LGBTとは?問題点や日本と世界の現状!杉田水脈の問題発言の意図はナニ!?わかりやすく説明します。

自民党の杉田水脈(みお)議員が
LGBT(性的少数者)に対し、税金を以て
支援する必要性は無いという内容の
問題発言を行った。

同議員はこの種の問題発言を以前から
繰り返しており、このヒューマニズムに
反するコメントは、日本のみならず
世界から批判を浴びた。

ここではLGBTの事とその問題点、そして
「杉田発言」の意図までをわかりやすく
説明する。

 

 

 問題点のある杉田水脈議員のLGBTの発言で日本中と世界から非難が!

 


2018年の7月、自民党の杉田水脈議員は
「新潮45」の8月号の寄稿において、
「LGBTの人達は子供を作らない、
つまり生産性が無く、彼らの為に
税金を使う事には賛同が得られない」
という問題発言を行なった。

この「LGBTヘイト」の内容が無視できぬ
問題点となり、日本では国会ばかりか
大学教授や芸能界からも批判が相次ぎ、
アメリカのCNN等の世界の有力メディア
の報道によって日本だけでなく
世界からも批判が集まった。

しかしこの騒動の一番の問題点は、
これ程の問題発言をしても
当の杉田水脈本人は
「間違った事は言っていない」と
堂々としているばかりか、
ゲイを名乗る人物からのツイッターへの
投稿があったが削除したという風に
批判を受け付けない姿勢を
貫いている事であろう。

ここで、LGBTとは何を指す言葉なのか、
そして杉田水脈議員が受ける非難の核は
何かをまとめてみる。

 「LGBT」の言葉の意味とは?


そもそも「LGBT」とは、性的少数者の
一部の人々の総称であり、以下の
カテゴリーに該当する人々を指す。


レズビアン(Lesbian)
女性同性愛者

ゲイ(Gay)
男性同性愛者

バイセクシュアル(Bisexual)
両性愛者

トランスジェンダー(Transgender)
出生時に診断された性と
自認する性の不一致

引用:コトバンク

この言葉が使われるようになった
きっかけは、1990年代に世界でエイズが
問題になった際、上記の性的少数者の
人々が、問題発言のある様な
差別をなくし、法律上の権利を
取得する為に連帯して自分たちの事を
「LGBT」と名乗った事に始まる。

また日本でもLGBTの人々は
パレードや映画祭などを行って
自分達への理解を求める行動もあって、
文部科学省は各都道府県の教育委員会に
LGBTの生徒への問題点が無い様にする
配慮を呼び掛けている。

そして世界の企業ではLGBTによる
問題発言等を禁じる社内規定の整備も
進められている。

このような状況下で日本だけでなく
世界からも批判を受けた杉田水脈議員の
問題発言であるが、
「生産性が無い」という問題点がある
内容の発言の批判の核になる内容は
どういう物なのか?

 杉田水脈議員への批判の内容の核は?


上述の杉田水脈議員の発言には、
国会でも反論の声があるが、
その反論の意見に共通しているのは
LGBTの人々の人権を擁護した
物である。

元内閣総理大臣の鳩山由紀夫は、
自民党内に「女は子供を生む機械」との
今では隔世の感がある発言した大臣も
存在した事を述べていたが、彼もまた
LGBTの人たちには自分の人生を堂々と
歩いてもらいたいとのエールを贈って
いる。

また立憲民主党議員で
LGBT政策情報センター代表理事を務める
尾辻かな子は、LGBTの人々もまた
納税者であり、そして当たり前の事で
あるが、全ての人は生きている事自体に
価値があると反論している。

そもそも人間1人1人にはそれぞれ
損なわれる事はあってはならない
尊厳があるのだ。

杉田水脈議員のLGBTに関する発言は
日本と世界で批判を浴びているが、
実はこの発言は今回が初めてではない
所もまた大きな問題点である。

 

 

 杉田水脈議員の問題点!?過去にもLGBTに関する問題発言が!

 


上述の「新潮45」の問題発言が原因で
大炎上を「やらかした」杉田水脈議員は
過去にもLGBTの件で、日本と世界で
炎上の経歴がある。

そのコメントには
「LGBTの人は普通の人とは違う」とでも
言いたげな内容が問題点となった事は
「新潮45」の時とほとんど一緒である。

ちなみにホリエモンこと堀江貴文は
「炎上される者になれ」という内容の
本を出版しているが、その炎上の内容は
杉田水脈議員が問題点だらけの
LGBTヘイトの問題発言をして
日本はおろか世界中から批判を浴びる
様になれ、という事ではない。

杉田水脈議員には、過去にどの様な
炎上歴があるのか?

 驚愕のコメント!杉田水脈議員の炎上歴


杉田水脈議員の炎上劇は、一貫して
LGBTの人たちに対する偏見がある事が
共通項である。

2015年7月2日にはネット番組の
「チャンネル桜」において、
「同性愛者の子供は普通の恋愛が可能な
子供と比べ自殺率が6倍にもなる」と
いう内容の問題発言を笑いながら行い、
しかも同性愛者に対して税金を使う
大義名分は無いという問題点のある
内容のコメントを残した。

これらの内容は世界的に有名な
メディアの一つである
アルジャジーラによって翻訳されて
報道され、記事がツイッターで拡散した
事により日本ばかりでなく世界からも
批判を受けて炎上した。

また同年に杉田水脈議員はブログで
今回の「新潮45」の時と同様に
LGBTの人々の様な「生産性が無い」人を
普通の人と同列に扱う事は無理があると
述べただけでなく、
「LGBTの人々の権利の主張は、
問題点があれば国に何とかして貰おうと
いう自立心の欠如」とまで述べている。

ここまでブレない杉田水脈議員が
上記のような問題発言をする理由は
どの様な物なのか?

 杉田水脈議員はコミンテルン陰謀論を信じていた?


例えば先日に教祖麻原彰晃が死刑と
なった、オウム真理教の様な
カルト宗教でも、一度生まれた組織が
形を変えて存続する例は日本にもある。

また世界に目を向けると、
旧ソ連で世界革命の実現を目指す目的で
創立された「コミンテルン」の残党が、
1943年の解散以後も暗躍しており、
日本の支配の為に「家族」の崩壊を
目的としてLGBTの支援の普及を
仕掛けてきているという説があり、
杉田水脈議員もその説を信じている
1人である。

このコミンテルンの陰謀論を信じている
政治家や論客は保守派が多いが、
杉田水脈議員も保守ならば、
その時点でLGBTの人々の尊厳もまた
「保守」する事をなぜ考慮しないのかと
いう問題点も浮かぶ。

その陰謀論を信じて良かれと思って
発言しても、個人の人格を尊重しない
限り問題発言として日本と世界から
叩かれる事は間違い無い。

 

 

 まとめ

 


同性カップルの結婚に相当する
「同性パートナーシップ制度」が
2015年に東京都渋谷区に条例の施行が
始まってから、日本でもLGBTの権利を
守る動きが始まっている。

それだけに杉田水脈議員の問題発言は
世界からも批判を浴びており、
同議員に対する議員辞職を求めるデモが
開催された。

炎上も関係無いと言わんばかりに
「間違った事は言っていない」という
内容をツイッターに残す了見を持って
事が杉田議員の問題点であろう。

<参考サイト>
Newsweek
コトバンク

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