時事通信が今月8月の3-6日に行った世
論調査によると、次期総理にふさわしい
人物として現職の安倍晋三を抑え、1位
に輝いたのは石破茂になった。
世論としては、石破茂に是非総理になっ
て欲しいという意見が多いが、実際の
所、石破茂は総理になれないという意
見もある。
それには派閥が関係しているとも言われ
ているが。。
また、「都民ファーストの会」の特別顧問
の小池百合子との連携もあり得るようだ。
実際小池百合子は前回の総裁選で石破茂
を応援していたので、今後二人がタッグ
を組んで、ポスト安倍を睨んだ動きも予
想される。
そんな石破茂の今後のポスト安倍の動き
等見ていきたい。
（敬称略）
石破茂は派閥の壁やメンバー不足が原因で総理にはなれない？安倍晋三の後釜は狙えないのか？
安倍晋三が首相のポストから外れた後の
動きを見据えて、水面下で石破茂が動い
ている。
石破茂は首相になるべく根回しに取り掛
かっている最中だ。
安倍晋三の内閣のメンバーにはならず、
自らの派閥を作るなど、党内での影響
力を高めようと動いている。
そんな安倍晋三のポストを狙う石破茂
だが、待望の総理にはなれないのでは
ないか？という声もある。
その意見としては、石破茂は党内で票
を得られないという意見だ。
確かに、国民の世論では人気なのは間
違いないのだが、党内での世論はまた
別物。
国民の声だけでは、総理にはなれない
のだ。
そもそも石破茂は2015年に自身がトッ
プを務める派閥を作ったのだが、その
メンバーは石破茂を含め19名。
派閥のメンバーだけでは総裁選の推薦
の必要人数である20名に達していない
のだ。
という事は、石破茂はまず総裁選に出場
するために、派閥のメンバーを増やす、
または他の派閥と連携をしていかなけれ
ばならない。
そうしなければ、総理になるための戦い
の土俵にも上がれないし、候補者にすら
なれないのだ。
だがしかし、そもそも石破茂の派閥は党
内の中では小規模な派閥なのだ。
メンバーの数で言っても、一位の派閥は
安倍晋三が所属する細田派の派閥で、そ
の数97名。
石破茂の派閥のメンバーと比べて、約5
倍の規模感なのだ。
この派閥の壁が、石破茂が総理にはなれ
ないという大きな理由だ。
派閥というのはやはり党内の勢力図で、
その派閥の影響力は計り知れない。
派閥の壁を壊さない限り、総理にはなれ
ないと考えてもいいだろう。
党内では少数メンバーで構成されている
石破茂の派閥の存在感どうしても薄いの
で、総理にはなれないのではないか？と
どうしても思えてしまう。
声が大きい派閥が総理のポストを勝ち取り
声が小さい派閥は総理のポストには手が届
かず、結果総理にはなれない。
総理としての世の中の支持率は低くなって
しまったものの、派閥の影響で党内におい
て安倍晋三への支持率は依然として高いの
が現状である。
石破茂とその応援者小池百合子でポスト安倍を勝ち取れるのか？
党内の派閥だけで見てみると、石破茂は
総理になれないのではないか？とどうし
ても思えてしまう。
だが、石破茂は政界の新風と手を組む事
で、総理の座を狙おうとしているのでは
ないか？という意見もある。
その新風とは東京都知事であり、「都民フ
ァーストの会」特別顧問である小池百合子
である。
小池百合子は2012年の総裁選で、石破茂
の応援をしていた事もあり、両者の関係は
良好である。
小池百合子の国民からの支持率は非常に高
く、先の都議会選挙でも自民党を大差で打
ち破った事も記憶に新しい。
そんな小池百合子、過去に石破茂を応援し
ていたのは事実だ。
小池百合子は国政への進出を考えていると
いう噂もあり、その協力者として過去に応援
をしていた石破茂と組むのではないか？とい
う話もある。
しかし、石破茂の発言から見るに、その連
携に対してはかなり慎重姿勢なようだ。
石破茂はやはり今の自民党に責任感を持っ
ていて、あくまで自民党議員として総理の
座を狙う事を考えているように見える。
小池百合子が、石破茂との連携をどこまで
考えているかは不明だが、両者の政治的な
スタンスが完全に一致をしない限り、連携
はあり得ないのかもしれない。
だが、過去に応援をしていたという事から
似たような政治スタンスは有していると思
うが。
また、次回開催される総裁選でも小池百合子
は石破茂の応援者になるのだろうか？
果たして。。
＜参考＞
//mainichi.jp/articles/20170721/ddm/005/010/143000c
//headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170810-00000077-jij-pol
//news.nifty.com/article/domestic/society/12205-28783/
