北朝鮮金正恩が米朝首脳会談に向けトランプ大統領へ非核化表明!嘘ならアメリカと戦争の可能性大!?

韓国の鄭義溶室長は、北朝鮮の金正恩が
米朝首脳会談に「非核化」前提で
臨む意向をアメリカのトランプ大統領に
報告した。

正に一触即発、戦争の可能性も取り沙汰
された北朝鮮とアメリカであるが、
ここに来て軟化の姿勢を見せて会談を
早期に臨む北朝鮮に対する懐疑の声も
根強い。

この事の進展を、トランプ大統領は
前向きに捉えている様である。

 

非核化で米朝首脳会談に臨む金正恩!トランプ大統領との因縁と北朝鮮とアメリカの戦争の可能性!

 


2018年3月8日、北朝鮮の
金正恩朝鮮労働党委員長と会談を行った
韓国の大統領府国家安保室長の鄭義溶は
金正恩がアメリカのトランプ大統領との
「米朝首脳会談」を要請したことを
明らかにした。

このトランプ大統領との米朝首脳会談に
際し、北朝鮮は韓国との南北首脳会談の
時と同様に、「核活動の停止」、
つまり非核化の意向を示している。

非核化以前の2017年秋から冬にかけては
アメリカとの戦争の可能性も
話題となったが、米朝首脳会談後の
北朝鮮の行動次第では、
戦争の可能性はゼロではない。

わずか数ヶ月での北朝鮮の変節に戸惑い
を覚える声もあるが、
北朝鮮の非核化以前の時期には、
アメリカ内外では戦争の可能性から
北朝鮮に対する軍事行動を想定した
行動があった。

2017年11月29日にアメリカが射程圏内に
入るミサイルを発射した際にも、
アメリカ国務省のカチーナ・アダムズ
東アジア太平洋担当スポークスマンと
ボルトン元国連大使は、アメリカが
核兵器をはじめあらゆる兵器を
投入する事を明らかにした。

対話による非核化を主張し続けてきた
中国も、北朝鮮の金正恩政権に対する
戦争の可能性は避けられないと
確信した。

トランプ大統領と金正恩との口撃合戦も
ヒートアップし、北朝鮮のミサイルの
発射回数が増える毎に戦争になる可能性
が上がる危惧もあった。

ここまでアメリカと北朝鮮が対立を
深めてしまった理由は、トランプ大統領
が北朝鮮を「テロ支援国」指定をした
事が原因である。

北朝鮮がそのような扱いを受けた事も
関係ないかのような非核化そっちのけの
金正恩の強気の姿勢も、アメリカと対抗
する手段として核兵器を持っている自信
の表れとも取る事が出来る訳で、
アメリカもまた「9・11」のテロの
呪縛から逃れられないかのように
「生存を脅かす危機」とばかりに
戦争の可能性を危惧していた。

南北首脳会談に続く米朝首脳会談では、
金正恩はトランプ大統領に対して
非核化を掲げて臨む事になるが、
これまでの経緯を考えればアメリカ側は
慎重になる必要性を忘れない方が
得策と考えられる。

事実、朝鮮戦争が停戦した後にも
アメリカと北朝鮮の両国間で会談の席が
設けられたが、その成果は殆ど得られて
いなかったのだ。

 

北朝鮮の金正恩の「非核化」の真偽?戦争の可能性とアメリカのトランプ大統領の米朝首脳会談!

 


韓国大統領府も北朝鮮の金正恩委員長も
「善は急げ」とばかりに南北首脳会談の
準備を進めており、その事は
アメリカ側も前向きに捉えている。

南北ともに非核化についての
具体的な部分にはふれていないが、続く
米朝首脳会談での戦争の可能性の回避の
為の非核化に向けた対話への準備を、
韓国側が北朝鮮側に促した可能性がある
と見られている。

事実、韓国の鄭義溶室長が
米朝首脳会談に先だって
アメリカのトランプ大統領に渡した
金正恩の親書の内容は、核実験の中止と
トランプ大統領との会談を近いうちに
米朝首脳会談を希望するという、
戦争の可能性を回避する意向の
内容であった。

金正恩の姿勢の軟化は、南北首脳会談に
おいて板門店の韓国側に来る事からも
表れているようにも見えるが、
金日成政権時には
国際原子力機関(IAEA)との
核査察協定調印のみで韓国のアメリカ軍
を非核化したばかりか、
韓国軍とアメリカ軍の合同演習中止の
条件を承諾させられている。

また北朝鮮とアメリカは1990年代から
2000年代にかけて核問題の解決に向けて
合意をしたものの、北朝鮮側が合意を
破ってしまった。

これまで語られて来た戦争の可能性が
低くなったかの様に、非核化と韓国での
会談という北朝鮮側の態度の軟化は
制裁の効き目とも見られてはいるが、
依然としてトランプ大統領の
手持ちのカードには
戦争の可能性も想定される、
軍事行動を含めた交渉の選択肢がある。

つまり非核化を掲げて米朝首脳会談に
臨む金正恩がこれまで通り高い代償を
支払わせ、制裁を解除させた上で合意を
破るならば、トランプ大統領は
「伝家の宝刀」を抜くことは
間違いない。

朝鮮戦争後の米朝首脳会談の合意は
北朝鮮側が踏みにじってきた歴史が
あるが、金正恩はトランプ大統領から、
最悪の場合「最後通告」を
告げられるのであろうか?

 

まとめ

 


朝鮮戦争は、1953年7月27日に
休戦協定が結ばれたが最終的な平和解決
が成立していない為に武力行使の
可能性は未だあるのだ。

北朝鮮の金正恩が非核化を掲げ、
アメリカのトランプ大統領と
米朝首脳会談を希望していても、
もしも合意を反故にしたならば
アメリカ軍の軍事行動が始まるだろう。

合意を破られて軍事被害に遭っている
韓国側にとってみれば
朝鮮戦争は未だ終わっていない故に、
切実に北朝鮮の回心を待っているのだ。

参考サイト
YAHOOニュース
毎日新聞

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