加計学園問題の重要文書「備忘録」内容と安倍首相の国会答弁!備忘録とは何か?証拠能力はあるのか?

2018年4月10日、愛媛県中村時広知事が
加計学園問題の重要文書「備忘録」の
存在を明らかにし、所在の調査を
進めている。

とある政府関係者もまた、文書の問題に
ついては関係無いと言っていはいるが、
与党議員は加計学園問題での政府の失策
に危機感を募らせている。

財務省の文書改ざんと自衛隊の日報隠蔽
との問題で安倍首相の立場も
危うくなったとの見方が強いが、
この備忘録は安倍政権終焉の
とどめとなるのか?

 

加計学園問題の焦点、「備忘録」の内容と安倍首相の答弁との矛盾が明らかに!

 


加計学園が愛媛県今治市に獣医学部を
新設する計画で、
その内容を県と市の職員がメモしたと
言われる「備忘録」の文書の内容に
「本件は首相案件」とされた、
問題となる記述が見つかった。

その備忘録の内容は2015年4月2日に
於いて、加計学園が愛媛県今治市に
獣医学部新設計画をめぐり、
加計学園の加計孝太郎と県と市の職員、
安倍首相とが会食の席で話していた事を
示唆している。

この文書の内容が真実ならば安倍首相が
2017年1月20日の国会の答弁が
虚偽という事になり、この文書の問題で
安倍首相は野党からの追及を受け、
国会の紛糾はまぬがれない。

この文書には、当時首相秘書官を
務めていた柳瀬唯夫経済産業審議官が
当初、この会食の件を知らないと
コメントしていた、にもかかわらず、
「本件は首相案件」と話した
内容が含まれていた。

その文書内の証拠となる記述は、
以下の通りである。

・本件は、首相案件となっており、内閣府藤原次長の公式のヒアリングを受けるという形で進めていただきたい。

・国家戦略特区でいくか、構造改革特区でいくかはテクニカルな問題であり、要望が実現するのであればどちらでもいいと思う。現在、国家戦略特区の方が勢いがある。

・いずれにしても、自治体がやらされモードではなく、死ぬほど実現したいという意識を持つことが最低条件。

・四国の獣医大学の空白地帯が解消されることは、鳥インフル対策や公衆衛生獣医師確保の観点から、農水省・厚労省も歓迎する方向。

・文科省についても、いい大学を作るのであれば反対しないはず。

・獣医師会には、直接対決を避けるよう、既存の獣医大学との差別化を図った特徴を出すことや卒後の見通しなどを明らかにするとともに、自治体等が熱意を見せて仕方がないと思わせるようにするのがいい。

引用:HUFFPOST

この備忘録の内容で「国家戦略特区」で
いくか、それとも「構造改革特区」で
行くかという部分では、安倍首相側が
加計学園の要望を把握していたと
見られる発言もある。

これは計画が早い段階から首相が
知っていた可能性を示している。

その裏付けとして、
国会において問題となった
安倍首相の行動があった。

安倍首相が追及された
加計学園理事長との接触の真実!


そもそも安倍首相と加計学園理事長とは
数十年にわたる「腹心の友」であり、
第2次政権発足後からでも
数十回にわたり会食あるいは接触を
したという理由で国会でも問題に
なった。

しかし、安倍首相は国会の答弁で、
加計学園理事長が
自分に親しい立場を利用して、
何かを成し遂げようとした事は
1度も無いという反論をした。

安倍首相はその後において
「申請段階で承知した」と訂正し、
その上で加計学園の計画を知ったのは
2017年1月20日と主張した。

しかし、上記の「備忘録」の文書の
2015年4月2日の内容が真実ならば、
安倍首相は国会で虚偽の答弁をした
事になる。

そしてその備忘録の内容によっては
加計学園の問題で安倍首相は野党からの
追及を受け、政権の終焉の
憂き目に会う可能性がある。

財務省の文書改ざんと自衛隊の日報隠蔽
で安倍政権の立場は徐々に
危うくなっていったが、
自民党の閣僚関係者によれば、
この加計学園問題が止めの一撃になると
語っている。

この備忘録は当然ながら
大きな証拠能力がある事になるが、
その所在はどうなっているのだろうか?

 

加計学園の重要文書、「備忘録」の内容は国会を揺るがしかねない!

 


愛媛県の中村時広知事は
2018年4月10日、安倍首相の国会答弁と
内容が違う事で問題になっている
加計学園の重要文書、「備忘録」の
ある事を明らかにしている。

しかし同知事は、「備忘録」はあくまで
報告用に作成したメモであって、
公文書では無い為に保存する義務が
生じず、文部科学省、農林水産省、
内閣府に対しての説明の際に配布した
可能性は否定できないとも説明した。

メモの証拠能力は例え一般人が
書いた物であっても弁護士が書いた物と
同じ法的効力があり、
安倍首相も関係している
加計学園の問題の重大さを考えれば
国会で取り上げるべき
内容の文書なのだ。

この様な文書がすぐに見つからない
状況であるという状況も
にわかに信じられない話ではあるが、
この備忘録の発見により、
愛媛県は安倍首相が加計学園問題に
直接関与していた事と、
交渉が有利に運ぶ様に、文部科学省他の
各省庁に見せた事実を認めた事になる。

そして安倍首相の国会の答弁の内容が
嘘であった事を証明する事となる。

この備忘録の内容を追及するべく、
野党は今後、安倍首相の発言と
照らし合わせて
問題を検証する方針である。

今後の野党の加計学園問題の追及方針とは?


加計学園の備忘録がある事が判明する
以前は、安倍首相の国会での発言同様
関与は無いと見られていた。

しかし野党はその文書の内容を
否定していた、当時首相秘書官を
務めていた柳瀬唯夫経済産業審議官の
証人喚問を求める方針で、
与党もこれに応じて柳瀬氏の
参考人招致を検討する方向である。

この備忘録の存在で加計学園問題の
嘘が明らかになり、その審議には
勿論安倍首相も同席する。

国会で野党は文書と安倍首相の
発言の矛盾を突く事は間違い無く、
加計学園問題は最後に
重大局面を迎えるであろう。

 

まとめ

 


安倍首相は、第1次政権時から
自分の味方なる人物を大切にしてきたが
この加計学園問題ではそれが完全に
裏目に出た格好だ。

愛媛県知事が明らかにした備忘録は、
もしその所在が明らかになれば
国会を揺るがす内容の文書となるに
違い無い。

この件で、安倍首相の虚偽答弁が
証明される様な事になれば、国民は
政治家や官僚は息を吐く様に嘘をつく
との思いを一層強くするだろう。

<参考サイト>

TBS NEWS
HUFFPOST
日刊スポーツ

おすすめの記事