森友・加計・日報問題のダメージもあり
2018年の秋の自民党総裁選に向けて
政権交代の動きの可能性も
取り沙汰されている。

立憲民主党と民進党の幹部も口を揃えて
辞任すべきという構えを見せ、
衆議院解散の可能性も濃厚だ。

安倍晋三首相は、「桜を見る会」で
楽しんだ桜の花の様に、散華ならぬ
辞任は秒読みになったのだろうか?

 

2018年、安倍晋三首相辞任は秒読みの段階なのか!?

 

防衛省の日報問題、加計・森友問題で
安倍晋三首相の支持率が急落し、
この現状を変革すべきとして
野党がスクラムを組んでいる状況の中、
2018年半ばのタイミングで
安倍晋三首相の辞任は秒読み段階に
入り、存続の可能性は薄いとの
見方もある。

そして福田純一元事務次官による
セクハラ被害の証言が
テレビ朝日の女性記者よりあった事で
安倍晋三首相の2018年秋の総裁選で
「3選」を果す可能性は10%になり、
後は麻生太郎財務相が辞任すれば
ゼロになるともささやかれている。

森友問題で安倍政権存続が危ぶまれ、
この問題と加計学園、防衛省の日報問題
と合わせて「仏の顔も三度」とばかりに
野党側の怒りに火を付けた
安倍晋三首相が辞任まで秒読み段階に
入った原因はこの3つの問題が止めと
断定すべきなのだろうか?

森友・加計・日報問題が安倍政権と国益に与えかねないダメージ!


2018年5月から6月に予定されている
米朝首脳会談の結果によっては、
北朝鮮の国交正常化もある様な、
戦後の外交の総決算を迫られている
状況にある。

しかし、現在の日本では、
森友問題他の諸問題で安倍政権が
終焉を迎える秒読みの段階にある
可能性から、秋の自民党総裁選を
見据えている動きもある。

だが、こうしている間にも
国益が損なわれる懸念があるのだ。

実際に国内で政権が上手くいって
いないと外交もうまくいかない場合が
あるが、この諸問題が安倍政権に与えた
ダメージを検証してみる。

森友問題での文書改ざん問題では、
近畿財務局の担当職員の自殺と
国有地売却時の理財局長であった
佐川宣寿国税庁長官の辞任があり、
財務省も改ざんの事実を認めざるを
得なかった。

しかし安倍晋三首相の直接関与が
無かった事で攻撃の「ネタ」に
困っていた時に防衛省の日報隠蔽の
問題が発覚し、透明性の維持を
すべきとしてこれもまた森友問題同様
メディアに取り上げられたが、
自衛隊がイラク派遣時の日報であった
事から盛んに取り沙汰はされなかった。

しかし森友問題に見られる
政権の不透明な部分から不信感を
持たれていた安倍政権は、加計学園が
獣医学部新設に際し理事長が
安倍晋三首相の友人であった事から
口利きがあったのではないかという
疑惑を持たれた。

マスコミも大問題として取り上げた
事で、衆議院予算委員会では野党が
徹底追及をするに至った。

これが元で現在安倍晋三首相が
2018年中に辞任は間違い無く、
もはや秒読み段階と言われているのは
承知の通りである。

この様な状況のもと、
安倍晋三首相の求心力低下は、
自民党内でも関心が他候補に動いている
事でも明らかになっている。

もはや辞任秒読みとなっている証拠は、
小泉純一郎元首相は安倍晋三首相の
信頼の低下に対する指摘がある。

その終焉は2018年中盤である可能性も
ある事で、総裁候補達は早くも
次政権への展望を始めている。

意外な伏兵!?ポスト安倍を狙う総裁候補達


「ポスト安倍首相」という
「タナボタ」の可能性を狙う総裁候補の
面々は早くも世論調査の数字に
一喜一憂している。

事実、安倍晋三首相を上回る
パーセンテージをマークする候補もいる
事実は、安倍政権にとって憂慮すべき
事態に違いない。

その内訳は、以下の通りである。

 

石破茂   26.6%
小泉進次郎 25.2%
安倍晋三  18.3%

 

この結果からも、いかに森友問題他の
ダメージが大きかったかを物語る感が
あり、今の所「暫定1位」の石破茂は
小泉進次郎と共に政権を担う青写真を
描いている。

上の数字から見ても支持率は過半数を
超えている事からも、安倍晋三首相の
辞任はもはや秒読み段階と
すべきなのだろうか?

 

森友問題から見る安倍晋三首相辞任の可能性は!?そして野党がすべき配慮は?

 


2018年3月16日の朝日新聞での社説では
森友問題での文書改ざんによる政治と
行政を立て直す事が最優先にすべきとの
記述があった。

この社説の内容は安倍晋三首相の辞任も
秒読みと示唆している可能性もあるが、
その様な政界を改革すべきとの声を
一番大きく張り上げているのは
野党の代表諸氏である。

森友問題他の諸問題を受けて
「うみを出し切る」と述べた
安倍晋三首相に対して、秒読みで辞任と
いう状況に追いやる事も辞さない姿勢は
2018年中に安倍晋三首相が退陣する
可能性を示しているかの様である。

安倍晋三首相への野党代表連のシュプレヒコール!


安倍晋三首相に関する森友問題他の
諸問題への追及の姿勢は、複数の野党の
代表のコメントからも明らかである。

2018年3月21日には立憲民主党の
枝野幸男代表は、具体的な行動を
示さない安倍晋三首相を批判し、
柳瀬唯夫経済産業審議官他の
関係者の証人喚問に対応すべきとの
要望を述べた。

共産党の小池晃書記局長は、
福田純一元事務次官のセクハラ疑惑の
件を受け、この件の麻生太郎財務相の
責任の重さを説き、秒読み段階を踏む
どころかすぐに辞任すべきとの
見解を明らかにし、当然ながら
安倍晋三首相の責任も問うている。

民進党の増子輝彦幹事長は、
野党が安倍晋三首相に対して徹底的に
辞任に追い込む体制の必要性を説いた。

この様に野党側は詰将棋を解く様に、
もはや秒読み段階とも取れる
安倍首相の辞任に向けての可能性を
探っている。

だが、自民党の森山裕国対委員長は、
果たして森友問題他に見られる
不透明性を盾に取り、審議が
中断される事が良い事なのかどうか、
疑問を投げかけている。

真相究明よりも国会正常化を説く森山国対委員長!


自民党の森山国対委員長は、
2018年中の政権交代の可能性のある中で
国会が紛糾しかねない状況を憂慮し、
この状況の中で野党に対しても
疑問を投げかけるコメントをしている。

森友問題を受けて、財務大臣の辞任も
要望する野党の声もあったが、この件に
対して森山国対委員長は、
国会が財務大臣の辞任を決める事は
出来ないというルールを説いている。

その上で野党側にも、
一見筋の通っていない様に見える
可能性がある事への理解を求めている。

そして、国民に対しても国会の正常化が
果せなければこれ程恥ずかしい事も
無いので、自重すべきと締めくくった。

安倍晋三首相の不透明性を明らかにし、
総裁候補の面々がチャンスを窺う事も
アリとはいえ、国会が魔女狩りの場に
なってしまっては国の行く末を誤る事と
なる。

自民党内外の情勢は安倍晋三首相に
とって楽ではない、2018年内での
辞任もある「秒読み」の情勢であるが、
これからの国会の為に説明責任を
果たすべきだろう。

 

まとめ

 


森友問題他諸問題の不透明性で、
安倍晋三首相は2018年内にも辞任は
秒読みとなる可能性が出来てしまった。

しかしながら、近日中に行われる
米朝首脳会談の成果によっては、
日本もまた少なからず影響を受ける
可能性もあるので、少なくとも
外交の為に内政は正常にする
心配りを野党側も理解の必要がある。

野党側はこの状況で魔女狩りの様な
「群集心理」に陥ってしまえば、
日本の行く末があさっての方向を
向いてしまうからだ。

<参考サイト>
JIJI.COM
NEWSポストセブン
TheLibertyWebS

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