大きな社会問題となっている
引きこもり問題。
その中では家族に引きこもりが
いる事を外に言えずに、問題のある
自立支援施設に子供を預けてしまう
親もいます。
人を人と思わず自立させる気もなく、
親から金を奪い、子供には暴力に
よって低賃金労働をさせる、
そんな施設が問題となって
いるのです。
入所させられた人には脱走を
して保護される人まで!
問題のある自立支援施設について、
より詳しく見て行きましょう。
引きこもり「暴力」自立支援施設の実態!脱走者も!
日本における引きこもりは、現在、
61万人を超えると言われています。
80歳の親が50歳の子供を養う
8050問題も深刻化しています。
そんな社会問題に目をつけ、
引きこもりの自立支援施設を
謳い、親からは金を奪い、
子からは自立を立て前に、
安価な労働力を手に入れる
自立支援業者が暗躍しています。
あまりにも過酷な状況に置かれた
入所者の中には脱走を試みる
人もいます。
具体的には、どの施設なのかも
記事後半で、ご紹介します。
引きこもり自立支援施設の暴力的すぎる支援!
引きこもり自立支援施設と聞くと、
「いいじゃないか」
「引きこもっている奴には良い薬だ」
と思いの方もいらっしゃるかも
知れません。
しかし、その程度は人間の尊厳を
踏みにじるレベルの物です。
家から入所までの一連の流れは
以下の様になっています。
①自宅から強引に連れ去る
・長時間に渡る居座りで連れ出す
・暴力を使って拉致同然に連れ出す
場合も
②入所後は自由を完全に奪われる
・短時間の散歩のみだけ許される
・入所を拒み、精神病院でオムツを
つけられ3日間拘束された事例も
・逆らうと精神病院入院や拘束具を
使うと脅される
③安価な強制労働、若しくは無責任な求職要求
・時給200円の強制労働を強いられる
体調不良でも休めない
・施設に入れられた後に自分で
アルバイトを探して来いと言われる
・追加費用目的でアルバイト等を
禁止され、自立を阻害され飼い殺し
④自立を阻害し、親から追加費用を取る
・1ヶ月60万円の費用を親に請求
・引きこもりは短時間で治らないとし、
追加費用を請求
・中には500万円以上の費用を
支払った家庭も
以上の様に、自立させるどころか、
奴隷の様に入所者をこき使い、
親からは金を巻き上げる行為が
横行しているのです。
親の子対する自立への期待を
裏切る行為だと思ってしまいます。
引きこもり支援施設からの入所者の脱走!
こういった劣悪な施設に入れられた
人達も、ただ従順に従っているだけでは
ありません。
2018年12月には、
神奈川県の支援施設で10人が脱走し、
福祉施設に保護されました。
また、実情を知った両親が
弁護士を雇い、子供を救出するという
事態まで起きています。
実情を知らなかったとはいえ、
お金を巻き上げられて、
自分から預けた子供を弁護士を
雇って救出するというのは、
皮肉であると言えます。
問題の引きこもり自立支援施設一覧!
実は、
こういった引きこもり自立支援施設は
政府から注意を呼びかけられています。
消費者庁は、そういった民間独自の
取組に警告を出しています。
では、具体的にどういった施設が
問題を起こしているのか、
その一覧を紹介していきます。
悪質な引きこもり支援施設!
クリアアンサー株式会社
熊本でくまもと湯前町研修所や
あけぼのばし自立研修センターを
東京の新宿区で運営しています。
低賃金の強制労働の他、
精神病院に入れる等で入所者を
脅迫していました。
ワンステップスクール
一般社団法人の
「若者教育支援センター」が
運営している施設です。
入所者は軟禁状態に置かれていました。
湘南校は先述した脱走者を10人
出した支援施設です。
K2インターナショナルジャパン
海外で、タコ焼き売りの
ジョブトレーニングをさせるという
名目で、最初は無給、給料を貰える様に
なっても時給は300~400円程
という劣悪な環境の労働を
強いてました。
これ以外にも一般の企業の中には、
自立という言葉を使い、
奴隷同然の様な労働や生活を
させる施設が多く存在します。
もし、今引きこもりの家族に
悩んでいるならば、
「今すぐ入所させなきゃ」等の
言葉を真に受けずに、
消費者庁が紹介している
ひきこもり地域支援センターを
訪れてみましょう。
まとめ
こういった悪徳な企業は、
「他者には相談できない」
という世間体を気にした家族を
ターゲットとして狙ってきます。
そういった言葉に騙されずに
まずは、地方自治体に置かれている
ひきこもり地域支援センター等に
恥を捨てて訪れる事が、
引きこもっている家族とそして、
その親にもベストな選択だと言えます。
RuRuhase
<参考サイト>
消費者庁
共同通信
NHK