1990年代の半ば以降、新入社員の離職率
は上昇の一途をたどっている。
辞めたい理由は人それぞれではあっても
正社員経験を積む上では大きなマイナス
となってしまい、最悪「うつ」にまで
追い込むケースもある以上、会社側に
とっても入社半年前後までの期間は
大切な時期である。
本人の意識は重要だが、入社1年で
いなくなる「カゲロウ社員」を増加
させない為にも会社が手を差し伸べる
必要性は大きい。
新入社員が就職した会社を辞めたい理由!時期は一考の余地あり!
1990年代後半以降、新入社員が
せっかく会社に入社しても半年までの
時期に1割以上の人が、
4年以内の時期に3割以上の人が
辞めたいと考えた上で実際にいなく
なってしまうほか、「うつ」なる人も
いる事実は、会社側にとっても
深刻な悩みである。
この事に関しては相談相手は会社外部の
人間である事が確実視されている。
新入社員が勤め始めた会社を、数年も
経たないうちに辞めたいと考える人も
多い理由は、本人の当初の予想とは
条件が違った事による例が多く、
新入社員が「うつ」になる以前に、
会社側も相談の場を設ける事が
求められるだろう。
新入社員が「辞めたい」と考えた理由は
以下の様な物がある。
給与が予想と違っていた
現在は、世の中全体で給与額が大きく
下がっており、40代から50台の人でも
月給が20万円台の人も多いが、それでも
「思っていた給与と違う」との考えで
転職を決める事がある。
業務内容が予想と違っていた
採用時には企画を担当してもらうという
話であった筈が、退職者が出た為に
実際には営業やテレホンアポインターで
あった事により、退職を考えた
人もいる。
理不尽に見える人間関係に悩まされた
思っていた部署に配属されたにも
関わらず、入社以来長く勤めている社員
がいるのは、人間関係が良好な為で
あり、希望の部署に配属されても人間
関係がうまくいっていないことで
半年以内に「うつ」になってその会社を
辞めてしまう社員もいる。
会社内の人間関係に疎い新入社員が
一見理不尽に見える人間関係のある
会社内でうまく立ち回ろうとしても
大変難しい話であり、そこは会社側の
サポートが重要となる面の一つであると
いう事を忘れてはならない。
また、新入社員から辞めたいという相談
が時期は4月から6月が一番多い時期だが
ボーナス前の時期である12月と年度の
区切りとなる1月から3月の間の時期は
少ない。
旧世代の人からは「石の上にも三年」と
いう諺もあるではないかと批判の声も
出てくる可能性があるが、新入社員の
相談の内容を聞いてみると、彼らに
とっては人間としてストレスがかかって
当然の状況にあるのだ。
そもそも職場での新入社員の気持ちを
考えてみれば、仕事の内容、量、就業の
時間、人間関係を自分でコントロール
出来る訳では無いという状況で
ストレスがたまり、「うつ」になる
可能性もある事の考慮の必要が
あるだろう。
これは、優秀な人材を多く採用する為に
事前に職場の状況をはっきりと説明を
しない会社側にも責任はあり、この様な
理由により、辞めたいという人が出たり
場合によっては新入社員が「うつ」に
なった原因は会社側にもある。
入社間もない半年前後までの時期は、
新入社員にとっても会社側にとっても
大切な時期という事を
忘れてはならない。
しかし新入社員が誰かと相談した上で、
会社を辞めたいと思って飛び出しても、
3年から5年の間は正社員として勤務を
継続していないと、キャリアの上では
致命的なまでに評価を落とされる。
なぜならば、仕事を始めて半年も
経たない時に壁にぶつかった事でも、
何らかの解決策を自分で見つけて
成功した体験が無いままだと、
「キャリアが無い」と判断をされる事が
その理由であり、もはや「うつ」に
なっている余裕は無いのだ。
そしてこれを乗り越えた、半年から
1年後の時期には、その状況は一変し、
苦しんでいた新入社員も「化ける」
可能性があるが、その為には良き
相談相手もまた必要なのだ。
新入社員の理想の相談相手は? 半年持たずに「うつ」対策は?
新入社員が4月から6月の時期に自分には
合わないという理由で、場合によっては
「うつ」になったという理由で
会社を辞めたいと相談する相手は
会社外で信頼がおける年上の人がベスト
ともいわれるが、現実にその様な
相談相手を見つける事は難しく、
ネットが主な情報源である。
一定数の新入社員が、入社して半年も
経たない時期に辞めたいと思って
しまう理由は、会社での人間関係の
処し方が判らなくなり、相談相手も
見つからない事で、いつ終わるか
判らない不安に苛まされてという面も
大きいのだ。
この意味では、会社側も新入社員が
「うつ」にならない様なメンタルケアに
最新の注意を払う必要があるので、入社
から半年未満の時期は特に重要となる。
一番恐ろしい事は新入社員の相談相手が
誰もいない事で「うつ」になり、
半年すら持たない事は言うまでもない。
そして新入社員の人達がわきまえておく
必要がある事は、入社して半年も
経たないうちに会社を辞めたいと
考える事がある時期は、社会人ならば
誰もが通る時期という事である。
新卒で会社に入社した新入社員ならば、
希望通りの職種の仕事につく事が
出来なかったとしても、その事で自分の
新たな引出しが生まれる可能性と考える
事が必要であり、その事を知らないと
それを理由に辞めたいと思ってしまうか
あるいは「うつ」になってしまう。
会社で希望通りの給与が与えられず、
希望していた職につく事が出来ずとも、
それを理由に辞めたいと考えずに
上記の様にそこで問題を克服する事が
「キャリア」になるのだ。
その事で人に相談される位になろうと
いう頭の切り替えも大切である。
新入社員にとっては入社から半年未満の
時期は、自分が振り回されて「うつ」に
なる可能性もあるキツい時期ではあるが
その様な理由で辞めたいと考える前に
他人が評価するキャリアはどの様にして
出来るかを相談して勉強してみる事が
必要だろう。
まとめ
新入社員が会社を辞めたいと思う理由は
正社員としてキャリアに必要な一定の
時期を過ごす必要性も知らないという
事情による物が大きい。
しかし社会人になった以上、希望した
仕事以外でも今後の為に勉強になる意欲
は必要であり、それをわきまえてさえ
いれば仕事を楽しむ事すら可能だ。
そして会社側も、新入社員がネットで
情報を探るのみで相談の相手がいない
辛さや、半年以下で「うつ」となる人も
出る事情の考慮の必要もあるだろう。
参考サイト
マイナビ転職
