こんにちは。
他の記事でもご紹介していますが、
近年マスマーケティングから
ビッグデータを活用した
マイクロマーケティングが注目されて
います。
その一環としてコンビニのマイクロ店舗
がありますが、ファミリーマートが先陣
を切るように進化しています。
コンビニのマイクロ店舗とは?
コンビニのマイクロ店舗とは、
食品自動販売機を活用した小型の
コンビニです。
小型だからマイクロ店舗というとは
限らずマイクロマーケティングを利用
しているということも含まれています。
コンビニといえば全国至る所に存在
しますが、地方の山陰圏、病院、工場、
オフィス、駅ナカなど小規模商圏での
戦略が今後期待されています。
土地があれば出店できますが、採算性や
投資金額の回収に時間がかかるなどの
リスクから店舗出店は控えて食品自動
販売機で代用していく動きが高まって
います。
食品自動販売機はコンビニの縮小版と
言われることもあってか、おにぎり、
カップ麺、サンドウィッチ、お菓子、
飲料、ストッキング等の衣料品まで
取り揃えています。
すでに商品数も50~60商品あり、
ラインナップも自由にカスタマイズする
ことで、無駄な仕入れを減らすことが
出来ます。
筆者の入社した会社の工場の食堂や
独身寮にも設置されており、店舗で買う
より少し割高かもしれませんが、
外に出て買いに行く手間が省けます。
生協が存在しない中小企業やベンチャー
企業、その他アパート、マンションなど
に設置されていく見通しです。
ファミリーマートが変えるコンビニの将来
話は変わりますが、アメリカのアマゾン
が経営するコンビニでは自動レジが
実用化されていて、国内の自動レジ
よりも技術力が進んでいます。
コンビニの運営コストのうち人件費の
占める割合は大きく、大きな土地を
買ってコンビニを出店させると先行投資
の回収に不安が残ります。
食品自動販売機の他にも、たとえば
ファミリーマートでは
オフィスファミマカフェという小規模な
露店をオフィスに設置することが
始まりました。
ファミリーマートのホームページを
見ると紹介されていますが、
食品自動販売機より省スペースで
低コストで設置できることが書かれて
います。
ただ、売上金額を投入する場所が
募金箱に似ており、
決済のセキュリティーが心配です。
どこか田舎の無人改札(改札機なし)を
思い出します。
簡単に万引きできるのではないかと
不安が残ります。
食品自動販売機同様、1日1回、
週に1回など、専門の業者が商品の
仕入れと陳列を行うというのですが、
これだけだと、ファミリーマートで
なければならない理由がいまいち
よく分かりません。
ここに自動決済機能や購入履歴を遠隔で
やり取りして自動的に在庫管理や発注を
行ってくれると更に良くなると思います。
従来の店舗型コンビニでは割と何でも
揃っていましたが、オフィスファミマ
カフェや食品自動販売機は逆に必要な
ものをあらかじめカスタマイズできる
点で、優れていると思います。
建物やオフィスの需要に合わせて
陳列する商品をカスタマイズする点では、
個人商店からスーパーへ進化した
商売スタイルと逆行していて、
ある意味面白いです。
昔は八百屋、精肉屋、魚屋、駄菓子屋と
それぞれ専門商店が別個で存在し、
スーパーや百貨店に集約される動きが
普通でしたが、これからのコンビニの
ビジネススタイルは、集約ではなく
解体に向かっているということです。
誰でもスマホを持ち、
人とインターネットが簡単に繋がる
ことができるようになりましたが、
日用品や消耗品、食品などは店舗に
買いに行かなければ基本的には
手に入りません。
なかにはパルシステムや
ネットショッピングのような
宅配サービスを活用している人も
いますが、まさにコンビニも
宅配サービスを始めたのか、
と感じさせられます。
オフィスファミマカフェについては、
おままごとを想像させるほどで、
まだチープな感じが否めませんが、
食品自動販売機は大きく期待できます。
まとめ
いかがでしょうか。
マイクロマーケティングの一環として
コンビニのマイクロ店舗をご紹介
しました。
建物内に飲料以外の食品自動販売機が
あればちょっと小腹が空いた時に
重宝しそうですね。
SAT