世界には様々な国があり、それぞれの
国が抱える歴史により、その社会思想は
多種多様である。
中でも、昨今の世界情勢により
中国、ロシア、北朝鮮のニュースでは
特に耳にする社会思想の「社会主義」
「共産主義」だが、社会主義と
共産主義とはそれぞれどういう意味で、
どの様な違いがあるのか
わかりやすく短く説明しよう。
社会主義とは？わかりやすく短く説明します
まず、社会主義とはどういう事なのか
わかりやすく短く説明したいと思う。
社会主義とは共産主義、社会民主主義、
無政府主義、国家社会主義など多数の
主張を含む社会思想であり、個人主義や
自由主義、資本主義などとは反対の
立場にあたる社会思想である。
つまり、社会主義とは個人の資産や
利益拡大よりも、貧富の差や階級を
無くして、貧困などの社会問題を
解決しようとする社会思想であり、
社会主義とは社会的、経済的弱者の
立場に立った、弱者や低階級の人の
味方ともいえる社会思想であるが、
どれだけ働いても働かなくても平等に
利益が分配される為、生産性が上がり
にくいことが欠点である。
社会主義を世界に向けて掲げている国を
社会主義国というが、現在の世界では
中国、北朝鮮、ベトナムなどがあり、
世界で初めての社会主義国ソ連は崩壊し
現在のロシアは社会主義国では
ないようだ。
社会主義と共産主義の違いなど中国ロシア北朝鮮！わかりやすく短く説明します！
社会主義と共産主義は同じものされる
場合と区別される場合があるが、
社会主義と共産主義の違いはどの点に
あるのだろうか？
それに伴って、中国やロシア、北朝鮮に
ついても社会思想の面から調べ、
それぞれわかりやすく短く説明したいと
思う。
まず、社会主義と共産主義の違いを
わかりやすく短く説明しよう。
社会主義は共産主義の理想とする世界の
手前の低い位置にあるとされ、
国が資産を所有・管理し、国で計画的に
利益を生み出し、その利益を平等に
分配するという共産主義よりも現実的な
社会思想の為、資本主義とは違い社長や
オーナーは存在しないが、富を蓄えたり
好きな物を買うことができると
されている。
次に共産主義についてわかりやすく短く
説明すると、社会主義との違いは
社会主義よりもさらに細部に至るまで
全て平等にし、全ての人が平等の為に
政府が不要であり、争いが起こる余地の
ない平和で平等な理想的な社会を
つくろうとする社会思想であり、
社会主義とは違い、これに成功した国は
これまでにひとつも無い。
また社会主義と違い、必要な時に必要な
分の利益を受け取る為、富を蓄える事は
もちろん出来ないとされている。
次に、社会思想の面から中国、ロシア
北朝鮮についてわかりやすく短く
説明したいと思う。
まず中国は社会主義を掲げ一党独裁を
維持している社会主義国だが、
社会主義市場経済という経済体制を
導入していて、中国の政治は社会主義、
経済は市場経済という矛盾を抱えて
現在に至り、この矛盾により一気に
財力をもつ階層が中国で現れ、日本でも
中国人の爆買いなどの現象が起こった。
次にロシアは世界で初めての社会主義国
から資本主義へとロシア連邦となった際
社会構造改革を試みており、現在は
社会主義を掲げてはいない。
経済的にも社会主義国から転換した事で
試行錯誤しながら現在に至るが、
ロシアの経済は市場経済を導入していて
政治面からも経済面からも
社会主義国ではないと言えるが、
国の財閥への制裁などにより
資本主義からも少し遠い状態と言える。
次に北朝鮮は最高指導者の独裁体制を
とる社会主義共和国といわれていて、
政治面から見て社会主義国である。
また経済面から見ても現在の北朝鮮は
市場で物の取引が行われ、輸出入により
外貨を得ていると言われてはいるが、
国民には利益は分配されておらず、
平等に貧しい状況で、上層部はその限り
ではないが、北朝鮮国内の正確な経済の
情報が公になっていない為不明瞭で、
北朝鮮は経済的にも社会主義の為、
証券取引所はもちろん存在しない。
ここまでわかりやすく短く説明を試みた
わけだが、現在は昔と違い、社会主義を
改革したり、政治と経済で社会思想を
変えたりと、国によって様々な体制や
手法をとっている事が理解して
頂けただろうか。
これらはそれぞれの国が歴史から学び、
未来を見据えることで常に変化している
ものであり、世界中で人が常に矛盾を
抱えて生活している事が分かる一例とも
言えるのではないだろうか？
参考：//ja.wikipedia.org/wiki/社会主義
//ja.wikipedia.org/wiki/共産主義
//ja.wikipedia.org/wiki/社会主義市場経済
他
