裁量労働制の悪用とは?残業代が出ないなどブラック企業の自由な解釈が怖い!!

安倍総理の国会答弁で一気に
注目された裁量労働制。

その裁量労働制の悪い側面は
悪用され易いという事である。

言い換えれば、ブラック企業に
良い様に悪用されて残業代が
出ない等の事案が多発する事。

そんな裁量労働制の悪用とは何
なのか実例を交えながら検証しよう。

 

裁量労働制の悪用の実例とは?ブラック企業が残業を出さない!?

 


今国民の注目を集めているのが
裁量労働制という働き方だ。

この裁量労働制とはみなし労働
制の一つであり、この裁量労働制
では実際の労働時間に関係無く、
一定時間働いたとみなす事。

つまり、成果を素早く生み出せる
労働者すかられば裁量労働制とは
無駄な時間を過ごす事無く、
早い時間で会社を後に出来る働き方。

しかし、世の中にはブラック企業も
多い訳でそんな裁量労働制を悪用
しようという企業も少なく無い。

そんなブラック企業の悪用の
一例とは、例えば残業代が
出ないという事例が良くある。

裁量労働制を悪用されて残業代が
出ないというブラック企業の事例を
踏まえて、その実態を探ってみよう。

裁量労働制を悪用したブラック
企業が残業代を全く出さない
という2つの事例を紹介しよう。

1件目は、あるゲーム会社
での悪用事例である。

ゲーム会社に入社をしたBさんは
裁量労働制により1日10時間8分を
みなし労働時間として契約。

しかし、その実態とは非常に
恐ろしい物で、その契約時間を
超えての労働をさせられた。

しかも、裁量労働制の契約には
当て嵌まらない種類の仕事も
次々やらされた。

その結果、Bさんの残業時間は
100時間というとんでもない
時間に上ってしまった。

しかし、Bさんに対しそのブラック
企業から残業代は一切出ない。

なぜ残業代が出ないかと言うと、
あくまで契約労働時間は
一日10時間8分と裁量労働制の
契約を交わしたからだ。

つまり、このブラック企業は
裁量労働制を企業だけに都合が
良い様に悪用をした。

立場の弱いBさんを良い様に
使っただけなのだ。

別の悪用事例を見ていこう。

大手外資系企業に入社をした
Cさんは入社間もない時期にも
関わらず昇進をする事に。

その際に、何の事か良く分から
ずに裁量労働制の契約書に
サインをしてしまった。

しかし、これが地獄への
入り口だったのである。

昇進した事で額面の基本給は
上がり良さそうに見える。

だが、前の月と同じ80時間
程の残業をしていたのにも
関わらず給料は下がる事も。

これはCさんに残業代が
全く出ないという事である。

即ち、このブラック企業もまた
裁量労働制を悪用して、残業代
というコストをカットしたのだ。

会社のコストを抑える為に
労働者を良い様に使うとは
何とも姑息な手段である。

 

ブラック企業による裁量労働制の悪用は分かっていた!?

 


世の中に多数存在するブラック
企業は労働裁量性を悪用
している例も少なくない。

その一例が、残業代が
出ないという事例である。

かなりの残業をしたのにも
関わらず一切の残業代が出ない。

ブラック企業は労働裁量性の
みなし労働を悪用して、契約
時間外の残業をサービス残業と
見なして一切の残業代を出さない。

労働者をここまでコキ使うとは
非常に卑劣極まりない。

とは言ったものの、この裁量労働制の
欠点に気づくのは導入前でも非常に
容易い事だったのでは無いだろうか?

確かに、仕事をバリバリこなせる
人であれば、少ない時間で成果
さえ出しておけば早く会社を
後にする事も出来るし、その時間を
自分の好きな事に費やす事が
出来る訳である。

だが、世の中その様な
人ばかりでは決してない。

そんな人達をターゲットに、
一見好条件に見える裁量労働制
の良さをチラつかせて、何と無く
契約をさせて労働者をコキ使う。

この様な悪用方法は直ぐ
にでも分かる事である。

ブラック企業は労働者を如何に
少ないコストで最大限働かせる
事が出来るかという事に注力を
している訳である。

そんなブラック企業の悪質な
体質を理解しているのならば、
裁量労働制もまた悪用される
可能性は高い訳である。

裁量労働制は、その抜け道を
発見したブラック企業によって、
これでもかと悪用されている。

何とも皮肉な事である。

 

まとめ

 


裁量労働制では恐らく
ワークライフバランスを
最大限化出来ない。

また、別の新しい働き方が
必要なのである。

参考
弁護士ドットコムNEWS
Yahoo ニュース

おすすめの記事