靖国神社に真榊奉納する意味とは!?【安倍首相】

安倍首相が靖国神社へ
真榊の奉納をしました。

世間をにぎわすニュースですが、
真榊を奉納することにどんな意味が
あるのでしょうか?

靖国神社への真榊の奉納は春と秋に
行われる例大祭の時にしかできません。

その分重要な意味が込められている
ように思えますが、それはいったい
どんな事なのでしょうか。

真榊とは?奉納の意味とは?
詳しく解説していきます。

 

 

靖国神社に真榊奉納する意味とは?

 


まず、真榊は「まさかき」と読みます。
普段の生活ではあまり耳にしませんよね

真榊とは一体何なのでしょうか。

また、真榊を奉納することには
どんな意味が込められているのか
みていきましょう。

 

真榊とは?


真榊とは、神事の際に祭壇の左右に
立てる神具(祭具)のことです。

神棚用の真榊は緑、黄、赤、白、青の
五色の絹で幟(のぼり)ができていて
カラフルです。

その他にも、黄と白の二色の葬祭用
「葬祭用大榊」や
全体が緑の「神社教会用真榊」も
あります。

また、安倍首相が奉納した真榊は、
榊の鉢植えでした。

これも同じく真榊と呼ばれるもので、
奉納する際に、奉納者の名前の入った
木の札をさし、紅白の襷のようなもので
装飾された、神前に供える用の
榊の鉢植えです。

ニュースなどで一度は目にしたことが
あるかもしれません。

また、真榊の左右では
かかっているものがそれぞれ違います。

その装飾に意味はあるのでしょうか。

 

真榊の装飾や神器の意味とは?


真榊の幟の先端には「繁栄」の意味が
込められ、榊(サカキ)
という植物が立てられています。

・榊

榊とは、神事に用いられる常緑樹の
総称です。

常緑樹には、松・杉・椎・樫・樟・椿
などがありますが、榊として知られる
ツバキ科のサカキは、寒い地域では
育ちにくく、松や杉などの常緑樹が
代用として用いられていたそうです。

また、榊という漢字は日本オリジナルの
漢字、国字です。

「神の木」一目で本質が伝わりますね

これには、諸説あるようですが、
神の聖域と人間の住む世界の堺を示す木
「堺木(さかいき)」や、
栄える木「栄木(さかき)」が
転じてできたとされています。

古くから神社での神事などに用いられ
ているそうですが、
神棚に榊をお供えするのは日本独自の
文化だそうです。

次は、真榊にかけられた神器について
です。

・神器

左の真榊には三種の「神器草薙の剣」
右の真榊には「八咫鏡」「八尺瓊勾玉」
がかけられています。

これは決まりごとのようですが、
かけられた三種の神器には、
「平和」と言う意味が込められている
そうです。

・五色絹の幟

「陰陽五行説」に沿って色分けされ、
天地万物を構成する5つの要素、
「木・火・土・金・水」を表している
そうです。

真榊については分かりましたが、
靖国神社へ真榊奉納すること自体には
どのような意味があるのでしょう。

 

 

真榊奉納の意味とは?

 


靖国神社への真榊奉納の意味とは?

真榊奉納の意味は、そのままで、
「神社へ真榊を供えること、
あるいは、真榊料(御榊料)の名目にて
金銭を納めること」です。

また、真榊奉納は神事への参加を意味
するそうです。

靖国神社の例大祭は、
天皇陛下の勅使が天皇陛下からの
供え物を届けるような重要な祭祀です。

本来ならば内閣総理大臣は参拝すべき
という意見も多くあるようですが、
中国や韓国への配慮によって、
参拝する代わりに、真榊奉納という
形をとっているようです。

2013年に靖国神社を参拝した際に、
大きな話題となり、海外から非難も
ありました。

国際的な立場と、日本国民を代表する
者としての立場の板ばさみの結果とも
言えますね。

国民へ、日本国民として、日本国民の
代表としての自分をアピールする
意味合いが込められているように
感じます。

他国の非難を恐れないでほしい、と
いうのが日本国民としての思いなの
かもしれませんが、2013年以来
参拝していない安倍首相の再度の参拝は
あるのでしょうか?

sakura

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