台風米軍情報の見方【グーグル】気象庁予想とドチラが正確?

今回は米軍が提供している台風情報の
見方についてである。

グーグルアース(Google Earth)上で
台風進路の予想を確認できたりと、
アメリカならではの情報提供に
定評があるようだ。

日本の台風情報ならば、
気象庁提供のものがある。

両方の情報が利用できるとなると、
どちらが正確なのかと
誰もが気になることだろう。

これらの情報利用の比較についても
後半で触れることにする。

 

 

米軍が出す台風の予想を見てみよう。グーグル・アースを使った見方も。

 


インターネットで
台風情報を確認する人が増えたためか、
気象庁など日本国内の予想だけでなく
米軍の出している進路予想なども
参考にする人が出てきているようだ。

ただし、
米軍のサイトであるため英語表記だ。

英語のサイトの見方を覚えるのが
難しそう、と思われる方も
中にはいらっしゃるかもしれない。

しかし、台風の進路くらいであれば、
台風の現在位置と進路予想が
知りたいメインの情報である。

地図からの情報を得るのであれば、と
英語のサイトでも
気軽に確認できるとのことから
利用する人が増えてきたようだ。

米軍が出している台風の情報とは、
「合同台風情報センター」が予想した
台風の進路などである。

「合同台風情報センター」とは、
ハワイ州真珠湾海軍基地に
アメリカの海軍と空軍が共同で設置した
機関とのことである。

英語の表記では、
Joint Typhoon Warning Center (JTWC)
となり、これを検索すれば
合同台風情報センターのホームページで
台風情報を得ることができる。

ここからは、このホームページで
米軍が出している台風情報の見方を
簡単に確認する。

台風の基本情報を確認。


合同台風情報センターのホームページで
予想を知りたい台風を探す。

いくつもの台風が表記されているので、
ここで間違いなく
目的の台風を探すことが
サイトの見方で大切になる。

何号の台風か、又は、台風の名前は、
黒の太字で書かれている。

各々の台風に関する情報へのリンクが
その下に並んでいる。

(サイトの真ん中から下の方は
日本とは関係ない地域の台風なので、
上の方の台風のみ確認すればよい。)

( )カッコ内は
台風に付けられた名前で、
カッコの前に何号の台風か分かる
数字の表記がある。

ここで気を付けたいのは、
日本国内で台風〇号と出ている台風が
米軍の出している〇号の表記の台風と
同じとは限らないことである。

実際に、例えば気象庁で情報が出ている
台風5号は、
米軍のサイトの方では7号として
表記されている。

「何番目の台風」の表記を
確認する見方は、
間違えることがあるようなので
注意したい。

気象庁のサイトでの台風5号は、
「台風5号(ノルー)」と
数字の後に名前がついている。

そこで、台風5号の情報を見たい場合は
この名前を頼りに「(Noru)」と
記載のある
「Typhoon 07W (Noru) 」を確認する。

上から2つ目の
「TC Warning Graphic」を
クリックすると、
気象庁の台風情報のページのように
台風の位置と台風の情報が記載された
ページが出てくる。

気象庁の台風情報のページと違うために
注意すべき点を挙げておく。

〇時間表記が協定世界時
→自分で9時間足し、日本時間を確認

●WIDS→最大風速
●GUSTS→最大瞬間風速
両者ともに単位が「ノット」なので
1.852或いは1.9を掛けて
「km/h」の時速の値を出して確認

〇中心気圧の情報はない
→知りたい場合は気象庁から情報を得る

〇波の高さの情報がある
→気象庁の情報にはない

最後二つの違いは、
観測技術や予報を立てる方法に
違いがあるためのようだ。

 

 

台風の位置情報グーグル・アース上で見る。


ここからは、
グーグル・アース(Google Earth)上で
台風の位置を知る見方についてだ。

スマホの場合(Android)

まず、スマホで
グーグル・アース(Google Earth)を
ダウンロードする。

次にブラウザで
合同台風情報センター(JTWC)の
ページを開き、
知りたい台風の名前から5つ目の項目
「Google Earth Overlay[KML]」を
クリックし、
「アプリケーションを選択」で
「Earth」を選ぶ。

すると、グーグル・アース上で
予想される台風の進路の確認ができる。

筆者の手元にはAndroidしかなく、
iPhoneでの詳しい見方は省略する。

PCの場合(Win10)

合同台風情報センター(JTWC)の
ページを開き、
知りたい台風の名前から5つ目の項目
「Google Earth Overlay[KML]」を
クリックして
KMLファイルをダウンロードする。

グーグル・アースの使用には
ブラウザに
グーグル・クローム(Google Chrome)
を用いる。

クロームでグーグル・アースの
ページを開き、
指示に従いインストールを行う。

グーグル・アースを使用する際は、
最初に設定ボタン(歯車の形)を押し、
そこで出てくる設定ボタンを
さらに押す。

すると、
小さな設定画面が真ん中に現れる。

この設定画面の一番下に
「KMLファイルのインポートを
有効にする」という項目があるので、
これをオンにする。

右下の保存ボタンを押すと、
設定画面が閉じる。

次に
一番下にある共有ボタンの一つ上の
お気に入りボタンを押すと、
「KMLファイルをインポート」との
表示が出てくるので、さらに
それを押す。

「ファイルを開く」から
ダウンロード済KMLファイルを選択。

すると、グーグル・アース上に
台風の進路が表示される。

PCも、筆者はWin10の他の方法を
確認できないため、
他の詳しい見方は省略する。

他の情報があれば、気象庁の台風情報は要らないの?

 


グーグル・アースを
すでに利用している方なら、
この季節は台風の予想の進路を
地球上で見てみるのもいいだろう。

米軍の出している台風情報が
意外と簡単に利用できることが
知られてきてから、
気象庁の出している予想と比較して
どちらが正確か、話題になるようだ。

気象庁、或いは米軍、と片方だけでなく
二つの情報を合わせて利用するよう
勧めているものが多い印象だ。

気象庁の出している台風情報の利点は、
何と言っても
日本語で時差のない情報を
得られることだ。

さらに、
警報や注意報も同時に確認できるのは
気象庁だけである。

(台風情報のページの右側や下方に
警報・注意報へのリンクがある。)

そのため、日本で生活しているのなら
台風情報は
『気象庁+他の情報』から得るのが
最も確実な方法になるだろう。

<参考>
合同台風情報センター(JTWC)
//www.usno.navy.mil/JTWC/
気象庁・台風情報
//www.jma.go.jp/jp/typh/
グーグル・アース
//www.google.co.jp/intl/ja/earth/

おすすめの記事