サプリメントの効果!DHA EPAや酵素のサプリメントの信用性について

忙しい毎日を過ごしていると、
十分に栄養バランスの取れた食事を
自分は摂れているのかどうか、
健康診断に引っかかってはいないけれど
黄信号くらいじゃないかな?

なんて、ふと思い始めると、
食事を補うものとして栄養が摂れそうな
サプリメント、気になりますよね。

最近はDHA EPAや酵素のサプリメントが
話題になっていました。

しかも、様々な場所でサプリメントが
多く紹介されているので、
どうしても目に入ってきてしまいます。

さらに、
商品の紹介や口コミに書かれている
効果など読めば、
「ちょっと試そうかな。」
という気持ちになるのは
当たり前のこと。

そして、その種類の多さと来たら!
ある栄養素、
DHA EPAや酵素に注目しても、
その一つの栄養素に対して多くの商品が
あります。

しかも、栄養素の種類すら豊富。

だからといって、全部を摂取することは
無理です。

忙しいから
サプリメントに興味を持つのに、
本当に効果のあるもの、
そうでなさそうなもの、
分からなければ、
選ぶだけでも
時間がかかってしまいます。

サプリメントに興味を持つ意味すら
どうなの?な状態。

忙しいからサプリメントに
頼ろうとしているのに…。

 

 

サプリメントの効果と選び方

 


健康食品の類の中には流行っていても
科学的根拠がはっきりしないモノは
あるようです。

また、
後から分かることも多くあります。

でも、忙しい中せっかく摂るのだし、
お金をかけるなら、
できればはっきり効果が
分かっているものを購入したいな、
と思いますよね。

実は、DHA EPAや酵素などの
サプリメントを含む健康食品には
誰にでも調べられる
便利な基準があります。

ちょっと時間があればネットで
簡単に見られます。

厚生労働省「健康食品」のHPを見てみると、
(※1)
このような図が出てきます。

厚生労働省・表

ものすごく大雑把に言うと、
国内で流通している健康食品は、
「保健機能食品」と呼ばれるものと
そうでないものがある、
ということが分かります。

じゃあ、「サプリメント」はどこに
分類されるのかというと…、

厚生省健康食品.2
厚生労働省・健康食品の正しい利用法
(平成28年2月改定)より

ここでは、サプリメントが
「栄養機能食品」と
「いわゆる健康食品」
に含まれていることを示しています。

しかし、「特定保健用食品」の中には
形状が「錠菓」(タブレット菓子とも)
なんてモノも存在しているため、
「サプリメントだよね、それ。」と
言いたくなるような食品もあります。

感覚的には、
お薬と近い見た目でお薬でない、
健康のために取るものであれば、
サプリメント、
という言葉を使用している
のが現実ですよね。

 

保健機能食品って何?

 


最初の図に戻ると、
「保健機能食品」には
3種類あることが分かります。

「特定保健用食品」、
「栄養機能食品」、
「機能性表示食品」です。

「特定保健用食品」は、厚生労働省や
消費者庁のHPに、
「からだの生理学的機能などに影響を
与える保健機能成分を含む食品で、…」
と説明されています。

略して「トクホ」
と呼ばれている食品です。

ただ、
単に健康にいい成分が存在すれば、
「トクホ」
としていい訳ではないのです。

きちんと法律で決められていて
(健康増進法第26条)、
決められた申請書を出した上で
許可を受けたモノだけが
「トクホ」を名乗れるのです。

トクホは、すべての品目について
商品名・申請者(つまり生産・販売する
企業名)だけでなく、関与する成分や
一日摂取目安量などがすべて一覧で
公開されています。

二つ目の「栄養機能食品」とは、

「栄養成分(ビタミン・ミネラル)の
補給のために利用される食品で、
栄養成分の機能を表示する
ものをいいます。」

として説明されています。

ここでも一覧を見ることが可能です。
ここにある栄養素を
健康のために補いたいのであれば、
是非参考にしたいですよね。

3つ目の「機能性表示食品」とは、
平成27年4月からの新しい分類です。

自治体の保健関係のHPでは、
まだ新しいからか、保健機能食品の
種類としてまだ記載のない所も
中にはあるようです。

届け出制であるため、製品を作った側が
「こんな効果あります。」という内容の
書類などを生産者や販売者側が提出する
性質の保健機能食品になります。

お役所側のチェックはありません。

こちらも一覧が見られます。

前述の特定保健用食品や
栄養機能食品に比べれば
心もとない気もするので、
作る側の人が主張する効果だけなら、
信用できないのでは?、

と考える人もいるかもしれません。

しかし実際には、
保健機能食品のどれにも
含まれない「ただの健康食品」が
多く世の中には出回っており、
それに比べれば信用できると考えても
いいかもしれません。

こちらも、
「摂取をする上での注意事項」
や「一日摂取目安量」が
一覧からでも見ることができます。

DHA EPAや酵素のサプリメントを
選ぶ際の参考になりますね。

 

 

DHA EPAや酵素!名前を知っている
「体によさそうな成分」はどうなっている?

 


何年も前から「健康にいい成分」として
多くの人がご存知のEPA DHA、
さらには、最近話題の酵素は
どう分類されるのか、
比較してみましょう。

EPA・DHAは、
どちらもω-3脂肪酸の一種です。

セットで名前をご存知の方も
多いかと思います。

サプリメントでも二つの成分と効果を
売りにしているものも見かけますよね。

なぜこれらのω-3脂肪酸が健康のために
必要で摂取しなければならないか、
その一番大きい理由は、
「人間は体内で
作ることができないから」
なんです。

必須脂肪酸と呼ばれています。

DHAとEPAは似ているようですが、
違いはいくつかあります。

DHAはEPAから作られます。

さらにEPAは
単独で純度の高いものが
存在しているので、
その作用がしっかり
調べられてきています。

そして、その作用を利用して
高脂血症に効果的な医薬品として
販売されています。

対してDHAは、
耳にするような作用は、
EPAとの混ざりものによるものと
思われる結果が多いようです。

DHA EPAはワンセットでの表示が
多いのも特徴的ですね。

はっきりと分かっているのは、
「体内のどこに分布しているのか」
のようです。

DHA EPAは、一緒に
医薬品、特定保健用食品などに含まれ、
販売されています。
(※EPA単独の医薬品もあります。)

これらは
医薬品としてまで使われている
成分なので、効果もあり、
しっかり副作用も分かります。

つまり、医薬品のように副作用が
説明されているような商品は、
服用や摂取した際に体調が悪くなっても
何が原因か分かりやすいので
すぐに対応できる良さがあります。

また、
服用を控えるべき場合も
分かっています。

例えばこのDHA EPAの場合は、
出血が止まりにくい人の使用は
やめておきましょう。

これだけ分かった上で、DHA EPAを
自分が摂取するかどうか判断できる、
というのは安心ですね。

一方で、最近話題になっている酵素は、
「特定保健用食品」、「栄養機能食品」、
さらには「機能性表示食品」の
いずれにも含まれていません。
(現在公表済みで
調べられるものに限る。)

はっきりとその効果を主張できるような
根拠が出てこれば、
まずは機能性表示食品
のリストに挙がることがあるかも
しれませんが、現在のところは
そうではなさそうです。

既に酵素を摂取していて明らかに
調子がいいのであれば、
突然やめる必要もないのですが、
これから酵素を摂ろうかどうか
迷っているのであれば、
様子をみてもよさそうですね。

冷静に判断するための
分かりやすい情報が提供されているので
積極的に利用していきましょう。

以上、DHA EPA、酵素のサプリメント
の効果と選び方でした。

何より、バランスのいい食事を摂れば、
サプリメントなどに
頼る必要はありません。

自分の食事の傾向や、
健康状態に合わせて
どうすればいいのか
じっくり考えましょう。

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