中畑清と長嶋茂雄の絆と絶好調の意味!巨人待望論と監督成績&評価について!

2017年をBクラスでシーズンを終えた
巨人の高橋由伸監督は、もし来年も
V逸ならば解任という噂が流れている。

そこで後任として白羽の矢が立つと
考えられるのが以前巨人で活躍した
絶好調男、元DeNA監督の中畑清である。

彼の在任中の成績と評価はBクラスでは
あったが、彼のもとで育った選手は
日本シリーズで躍動した。

テンションで周囲と自分をも鼓舞する
彼の姿勢は、巨人入りして初めて仕えた
長嶋茂雄監督時代の影響が大きい。

 

巨人監督として中畑清復活か!?もし実現なら順位関係なく集客力は万全!?

 


2017年は2年連続で優勝を逃した巨人で
あるが、もし来年も優勝が出来なかった
場合、高橋由伸監督の進退が問われる
事になる。

今の巨人で深刻な問題は、何よりも
有望な若手選手の台頭が目立たない事で
あり、今年巨人を去った村田修一内野手
に匹敵する打棒を期待出来る若手が
育っていない事は高橋監督の懸念の一つ
に違いない。

しかし観客動員の為に常勝を義務付ける
巨人の方針が、ある程度戦力的に余裕の
ある状況でしか若手を使うことを不可能
にし、いわゆる「心中」でもしてゲーム
を捨てる戦いが出来ない事も、
高橋監督を含めて場数を
踏ませる事を難しくしている。

そこで次期監督として待望されている
のが1970年代から1980年代にかけて
巨人で活躍した「絶好調男」中畑清で
ある。

彼は1塁手として1982年から7年間に及び
ゴールデングラブ賞を受賞した実績も
あるが、そもそもはプロ4年目で初めて
ポジションを確保した苦労人である。

1980年代の巨人を背負って立つ若手を
育てるべく長嶋茂雄監督が第1次政権時
敢行した「伊東キャンプ」に於いて、
中畑清が長嶋茂雄から受けたノックの
際のやり取りの凄まじさは今も中畑清
本人が話題にしている。

その成果は、彼はその後の巨人の主力と
して印象的な活躍をした事に現れた。

中畑清に対して、天才と呼ばれ
1年目からレギュラーであった
高橋監督は、レギュラー取りに必死に
なっている若手の心情に対する理解力と
選手を育てて成功した経験の乏しさを
指摘されているが、これは中畑清と比べ
エリート街道を歩いてきた故に
彼に欠けていた物と考えられる。

だが彼は後述するように現在DeNAで活躍
する主力を育てた様に能力も眼力も定評
ある事は知られており、2017年のDeNA
リーグ制覇で再びその手腕が
脚光を浴びている。

そして巨人を人気面でも支えて来た実績
もある事で、ある程度成績を大目に見て
も観客動員を見込める意見もある事から
中畑清巨人監督就任説は現実味を帯びて
いると報道されているのだ。

 

「絶好調」のセリフは長嶋茂雄第1次政権時の経験から!DeNA監督としての中畑清監督の成績と評価!

 


現在の中畑清のキャッチフレーズが
「絶好調」という言葉である事は有名
だが、これは彼が1979年に成績を上げ
レギュラーとしての評価を固めつつ
あった時の出来事が始まりである。

当時の長嶋茂雄監督から自分の
コンディションを聞かれた中畑清は、
「まあまあです」と答えたが、これを
聞いた土井正三コーチに「嘘でもいい
から絶好調と返事をしろ」と注意を受け
その後いつでも「絶好調!」と答える
様になった事から定着した。

当時も選手層が厚い巨人の中にあって、
長嶋茂雄監督の目に留まるべく
何とかして成績を上げて評価され、
レギュラーを奪取しようとしていた
意気込みを感じるエピソードである。

その後長嶋茂雄監督による
地獄の伊東キャンプで逞しくなり
活躍した事は上述の通りであるが、
中畑清のDeNA監督としての成績と評価は
順位から見れば、彼が憧れ続けた
長嶋茂雄と比較して絶好調とは
言い難かった。

初年の2012年は6位、2013年と2014年は
5位、そして2015年はまた6位となった。

しかし中畑清のDeNA監督としての絶好調
振りは観客動員数に如実に表れ、球団の
努力もあるが現役時代に知れ渡った人柄
と発信力とで観客動員数を就任前と比べ
165%に急増させ、ファンクラブの会員
は約10倍となった。

正に絶好調だった中畑清の集客力の
成績は巨人時代に仕えた
長嶋茂雄の影響力に勝るとも劣らない。

中日他で投手コーチと監督を歴任した
故近藤貞雄氏も、成績も評価も
芳しくないチームの監督は
チームを盛り上げる「PRパイロット」の
役割をする重要性を述べていたが、
この点で中畑清はまさに抜群の成績と
評価するべきだろう。

彼が巨人での現役時代に長嶋茂雄監督に
仕えていた時、歌手の故三波春夫氏の
様に「お客様は神様です」とばかりに
ファンを楽しませる野球をする姿勢は、
絶好調キャラとして中畑清を売り出す
原動力となり、その姿勢に大きな
影響を受けたのだ。

そして忘れてはならない、育成面で評価
すべき事は、上述の通りに
2017年度の日本シリーズで躍動した
梶谷隆幸、筒香嘉智、荒波翔、
桑原将志、山崎康晃といった選手は
何れも中畑清がDeNA監督時代に経験を
積ませて育てた選手であり、いわば
彼の遺産であった。

それ故に中畑清は、選手を生かして
育てる能力と明るさで周囲を引っ張る事
が出来る稀有なキャラクター故に、今の
巨人に求められる人物となっている。

 

まとめ

 


今季Bクラスの成績に低迷した巨人は、
秋季キャンプで若手野手に1500スイング
を果たすという、長嶋茂雄監督第1次
政権時の伊藤キャンプを彷彿とさせる
猛特訓を敢行している。

常勝を義務付けられているチームだけに
周囲の評価も厳しくなると思われるが、
中畑清待望論があるのは、彼の育成能力
は勿論、選手時代から定評あるガッツと
明るさが今の絶好調とは言えない
巨人に求められているからなのだろう。

参考サイト
//bbcrix.com/articles/11883/original
//www.plus-blog.sportsnavi.com/denchu/article/43
//news.livedoor.com/article/detail/13770323/

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