今なお、伝説としてその名を残す
歌手の尾崎豊さん。
血文字の書かれた遺書の全文を読むと、
自ら命を絶った事が判ります。
しかし、
一部のファンや、遺族の方から、
この遺書に納得出来ないという声が
当時ありました。
そんな尾崎豊さんの遺書について、
迫って行きましょう。
尾崎豊の血文字遺書!全文を読むとわかる事!
「卒業」、「I LOVE YOU」等で知られ、
「15の夜」は高校の音楽の教科書にも
採用された歌手の尾崎豊さん。
ファンで無くとも、その楽曲と
歌声は、どこかで聞いた方も多く
いらっしゃるのではないでしょうか。
26歳という若さで亡くなった事と、
最初の亡くなった原因が肺水腫と
発表された後に、違法薬物によって
亡くなった事が判明した事で、
「自ら命を絶った」
「他者によって命を奪われた」
「事故で亡くなった」
と論争にもなりました。
尾崎さんが書いたとされる血文字の
遺書全文からは、自ら命を絶った事が
わかります。
しかし、
一部の遺族やファンはその遺書に
対して疑念を持っていました。
そんな尾崎さんの遺書について、
詳しく追ってみましょう。
尾崎豊の血文字遺書全文からわかる事!
1992年に、
尾崎さんは亡くなりましたが、
遺書が全文公開されたのは
2011年になってからです。
そして、
尾崎豊さんの遺書とされている物は
実は2つあります。
1つは尾崎さんがいつも身につけていた
セカンドバックの中に入ってあった
ルーズリーフの文章。
そして、もう一つは、
妻と子に宛てた最後に血判と血文字が
ある文章。
ルーズリーフの方は、
「先立つ不幸をお許し下さい」
「さようなら」
「私は夢見ます」
という事が書いてありました。
もう一つの文書は、
「私はただあなたを愛する名の
神でありつづける。」
「皆の言うことをよく聞いて共に幸せに
なって下さい。」
引用、日刊スポーツ
と子や妻に向けた内容でした。
どちらも自ら命を絶ったという様に
思える文章だと言えますね。
尾崎豊が亡くなった事に対する公的な見解!
尾崎豊さんが亡くなった際に、
擦り傷、打撲等が全身に見られた為に、
警察は当初の行政解剖を司法解剖に
切り替えました。
事件性があると見られたという事です。
解剖の結果、判明した事は、
尾崎さんが違法薬物中毒だった事と
その中毒によって死因の肺水腫が
引き起こされたという事でした。
体中の傷等は、
他者からつけられた訳では無く、
中毒者特有の異常行動によって
ついた物でした。
つまり、
尾崎さんが亡くなった事に対する
公的な見解は自ら命を絶ったという
訳では無いが、他者に命を奪われた
訳でもないという事です。
しかし、亡くなった当時、
肺水腫による死亡のみが先に
伝えられた後に薬物の過剰摂取が
判明した為に、自ら命を絶った説と
他者によって奪われたという2つの
論調が衝突しました。
ノリに乗っていた人物が急逝すると、
公的な発表があっても疑われてしまう
という事は、現在でも多々ある事だと
思ってしまいますね。
尾崎豊の遺書を受けた遺族とファンの反応!
2011年に尾崎豊さんの遺書は
公表されましたが、遺書に疑いを
持った人は、ファンだけでなく、
遺族の方もいました。
次はそんな、
尾崎さんの遺書に対して疑念を
持った人々について見て行きましょう。
尾崎豊の遺書に納得出来ていない遺族!
2011年に尾崎さんの遺書が公開された
時に、疑念を持っていた人物の一人が
尾崎豊さんの父親である、
尾崎健一さんです。
尾崎豊さんは落ち込んでいる時に
遺書を書いてしまう事があった事を
話し、ルーズリーフの遺書も
そうだったのではないかと疑念を
持っていました。
また、過去に尾崎豊さんの兄は、
遺書の存在を否定していました。
尾崎豊さんが自ら命を絶った
という訳では無いと遺族は
考えていた事が判ります。
参考動画:
尾崎豊『太陽の破片』
from:Warner Music Japan
1988年9月12日に東京ドームで行われた尾崎豊のライブ完全版!!
「LIVE CORE 完全版~YUTAKA OZAKI IN TOKYO DOME
1988・9・12」
尾崎豊の遺書に納得出来ていないファン!
遺書が発表された後も、
遺族が納得していない事もあって、
多くのファンもこの遺書に
納得出来ていませんでした。
しかし、それも無理は無い事だと
思えます。
尾崎さんが亡くなった際に、
葬儀や追悼式に参列した人は4万人。
そして、25年以上経った今でも、
4月25日の命日になると多くの人々が
尾崎さんの眠る狭山湖畔霊園を
訪れます。
それ程の情熱を持ったファンからすると
尾崎さんが亡くなった事自体が
判ってはいるけども未だに信じられない
事なのかと考えてしまいます。
まとめ
尾崎豊さんは自ら命を絶ったのかと
言われると、亡くなってから
25年以上、経っている事もある為、
断定は出来ないです。
ただ、一つ言える事は、
彼の曲は長い年月が経った今でも、
彼を知らない若者から曲を知っている、
聴いている、そして、好きだと
言われている程に人々から愛されている
という事です。
RuRuhase
<参考サイト>
日刊スポーツ
NEWSポストセブン
Asagei plus