カヤバ(KYB)株式会社がデータ改ざん事件!?全国でビル免震制震ダンパー使用だと?

近年、企業の製品検査データの改ざんが話題にのぼる。

三菱自動車や神戸製鋼などは記憶にのこっているが、今度はダンパー、ショックアブソーバーで世界2位のシェアを誇るカヤバ(KYB)株式会社が、データ改ざんの発覚を発表した。

 

 

 カヤバ(KYB)株式会社が免震制震オイルダンパーのデータ改ざん

 


カヤバ(KYB)株式会社と言えば、特に車のパーツとして聞いた事があるだろう。

自動車のショックアブソーバーでは世界で第2位のシェアを誇る大手企業である。

速報ニュースが流れた16日の東京株式市場ではカヤバ(KYB)株式会社の株は投げ売りされたため株価が急落し、一時は前日終値比580円(13.18%)安の3820円まで落ち込んみ、終値は3895円と今年の最安値を更新している。

そんなカヤバ(KYB)株式会社で今回発覚した不正は、ビル建設物用の免震(制震)ダンパーのデータ改ざんであり、なんと東京スカイツリーにも、そのカヤバ(KYB)株式会社の制振装置が使われているのだ。

その数は全国で986件もあり、自分のビルは大丈夫か?と、不安になる方も多いことだろう。

データ改ざんされた対象の免震制震オイルダンパーは、2000年3月~2018年9月出荷分の製品とされ、約18.5年もの間に渡り、被害は相当なものになると、安易に想像がつき、三菱自動車や神戸製鋼、東洋ゴムと同様に、人命に関わる製品なだけに、その功罪は重いといえる。

しかしながら、データ改ざんされた免震(制震)オイルダンパーであっても、今回の検査の結果では、震度7程度の地震では倒壊しないという報告もあり、一安心といったところである。

 

 

 データ改ざんのカヤバ(KYB)株式会社!全国でビル免震制震オイルダンパー

 


2005年、カヤバ(KYB)株式会社工業株式会社からKYB株式会社へと社名も変更したカヤバ(KYB)株式会社は、自動車部品・鉄道車両部品・航空機部品・建設機械部品・産業機械部品・特装車・建設機械・産業機械・免震装置・試験装置及び各種油圧システム製品と、活躍のフィールドは広く、その中でも、カヤバ(KYB)株式会社の代名詞でもあるダンパー分野において不正、データ改ざんが発覚している。

データ改ざんの免震(制震)オイルダンパーは「疑いのあるもの」まで含めると、日本全国の共同住宅や事務所、病院、庁舎など986件も使用されており、KYB株式会社の社長・中島康輔氏と、子会社のカヤバ(KYB)株式会社システムマシナリー社長・広門茂喜氏が、追って説明会見をするようだ。

この交換作業は、東洋ゴムの時と同様に大変な作業となるのであろうか?

ツイッターで国民の反応を確認してみよう。

ツイッターでは、今回のカヤバ(KYB)株式会社のデータ改ざん不正について、残念がる声や、事後の心配をする声などが、多くツイートされていました。

 

 

 まとめ

 


日本の大手企業の、このようなデータ改ざん事件は跡を絶たず、このままでは「Made in Japan」全体の信用すら失ってしまう可能性もある。

カヤバ(KYB)株式会社に限らず日本の各企業は、日本の物づくりの信用の一旦を担っている事を自覚して、日本の更なる躍進に貢献して頂きたい。

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