平成31年元日は新元号元年元日!閣議決定へ!理由をわかりやすく説明!

こんにちは。

2016年8月の天皇陛下による
ビデオメッセージ『おことば』は幅広い
世代に対して大きな影響を与えました。

生前退位と新元号の開始時期が注目
されています。

ニュースによれば平成31年の元旦から
ということですが、憲法上の問題を
回避するための法改正について議論が
されています。

このあたりについて調べてみました。

 

 

新元号開始は平成31年の元旦?

 


2016年の12月23日の天皇誕生日、
今上天皇明仁様は83歳の誕生日を
迎えられました。

天皇陛下のことを平成天皇と呼ばない
のは、天皇という称号が死後に与え
られる称号だからで、在命中は今上天皇
という呼称が使われます。

平成31年元旦に新元号開始だと
言われている理由は、明仁様が
在位30年目という節目になるから
だということです。

平成31年元旦からという決定は、
最も国民への影響が少ないという政府の
配慮だということですが、カレンダーを
印刷する出版会社や世の中のシステムを
管理しているIT企業では不安の声が
挙がっています。

新元号が元旦からとあらかじめ決定して
いる理由は昭和時代から平成時代に
変わった時の過渡期が分かりやすい
かもしれません。

1989年1月7日の午前6時半頃に
昭和天皇が亡くなられました。

同日、午前10時頃、今上天皇明仁様が
「剣璽等承継の儀」によって天皇に
即位し、同日午後14時半頃、
小渕官房長官が「平成」という新元号を
発表しました。

元旦から数えて約1週間に生まれた
子供は昭和64年生まれという扱いに
なりました。

つまり昭和天皇が亡くなってから
「剣璽等承継の儀」を経て、平成という
新元号が発表されるまでの数時間には
元号がない時間があったのですが、
1月8日午前0時から平成時代と決定
されることで、元号のない時間はない
ものとされました。

後から色々変更すると大混乱するので、
あらかじめ決定したのでしょう。

 

 

平成31年に向けた政府と天皇の対立と理由について

 


宮内庁のホームページを見ると
「天皇皇后両陛下のご日程」というもの
があります。

現在83歳の今上天皇明仁様と82歳の
皇后美智子様ですが、
通常年金受給年齢が65歳である
一般人と比較して、スケージュールが
激務であることが伝わります。

日程を眺めていると、不規則に土曜日と
日曜日も出勤していることになります。

しかも国民やメディアから注目される
象徴的存在なので、年中常に
何かを考え行動していることになります。

今上天皇明仁様の『おことば』で
平成31年の生前退位問題や法改正に
ついて議論されていますが、本来天皇が
成人に達していないか精神・身体が
重大な事故で国事行為を自ら行えない
場合は、摂政を置くことができます。

つまり平成31年に退位せずに、公務の
軽減という名目で処理し、その天皇の
名前で国事に従事する代行者を立てる
ことができるのです。

摂政について支持するのは安倍首相を
支持する保守的な層です。

政治の根底には利害関係の権力争いが
存在し、法改正されると色々と都合が
悪い保守的な層がいます。

それに支持されている安倍内閣が、
もし積極的に憲法改正に踏み切ったら、
支持率低下を招く恐れがあるため、彼も
また生前退位については慎重になります。

今上天皇明仁様は摂政については感心
しない考えを示していて、
それは幼少期に受けた教育が影響して
いると言われています。

天皇ロボット論とも言われるのですが、
それについては割愛します。

今上天皇として83年間尽力してきた
からこそ感じることがあるのかも
しれません。

天皇陛下は国事行為をする存在で、
それができない状態になれば
代わりになる人を配置すればよい(摂政)
という考え方に違和感と強い意志や
本音が『おことば』として漏れた
のでしょう。

天皇陛下の御意志と政治の利害関係と
それを取り巻くメディアにも利害関係が
あって、法改正に真っ向勝負したり
情報開示しすぎると国民の支持率に
影響を及ぼし都合が悪くなる人達から
すれば、「憲法・皇室典範改正は一代限り
の特例」と処理したいのでしょう。

そうして天皇陛下と政府側では
対立状態が続いています。

まとめ


いかがでしょうか。

保守的な人達の気持ちも分かりますし、
現代に合わない考えだと疑問を持つ人が
いることも理解できます。

炎上することで自らの考えを持つ
若い人が増えれば、すぐには難しいかも
しれませんが、今上天皇明仁様の想いが
叶うきっかけになるかもしれません。

とても重みを感じます。

SAT

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