高齢者の運転事故の原因と対策!免許返納と賠償の家族負担を分かりやすく説明

今、高齢者の運転事故が多発している
ことが問題となっていますね。

日本が高齢社会となって久しいですが、
こうした高齢者の運転事故の
対策についても真面目に考えて
いかなければ
ならないということですね。

まずは、高齢者運転事故の原因と対策に
ついて考え、
さらに、免許返納と賠償についても
まとめていきます。

 

 

高齢者の運転事故の原因と対策!

 


高齢者の運転事故が相次いでおり、
事故を起こさないようにと
自ら免許返納を行う高齢者も増えている
とのことです。

運転事故は、日常生活で誰でも
遭遇しうる危険であり、
加害者になった場合は
高額な損害賠償を支払わなければ
なりません。

免許返納と賠償の家族負担については
後半で簡単にまとめていきます。

まずは、高齢者の運転事故の原因と
対策について見ていきましょう。

 

高齢者の運転事故の原因


高齢者の運転事故の増加が問題に
なっていますが、
主に3つの要素が原因となっている
ようです。

加齢による注意力の欠如

高齢者になると、集中力や注意力が
なくなる、
長時間続かなくなってくる
とされています。

若い頃と比べると注意力が低下する
というのは、
ある意味仕方ないことでもあります。

高齢者になることで、注意力が低くなり
運転事故を起こしやすくなってしまう
というのは、イメージしやすいかも
しれません。

高齢者になると判断力も低下

高齢者になると、判断力も落ちてくる
というのも想像しやすいと思います。

もちろん、判断すること自体は
できるけれども、
少し時間がかかってしまう
ということは、
高齢者であれば多くの方が
経験するのではないでしょうか。

運転時においては、非常に短い時間での
判断が要求される場面が多いです。

判断力が低下したことにより、
焦ってブレーキとアクセルを
踏み間違えてしまう
ということも往々にして起こり得ます。

ベテランの慣れ

高齢者は、何十年も運転をしている
いわゆる、ベテランドライバーである
ことが多いです。

運転に対する慣れから、油断してしまい
事故に繋がってしまうのですね。

実は、前の2つ原因よりも
この慣れが事故の原因となる場合が
多いとされています。

 

高齢者の運転事故の対策


では、どうしたら高齢者の運転事故を
減らすことができるのでしょうか。

まずは、年を取ったことにより、
若い頃と比べ、注意力や判断力が
低下しているということを
高齢者自身が自覚することが
大事だと言えるでしょう。

また、長年の運転による慣れから、
我流の運転をしてしまう高齢者も
多いようです。

対策としては、高齢者向けに
行われている講習に参加するという
方法が考えられます。

左右確認や巻き込み確認など、
意外と忘れていることも多いのでは
ないでしょうか。

自動車を運転し始めた頃の
緊張感を取り戻すという点でも、
そういった講習に参加することは
意味があることなのでは
ないでしょうか。

 

 

高齢者の運転事故!免許返納と賠償の家族負担を分かりやすく説明

 


高齢者の運転事故の原因と対策について
見てきました。

次は、免許返納と賠償について
まとめてみましょう。

高齢者の運転事故の原因と対策の
ところでもご紹介したように、
高齢者の運転事故は、
加齢による運転能力の低下や
慣れが原因となることが多いようです。

高齢者の運転事故の増加を受けて、
免許返納をする高齢者も増えてきて
いるようです。

また、運転事故と賠償は切ることが
できない関係にあります。

まずは、免許返納から
先に見ていきましょう。

 

高齢者の免許返納


高齢者の免許返納の動きは、
約18年前から始まったと言われて
います。

免許を自主的に返納した高齢者は、
運転経歴証明書が発行されます。

中には、公共の交通機関や
美術館などの一部施設を
割引価格で利用できる特典を
付与している地方公共団体も
あるそうです。

ただ、日常の生活を
送るために自動車は必要不可欠という
地域もあります。

自分の面倒を見てくれる人がいれば
良いのですが、
一人で暮らしている高齢者などは
特に、運転免許を手放すことが
難しいのではないでしょうか。

免許返納が一般的になるには、
高齢社会の抱える根本的な問題の
解決が重要となってきます。

 

高齢者運転事故による家族の賠償負担


高齢者の中には、認知症の症状が出て
くる方も多いです。

認知症が発症したにも関わらず、
運転を続けるのは、
当然ですが、危険です。

もし、認知症の高齢者が運転事故を
起こした場合、その責任は家族が
負うことになるかもしれません。

認知症の高齢者が
目を話した際に外を出歩き、
電車にはねられ、亡くなったという
事故がありました。

鉄道会社側は、
人件費や輸送費などといった費用の
賠償を遺族側に対して請求しましたが、

名古屋高裁は、夫を介護していた妻に
過失があったとし、
約360万円の賠償する必要がある
としたようです。

これは、高齢者による運転事故では
ありません。

しかし、
認知症の高齢者が運転事故を起こして
しまった場合、
家族が賠償の責任を負う可能性が
出てくる、
といった意味でも印象深い判決ですね。

高齢社会において、
高齢者の運転事故は非常に深刻な
問題です。

高齢者自身だけでなく、
その家族も一緒になって自動車の
運転について考えていくことが
重要なのではないでしょうか。

mick

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