自動ブレーキ誤作動で事故の責任は?事故率減少の真偽とメーカー信頼度をチェック!

近頃CMでも頻繁に見かける衝突被害軽減
ブレーキ(自動ブレーキ)搭載車。

最近、この自動ブレーキの誤作動による
事故の発生が報告されているのを
ご存知だろうか。

自動ブレーキの安全性や、有事の際の
事故の責任はどこにあるのか、
大変気になるところだ。

また、事故率が減少したという話は
本当なのか?どのメーカーが信頼出来る
のか?等、様々な情報を調査してみた!

 

自動ブレーキの誤作動による事故が増加!?
原因や責任はどこに

 


CMで見る度ワクワクしてしまうような
自動ブレーキの技術。

既に世界中で取り入れられ、当たり前の
技術となったが、人生をも変えてしまう
その技術は、常に責任を問われ続ける
運命でもある。

筆者のように「これで事故に遭わない!」
と手放しで事故率減少を期待してしまう
人がまだいるかもしれないが、
自動ブレーキ誤作動による事故発生は
多く報告されているそうだ。

国土交通省が初めて調査に乗り出した
結果との事で、大変気になる情報だ。

内訳を見てみると、何と、昨年の自動
ブレーキトラブルは340件にも上る。

そのうち誤作動トラブル率は?
また、その責任の所在はどこに?
と様々な気になる情報を解説する。

一方、
自動ブレーキ搭載による事故率減少の
噂も間違いなく存在するが本当か。

文章後半でその真偽も調査しよう!

自動ブレーキ誤作動で激震!事故の原因と責任は?


国交省によると、昨年にドライバーやメーカーなどから報告のあった自動ブレーキのトラブル情報は計340件。これらを独立行政法人・自動車技術総合機構の交通安全環境研究所が分析したところ、自動ブレーキが十分に作動しなかった例は88件あり、うち72件が接触や追突などの事故につながっていた。歩行者がはねられて死亡した事故も1件報告された。引用:YAHOO!JAPANニュース

事故の原因は
勝手に作動が249件(内10件事故)
十分作動せずが88件(内72件事故)
その他が3件だった。

気になるのは、自動ブレーキ誤作動に
よる事故の責任の所在だ。

まず、勝手に作動した場合、これは主に
自動ブレーキ搭載車が何らかの誤作動で
急停止して後続車から追突されるケース。

この場合、基本的には、追突された側は
製造物責任法(PL法)による、損害賠償
を求める事が出来る。

逆に追突した側が責任を問われるが、
その際は弁護士に相談しよう。

恐ろしいのは十分作動しなかった場合。
何と、これは基本的に運転手の責任だ。

自動ブレーキが作動する条件はメーカー
によって様々であり、あくまでも
運転補助装置として認識すべきという
大前提があるからだ。

多少の誤作動はあって当たり前
という考え方なのかもしれない。

メーカー別の特徴を調査!


先ほど、メーカーによって自動ブレーキ
作動の条件は様々だと述べたが、
具体的にどんな条件の違いが
あるのだろうか?

また、メーカー別の特徴も気になる
ところだ。全車種を比較できるわけでは
無い為、あくまでも参考に見て欲しい。

特徴を比較する上では、
◎バイク、自転車、人間が検知できるか
◎作動速度域は何キロか
◎衝突回避速度は何キロ以下か
等、その他も多くのポイントがある。

そう考えると、唯一作動速度指定が無く
全ての対象を検知出来るのはスバルの
アイサイトだという事がわかった。

他のメーカーもそれぞれ特徴があり、
車種によっても変わる為、購入の際に
一度詳しく調べてみて欲しい。

それにしても、バイクや自転車を検知
しないものも多く、あくまでも車同士
の事故防止機能なのだと思い知った。

 

自動ブレーキ搭載で事故率は本当に減少したのか?

 


ここまでは、自動ブレーキの危険性
について説明してきた。

しかし一方で、自動ブレーキ搭載に
よって事故率が減少しているという情報
がある事も事実だ。

これは本当なのだろうか?もしも事故率
が減少しているとしたら、未来のため
にも是非拡大していくべき機能だ
と言えるだろう。

自動ブレーキ搭載車、事故率減少の真偽を調査!


警察庁がまとめた2017年の交通事故発生状況によると、交通事故発生件数が前年比5.4%減の47万2165件だった。

交通事故件数の減少は4年連続。交通事故件数は大幅に減少しており、この3年間で約10万件減少した。自動ブレーキなどの先進運転支援システム普及などの効果と見られる。
引用:Response

この情報を見ると、確かに交通事故発生
件数は減少しており、自動ブレーキの
普及によるものだと警察が認めて
いる事になる。

単純に3年間で10万件も交通事故
が減っているとはすごい事ではないか!

事故率減少を受けて様々な影響が


これを受け、国土交通省も2020年までに
先進安全技術 (自動ブレーキと
ペダル踏み間違い時加速抑制装置)を
標準装備かオプション設定する見通し
であると発表している。

また、世界的に見ると、各国で
自動ブレーキによる事故率減少のデータ
が出てきているため、自動ブレーキ
搭載車に対して保険料割引制度を導入
する国が増えているそうだ。

日本は世界に比べると事故率減少の
データが少なかった為に導入が遅れた
ものの、近年やっと実証され、
2017年1月からの割引導入を
2015年に発表している。

 

まとめ

 


発売当初、夢のような機能だと思われた
自動ブレーキにも誤作動等の欠陥が
見つかり、騒ぎたくなってしまうのは
当然かも知れない。

しかし、実際に自動ブレーキは交通事故
率を大幅に減少させている。

今後、高齢者が増える一方の日本に
おいては、まさに拡大すべき機能だと
言えるだろう。

その為にも、普段は、有事の際のお守り
位の心持ちで運転するのが
一番ではないだろうか。

miya

<参考サイト>
Wikipedia
YAHOO!JAPANニュース

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