年末年始の長期休暇を利用して、実家に帰省するという人も多いのではないでしょうか。
しかしながら、今「帰省ブルー」という言葉があるのをご存知ですか?
帰省をネガティブに捉えている言葉ですが、帰省ブルーとは一体どんな意味があるのでしょうか。
この帰省ブルーは、既婚独身関係無く陥ってしまうようで、特にこの時期はツイッターでも話題になっているのです。
詳しく調べてみました。
帰省ブルーとは何?独身者もかかるだと?
帰省ブルーとは帰省する事が億劫に感じている事を表す言葉なのですが、実際のところ、どのようなケースで使われるのでしょうか。
何と最近では、その帰省ブルーを回避するために父子帰省をする人も増えてきているのだとか。
詳しく見ていく事にしましょう。
帰省ブルーとは何?
帰省ブルーとは、帰省する事に対して消極的で、憂鬱になってしまう事を言います。
その帰省というのは、義実家への帰省を指す場合が多いようです。
実際に、7割近くの嫁が義実家へ帰りたくないと思っているという調査結果も出ているのだそう。
結婚をすると、自分の実家だけでなく配偶者の実家へ帰省するという事は一般的ですよね。
子供がいたりすると、孫を会わせるために年に何度も帰省をするという人もいるのではないでしょうか。
そこで発生するのが、義両親からの「嫁ハラスメント」。
働く妻たちは、仕事に育児に家事に、精一杯こなしているにもかかわらず、
「ちゃんとした食事を作っているの」
「家の中はいつも綺麗になってるの」
などという言葉を浴びせられる事もあるといいます。
また、
「孫はまだか」
といった心ない催促や、
「孫にこんな薄着をさせて風邪を引くんじゃないか」
というような、孫に関する指摘も、嫁にとってはストレスになっているといいます。
これらの事が要因で、帰省が億劫になり、帰省ブルーという言葉が生まれたのです。
義実家の両親も悪気はないと思うのですが、その辺りの溝はなかなか埋まらない事が多いですよね。
また、義実家で過ごす事への気疲れもあるようです。
滞在中に、食事作りや片付けを手伝ったりした方が良いと思うけど、勝手が分からず気を使う、などという経験がある人もいるのではないでしょうか。
細かい事だと、お風呂の順番や、朝起きる時間など、気にし出すと息が詰まってしまいます。
年に数回しか顔を合わせない、いわば他人なわけですので、心からリラックスできる事の方が少ないですよね。
気配りができる優しい人であればあるほど、この様な悩みは出てきてしまいそうです。
父子帰省が増えてきている?
そんな、帰省ブルーを脱却するために、父親と子供だけで父親の実家に帰省をする「父子帰省」をする家族が増えてきているといいます。
7割もの女性が、帰省ブルーに陥っているのですから、これが一つの解決策になっても良い気がしますね。
夫の両親に変に思われるかもと、心配する女性もいるかも知れませんが、近年では親の世代でも、「子供の配偶者=家族」という実感が薄れてきているのだとか。
というのも、嫁は家族の一員であると同時に“お客さん”になりつつあるのだそうです。
夫婦別姓制度の導入の是非が議論されるようになってきたり、女性が一家の大黒柱として働く事もある今、家族のあり方も変わってきていると言えるのでしょう。
確かに、年末年始くらい家族揃って過ごすべきだという考えが大半で、現実的ではないかも知れないですが、もし父子帰省が出来れば、帰省に必要な交通費の負担も軽減されますし、義両親も嫁もお互いに気を使うことなくのんびりとした年末年始が過ごす事が出来るかも知れないですね。
これから父子帰省が、本格的に流行る時代が来るのでしょうか。
帰省ブルーは独身者もかかるだと?ツイッターの反応は?
帰省ブルーに陥ってしまうのは既婚者だけではありません。
独身者にもその立場であるがゆえのストレスで、帰省ブルーになっている人もいるのです。
それはどのようなケースなのでしょうか。
またツイッター上でも、この時期は特に帰省ブルーについての投稿が増えてきていました。
ここでは帰省ブルーを患う人の実際の声も合わせてご紹介していきます。
帰省ブルーは独身者もかかるだと?
義実家には、大人になってから年に数回行く程度の人がほとんどでしょうから、ブルーになるのも分かります。
しかし、実は自分の実家でも帰省ブルーになる事があるのだとか。
それは実家の環境にギャップがある場合だといいます。
例えば、wifi環境が無くネットも繋がらなかったり、寒冷地の場合だとお風呂場やトイレが極寒で気が休まらないなんていうケースもあるのだそうです。
確かに、自分の実家とはいえ、普段とは違った環境で何日も過ごすのは不便な事もありますよね。
また、周囲に既婚者が増えてくる30代くらいになると、
「まだ結婚しないの?」
「もういい年なのに・・・」
「近所の○○さん(同級生)には子供が生まれたらしいよ。」
といった、プレッシャーになるような言葉を掛けられるという悩みがあるようです。
これでは日頃の疲れを癒し、親にも喜んでもらえる帰省とは程遠いですよね。
そのために実家から足が遠のいてしまう人が、実際に多くなっているといいます。
親の気持ちも分かりますが、結婚や出産は努力だけでは叶えられません。
プレッシャーを掛けられると逆効果のような気もしますよね。
ぜひ温かく見守っていてほしいものです・・・。
帰省ブルー、ツイッターの反応は?
ツイッターでも、帰省ブルーについての投稿が数多くありましたのでご紹介していきます。
夫の兄夫婦からのマウンティングにウンザリします。。兄夫婦は共働きで世帯年収1千万円超えているので子供の教育に関してやマイホームに関してなど、事あるごとにマウンティングされます(T_T)張り合わずにニコニコと聞き流すようにはしてますがやっぱり疲れます。。#スッキリ #帰省ブルー
— ロール (@roll_luckyhappy) December 17, 2019
義両親だけでなく義兄弟にも会うとなると、更にストレスを感じるというケースは多そうですね。
初正月に行ったら私の箸がありませんでした。
私達には子供が居ません。
兄弟に6人も子供がいてお年玉も兄弟間で金額設定がなく大変。
お宅は子供が居ないからあげてばかりね。って言われる始末。
接客業なので元旦しか休みがなく嫌味を言われる。
子供を早く作れと言われ嫌でたまらない#帰省ブルー— LUNA (@DenaiMono) December 17, 2019
年末年始の帰省には、お年玉の問題も悩ましいという投稿がたくさん見られました。
親戚同士で金額が設定されていれば考える必要もないですが、初めてだったりどちらかに子供がいなかったりすると余計に悩む事になってしまいそうです。
本家だからむしろ集まって来られる側でブルー。家綺麗にして迎えなきゃだし、色んなもてなししなければいけないし、その費用は莫大だし、躾のなってない親戚の子供の相手するの疲れるし、「彼氏は?」「結婚は?」ってデリカシーないし。
分家はいいよね。食べて飲めばいいだけ#スッキリ #帰省ブルー— 転職!転職!!転職!!! (@moe_cosmess) December 13, 2019
迎える側のブルーもありました。
たしかに、大勢の親戚が集まる家は準備に後片付けに休まらないですよね。
3人娘がいる私に『男の子産まないの?』と悪気ゼロで言ってくる義父。義妹も
『産み分け療法とか方法あるじゃん』と悪気ゼロで続ける。
え?女の子じゃダメなの?
私女の子で幸せなんだけど。
ってか女の子なのは私のせいじゃないんだけど。— 翔子 (@shoko_k_k_k) December 17, 2019
やはり子供についてのデリカシーの無い発言には、嫌悪感を抱く人がほとんどのようです。
性別についての指摘なんてもっての外ですよね。
周りにそのような人いたら、是非諭してあげてください。
このように、ツイッター上でも理由は様々ですが帰省ブルーを患っている人は本当に多くいました。
お互いの気持ちを尊重し合い、家族とはいえ適度な距離感を保っている事が大切なようですね。
まとめ
帰省ブルーとは、義実家に帰る時に感じる憂鬱な気持ちを表すものでした。
特に、嫁の立場の方が馴染みの無い義理実家へ帰り、心ない言葉を掛けられる事がストレスになっているという事でした。
しかしながら、最近ではそれを回避する父子帰省というものが流行ってきているというのです。
まだ理解が得られない事が多いかも知れないですが、近い将来受け入れて貰える時が来るかも知れないですね。
既婚者に多いと思われていた帰省ブルーですが、独身者にとっても結婚を急かされる等、帰省ブルーに陥るケースがありました。
帰省といえば、のんびり過ごせるという世間的なイメージがありますが、意外にも皆さんブルーに陥っていたのですね。
帰る側も、迎える側も、有意義な帰省が出来るといいですね。
参考サイト
excite.ニュース
PR TIMES
DIAMOND online