族は
いるのだろうか?
調べてみると、アメリカに妻と
息子3人がいるようだ。
また、2014年時点で孫が9人!
意外にも大家族のおじいちゃんと
なっていた。
ケント・ギルバートは、自身のブログの中
で、自分にとって家族がいかに大切な存在
かを語っている。
「いちばん大切なものは家族」という
タイトルの記事の中で
「強い家族は安定した社会の基礎だ」
とも明言しているのだ。
その考え方が子供にも浸透しているから
こそ、孫達が9人も生まれているのだろう
なと想像できる。
ケント・ギルバートが右翼と言われるのは何故?
ここまでは、ケント・ギルバートの若い頃
の活躍や家族について紹介してきた。
ここから先は、現在も度々話題になる
ケント・ギルバートの右翼騒動に
注目してみたい。
今までも何度か右翼だと言われてきた
ケント・ギルバート。
2016年に出演した「ひるおび」の中では
何とアメリカ人の妻に
「日本にばかりいるから左に染まった」
と言われてしまったと明かしている。
彼がそこまで言われてしまう理由は
どこにあるのだろうか?
右翼と言われる理由は著書や様々な発言!
ケント・ギルバートが右翼と言われる理由
には、彼の発言や著書がある。
バラエティー番組などで見かけなくなって
以降は、日本の国民性について言及する
文化人としてその名を馳せることになる
のだが、その発言内容は、憲法9条や
従軍慰安婦問題など日本人にとって敏感
なものばかり。
その為、その発言内容に対して
「右翼寄りだ」などと取り沙汰されている
印象がある。
また、2017年に出版された
「儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇」
でも、日本人の道徳心を賞賛し、中国人と
韓国人については批判するような内容を
執筆している。
この本はかなり売れて話題になったことも
あり、「ケント・ギルバートは右翼だ」と
言われる大きな理由になっているようだ。
しかし一方で、
「ケント・ギルバートはあくまでも
アメリカ人であり、外国人という立場から
物申しているのだから右翼ではない」
と言う声や
「日本人が発言するとすぐ右翼と言われる
から、(外国人という)第三者の立場から
擁護してくれるのは助かる」
などの声があるのも事実である。
近日はツイッターで騒動も…
そんなケント・ギルバートのツイッター
は人気があり、現在何と15万人以上の
フォロワーを抱えている。
この事からも、日本人がどれだけ
ケント・ギルバートの発言に興味を
持っているかが伺える。
そのツイッター内で、とある騒動
が起こっていたのでその内容を
簡単に紹介しよう。
事の発端は、2017年6月に
ケント・ギルバートが呟いていた
WGIP(ウォーギルトインフォメーション
プログラム)についてのツイート。
ちなみにWGIPを日本訳すると
「戦争についての罪悪感を日本人の心に
植えつけるための宣伝計画」となる。
当時のツイートは以下の通りだ。
GHQが日本人に自虐史観を植え付けた占領政策「WGIP(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム)」は歴史的事実です。デマや陰謀論だと思っている人は一次資料を読んで下さい。なぜ産経以外のメディアはWGIPを未だに報じないのかな?https://t.co/BApJFPiQLd
— ケント・ギルバート (@KentGilbert01) 2017年6月24日
というものだった。
それに対し
「日本人はGHQが植え付けた占領政策『WGIP(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム)』の自虐史観に今なお洗脳されたままである」という言説を語れば語るほど、日本人は愚かで知的能力が低い国民であるという「自虐史観」になってしまう矛盾に気づいておられますか? @KentGilbert01
— 山崎 雅弘 (@mas__yamazaki) 2018年8月14日
と1年越しにコメントした人がいた。
するとケント・ギルバートがそれを
リツイートし猛反論を開始したのだ。
話はさらに飛躍し、
「愛国心という言葉に抵抗を感じるのは
日本だけに見られる異常性であり、
愛国心を持っていると言うことは
何も悪いことではない」
というケント・ギルバートの意見が
またしても「右翼だ」と批判され、
収拾がつかなくなった。
そして、最終的には
「怒られたから、もう寝ます(笑)」
というケント・ギルバートの一言で
締めくくられていたのだった。
何故今更このような論争が始まったのかは
わからないが、この二人のやり取りに
多くの人が関心を持ち、リツイートや
返信で大いに盛り上がっていた。
この一件からも、ケント・ギルバートが
何かあるとすぐに「右翼だ」と騒がれ
話題になる理由は、発言そのものだけ
ではなく、反論してくる人間に屈しない
その姿勢も関係しているのかも
しれない、と感じた。
まとめ
今回は、現在も多方面で活躍中の
ケント・ギルバートについて調査した。
様々な敏感な話題にも鋭く切り込んでいく
だけに、やはり批判や反対派も多いようだ。
しかし、彼の家族のエピソードからも、
心根はあたたかく優しい人物なのだろう
という事が伺えた。
更に、彼の著書が売れていることや
メディア露出が少ないにも関わらず
フォロワー数が多いことも、
国民の関心度が高い事を
物語っているのではないだろうか。
miya
<参考サイト>
Wikipedia
ケント・ギルバートオフィシャルサイト
Twitter