広島の府中町の榎川が時間差で決壊し氾濫!時間差の理由は?ナゼ今頃・・・

西日本豪雨の犠牲者が増え続ける一方、
雨もあがり晴天が続く広島県。

だが、10日午前、広島の府中町を流れる
榎川が決壊・氾濫している?!という情報
が報じられた。

一時の大雨が落ち着き、水が引くのを待つ
状態だったはずが、時間差で氾濫した理由
とは何なのだろうか?

 

榎川が決壊・氾濫!?広島の府中町が大混乱

 


10日午前、広島の府中町にある榎川が
氾濫しているという衝撃のニュースが
飛び込んできた。

周辺には一刻も早く高台に上がるよう
避難指示が出され、一時の大雨から時間差
での榎川氾濫に住民らは緊迫した状況だ。

また、一時は決壊と報じられたが、決壊
ではなく氾濫と訂正された。

その理由も解説しよう。

広島の府中町は、氾濫前、一体どんな状況
だったのだろうか?

川が時間差で氾濫する理由も文章後半で
調査してみた。

榎川氾濫の原因は?決壊と氾濫の違いも


榎川は、10日午前11時過ぎ、流木や土砂が
橋脚付近に溜まった事により氾濫したと
見られている。

正午過ぎの時点で氾濫による怪我人は出て
いないと言うが、今後の報道に注目だ。

ちなみに、当初は「決壊か」と報じられ
たが、決壊とは堤防やダムが崩れて起こる
もので、氾濫は雨などによって水が川から
溢れかえる事を言う。

今回は、土砂や流木が川の水をせき止めた
事が原因のため、決壊ではなく氾濫と
訂正されたのだ。

更に、広島の府中町がどこに位置するのか
気になったので調べてみると、何と
新幹線も通るJR広島駅から約3キロ
しか離れておらず、車では10分も
かからない地域だった。

すぐ横にはイオンモールもあり、想像より
遥かに繁華街に近い。

榎川が氾濫するとは思っていなかった人が
多く、ネット上でも驚きの声が聞こえた。

予想外の地域での氾濫だっただけに、
動揺も一際大きいだろうと予測できる。

油断大敵!避難指示解除されていた広島の府中町


更に、広島の府中町では、昨日避難指示が
解除されたばかりだった事がわかった。

以下は、7月9日に広島の府中町
ホームページに掲載されたお知らせだ。

府中町から避難指示≪緊急≫の解除についてお知らせします。
府中町に発表されていた大雨警報が解除され、災害の発生の危険性が低くなったため、町内全域に発令していた避難指示≪緊急≫を解除しました。
なお、一部地域においては避難勧告を継続します。
引用:府中町ホームページ

一時出されていた避難指示を解除する旨と
「災害の発生の危険性が低くなったため」
との理由が明記してある。

そのわずか1日後に起こった榎川の氾濫と
再びの避難指示。

何故このような事態になったのだろうか?

次の章では、時間差の氾濫の理由について
調査してみよう。

 

榎川が時間差で氾濫の理由とは?

 


避難指示が解除されたばかりだった
広島の府中町だが、榎川が氾濫したのは
大雨警報も解除され、天気も良くなって
住民が油断した頃だった。

今回、榎川が時間差で氾濫した理由は
何だったのか?

また、榎川のように時間差で起こる氾濫
被害は多いのだろうか?

過去の水害から時間差氾濫の理由を
考えてみる。

時間差が怖い!晴れても怖い水害


榎川氾濫の直接の理由は、流木や土砂が
橋脚に溜まった為だったと先述したが、
雨が上がって晴天が続いている状況で、
時間差氾濫に至ったのは疑問である。

ネット上でも、この時間差の氾濫に
戸惑いの声が多い。

理由を調べてみたところ、どうやら川が
運び続けた流木の撤去作業が追いついて
いなかったからではないか?という声が。

土砂だけではそれほど強いエネルギーに
はならないが、大量の流木の威力は
凄まじいと言う。

雨が上がって晴れた代わりに、気温も
連日30度を超え、土砂や流木の撤去作業
が難航している。

このような状況も相まって、氾濫を招いた
のではないだろうか?

雨が上がり水位上昇の危険性は無くなった
と思いがちだが、晴れて暑くなった事も、
氾濫の理由の一つだったのだ。

過去の水害も同じだった!?


今回の榎川のように、時間差で被害が出た
例は他にもあるのだろうか?

実は、2017年7月に起きた九州北部豪雨
では「過去最大級の流木被害」とも
言われる被害が出ていた。

大分県日田市を流れる花月川では、
今回の榎川よりも遥かに大量の土砂と
流木により橋脚がなぎ倒され氾濫。

更に前の2012年の九州豪雨でも、同川で
同様の氾濫が起きていたという。

専門家の間では、土砂災害の括りの中でも
「流木による被害」は、直接建物を破壊
するだけでなく、今回のように橋や水路
をせき止める原因になるとして警戒されて
いるようだ。

過去の経験を踏まえ、雨が止んでしばらく
してからも川の氾濫は起こり得るという
知識を周辺住民も付けておく事が重要だ。

 

まとめ

 


天候も落ち着いた時に突如飛び込んで
きた氾濫のニュースには、地元民だけ
でなく私達も驚かされた。

大地震発生時、しばらく経ってから
襲ってくる津波に感じたあの恐怖を
思い出してしまった。

今回は地震では無く豪雨だが、油断した
ときに襲ってくる自然災害の恐ろしさを
再確認する出来事だったのではないか。

災害大国に住んでいる限り、経験値を
積み上げて一人一人が危機感を持つ事
から始めたい。

miya

<参考サイト>
朝日新聞digital
府中町ホームページ
Twitter

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