イチローよ引退しろ!異例契約の内容と理由【会長付特別補佐】に否定的な意見続出!?

NPBでもMLBでも大きな足跡を残した
イチローが、マリナーズは、
会長付特別補佐に就任した事を
発表した。

選手として練習の機会とチーム帯同を
認めるが、今年中にロースター枠に入る
事は無いという、普通ならば引退の
理由となる扱いながら、来季は出場の
可能性を残す異例の内容である。

JRが行う、活躍したSLの「動態保存」の
様な契約内容には、彼に対する
マリナーズのリスペクトに対する
疑問の声が識者からも上がっている。

 

イチローの異例の契約内容!普通の選手なら引退理由にも!?

 


2018年5月3日(日本時間4日)、
MLBシアトルマリナーズは、イチローが
会長付特別補佐に就任し、今季の
残り試合には出場しない事を
発表した。

この契約内容は、彼が引退した事では
無く、今季はチームとの帯同や
練習参加を認められ、選手たちへの
アドバイスも可能であるばかりか
来季出場の目もあるという異例の物で、
他の選手ならば、ある意味プライドが
許さないという理由で引退する事も
あり得る内容である。

しかしイチローが、この異例の
契約を受け入れた理由は
何なのだろうか?

イチローの現在とチームに欠かせない役割!?


今のイチローは、プレーを見せる事は
無くとも、勝利の瞬間には颯爽と
グラウンドに登場し、選手たちを
迎えるルーティンを見せている。

今季はこの様にあくまでもベンチの一員
として振る舞ってはいるが、その為に
いくら練習が許されていようと、
来年には実戦感覚を取り戻す上で
大きく不利になるという懸念の声も
ある。

しかし彼はMLBにおいて、野球における
「走ってヒットにする」という様な
プレーや華麗な守備で常識を覆した
類稀なプレーヤーであり、周囲が抱く
その懸念をも自分が跳ね返せるかどうか
楽しみにしている様にも感じられる。

ただ、常識で考えれば野球選手は
あくまでも使って貰えるうちが花で、
現在のイチローの成績から考えれば
この恩恵にあずかる事が出来るか
どうかは疑問である。

2018年5月初め時点でのイチローの
成績は15試合で打率2割と少しであり
しかも今季の出場の機会が無い事は
来年に向けての実戦感覚も得る事が
出来ない事にもなり、以前の様な
活躍が難しくなる事は間違い無い。

しかしその一方で豊富な経験がある事は
言うまでも無く、それに加えて
英語とスペイン語が堪能である事で
選手とのコミュニケーションにも
問題は無く、選手に的確なアドバイスを
与える能力は折り紙付きである。

つまり彼にとっては充分に引退の時期が
きたと悟る理由になる内容であるが、
イチローとマリナーズでこの内容の
契約がされた理由はどういう物なのか?

マリナーズの狙いは日本での興行を視野に!?


現在のマリナーズの外野陣の内容は、
チームに残る事が確実視されている
4人のメンバーがおり、
マリナーズはイチローに対して
枠を用意出来る状況ではない。

この事だけでもイチローにとっては
充分な引退の理由になる事実だが、
ある証言によるとマリナーズは来年の
日本での開幕戦にイチローに出場して
欲しいと考えてこの異例の契約を
行ったといわれる。

その証言者によると、恐らく来年には
マリナーズはイチローとは
まずマイナー契約を結んでキャンプに
招待し、開幕戦までのレールを敷いて
おけばイチローの日本開幕戦お披露目が
かなうという内容のシナリオを描いて
いるとの事である。

しかしこれは、イチロー側にとっても
考えようによっては現役続行の
チャンスでもあり、異例の契約内容に
捉われなければ、日本開幕戦がある事で
マリナーズが引退勧告どころか
現役続行への道筋をつけてくれたとも
考えられる。

しかしこの異例中の異例の契約に対して
配慮のあり方を問う識者もいる。

 

会長付特別補佐就任はイチロー引退の理由にならず!?

 


イチローは、マリナーズと異例とも
いえる会長付特別補佐就任の契約を
交わしたが、この役職への就任に対して
本人は引退どころか「アスリートとして
自分がどう成長していくかを見たい」
との理由で前向きに捉えている。

だが、契約内容から見ていさぎよく
引退すべしとの声も決して小さい物では
無く、そればかりかイチローだけでなく
マリナーズに対する批判もある。

あくまでも野球選手は普通に使われて
いる事に意味があるという理由から、
張本勲氏は異例の契約内容に関する
批判をしている。

その内容は、引退後のイチローの
あるべき姿を示唆している様でもある。

張本勲氏の喝!イチロー「お預け」!?


「安打製造機」と言われた野球評論家、
張本勲氏はイチローに対する
マリナーズの契約内容に「喝」を
入れた。

そもそもプロ野球選手は選手間の競争を
経た上で出場が可能という契約が
前提の筈である。

しかしイチローに対しては生涯契約を
結び、来期以降は試合出場も可能という
異例の内容に対しては、
疑問と怒りを隠せない様子だ。

会長付特別補佐という肩書を付け、
練習は許可してもゲームに出さない
という契約内容は「お預け」の状態で
あると批判した。

また来任以降にチームの一員として
故障者の代わりに出場する可能性を
残している事に対しても
来年の日本での開幕戦での話題作りと
一刀両断した。

そして張本氏は、日本に来るのなら
背広組として来て、チームを引き連れて
来る事が本来の姿である筈だと
締めくくった。

つまり張本氏の意見は、
イチローに対するマリナーズの
リスペクトの方法は間違っていると
いう事なのだろう。

引退勧告もある地元メディア!大局的な見解は?


マリナーズのジェリー・ディポトGMに
よると、キャンプ中に離脱した故障者が
復帰する予定の5月半ばには、
イチローに対して引退の理由ともなる
処遇を固める方向であったという。

彼が会長付特別補佐という役職で
練習とチーム帯同を許される立場で
来年の出場も見込める異例の立場に
なった事で、これを理由として
引退という声もある。

地元シアトルの一部のメディアは、
この理由と合わせて、
MLBでも二刀流をもって活躍している
エンゼルスの大谷翔平との対決をもって
イチローは引退すべきと報じていた。

しかしながらアメリカのメディアの
全体の声はイチローの異例な処遇を
支持しており、未だに彼のプレーを見る
事が出来る期待を持っているようだ。

この事からも、一時代を築いた
野球選手の引退は、色々な配慮に対する
憶測がある事が判る。

 

まとめ

 


プロ野球選手は、プレイヤーとしての
限界が来て、引退となってからの人生も
長く、引き際をどうするかという理由で
悩む事も珍しくはない。

現時点のイチローは15試合の出場で
打率.205の内容であり、本来ならば
出場の保証がされた異例の契約は
なされない事が普通である。

しかし、マリナーズで選手たちが教えを
乞う「ダライ・ラマ」の様な存在である
彼に対し、今回の契約での球団の苦慮が
垣間見える様でもある。

<参考サイト>
Sponichi Annex
日刊ゲンダイ
東スポweb

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