嫌われる勇気!アドラー心理学とは何か?【わかりやすく簡単説明】

「人に嫌われたくない」

誰しもがそんな思いを抱えています。

しかし、現代では、
人に嫌われたくない思いが、
生きていく過程で、様々な障害となって
目の前に立ちはだかります。

この豊かな日本に生きていてもなお、
幸せを感じられない人が多いのは、
ここに理由があるのかもしれません。

本の題名にもなった「嫌われる勇気」。

アドラー心理学では、これを持つことが
大切とされています。

アドラー心理学とは?

嫌われる勇気とは?

アドラー心理学を知って、
対人関係の悩みを乗り越えましょう。

 

 

アドラー心理学とは?

 


アドラー心理学の「嫌われる勇気」とは
どのような思想から導き出されたの
でしょうか?

アドラー心理学で自分を知れば、
これからの人生を今よりも、
自由に豊かにできるかもしれません。

嫌われる勇気とは、具体的に
どういったものなのか、ご紹介します。

 

心理学者アルフレッド・アドラーとは?


アルフレッド・アドラーは、
オーストリア出身の心理学者です。

アドラーはドイツ語圏で「鷲」を意味する
そうでユダヤ人に多い氏姓として
知られているようです。

1870年に生まれ、1937年に67歳で
亡くなっています。

アドラーは、第一次世界大戦で軍医として
召集され、たくさんの神経症患者の
治療に携わることとなりました。

この患者たちとの関わりの中で、
共同体感覚が人にとって一番大切な事
であると感じ、
この考えがアドラー心理学の中核と
なっていきました。

アドラーは、対人関係の悩みが、
人間の悩みの全てである、と
言っています。

心理学者といえば、フロイトやユング
が有名ですが、

アドラー心理学が個人の心理について
の思想であったために、一般への浸透が
薄かったようです。

心理学者が学ぶものとしては異質
だったのですね。

ですが、現代の悩んでいる人々には、
逆にこの点が評価されているのかも
しれません。

この考え方を知ると、
自分の悩みを解決できたり、
その悩み自体がなくなってしまうことも
あるそうです。

考え方次第で悩みが悩みでなくなったり、
前向きな気持ちになれることも
あるのですね。

皆さんも、この考え方を
役立ててみてはいかがでしょうか。

 

 

アドラー心理学の考え方

 


これまでの他の心理学とは違う
捉え方が話題を呼んでいる
アドラー心理学。

アドラー心理学の考え方を
いくつかご紹介していきます。

アドラー心理学の考え方とは、
「嫌われる勇気」。

つまり、承認欲求を行動原理に
するべきではない、ということです。

人には他人に認められたい欲求が
ありますが、アドラーはこれを
行動の理由にすることを否定しています

他人に褒めてもらうこと、報酬を
もらうことを目的に良い行いをすること
は、

褒めてくれる人がいない限り
良い行いをせず、

罰してくれる人がいない限り、
不適切な行いをする可能性が
あるからです。

他人を行動原理にすると、
自分のすべきことや、やりたいこと
から離れてしまい、

自由とはかけ離れた人生となって
しまいます。

しかし、承認欲求を持つこと自体は
自然な事で、悪いことではありません。

また、認められることも同様で、
人に認められることは、人にとって
喜びの一つで、大切なコミュニケーション
です。

アドラーは、子供や育児について、
「子供は叱っても、褒めてもいけない」
「ありがとうと、ただ感謝すれば良い」
と語っています。

このことから、人を認める時、
褒めたり報酬を渡すのではなく、
ただ、感謝を伝えれば良い、
ということが分かります。

「感謝される喜びを知れば、自ら進んで
周囲に貢献しようとする人間になる」
としています。

人を認めることを表現するのに
評価や報酬は必要なく、
感謝を伝えることで表現できる、
ということですね。

 

嫌われる勇気を持つために


アドラーが「嫌われる勇気」が
大切だとしている理由は、

人から嫌われることが、
自由に生きるための代償だから
だとしています。

人に好かれるためには、自分を偽って
好かれる人を演じなければなりません。

それは、自由とは呼べません。

また、他人の承認や評価ばかりに
気をとられていると、
他人の課題範囲のことまで考えてしまう
ようになり、しまいには、
他人の人生を生きることになって
しまいます。

他人の課題と、自分の課題の線引きを
して、自分の課題だけに集中しましょう

「自分の信じる最善の道を選べ」

先の「感謝される喜びを知れば、
自ら進んで周囲に貢献しようとする
人間になる」と通ずるところがある
ような気がしますね。

嫌われる勇気。

頭では理解しても、実行するには
難しいかもしれません。

人に嫌われることを恐れないための
ポイントをご紹介しますので、
これを参考に、実践してみてください。

・他人からの評価を気にしない

他人や社会に貢献できる道を
自分の最善の道として選び、
自己満足をしましょう。

他人の評価より、この自己満足だけで
十分です。

・自分の価値観を知る

どういった行動をとっている自分を
好きと感じるか、
自分の価値観を理解しておきましょう。

その価値観によって最善と思える道も
変わりますし、自分の課題に取り組む
姿勢や方法も変わってくると思います。

自分の価値観が自分の指針ですから、
ゆっくり自分と向き合いましょう。

・他人を変えようとしない

他人を変えたり、コントロールしようと
しない。

相手も受け入れて尊重しましょう。

他人をコントロールしようとすると、
それが他人に伝わりますし、
まず上手くいきませんよね?

その分余計なストレスを抱えること
にも繋がります。

相手をそのまま受け入れて、
「苦手な人」だと思うなら、
そう思った自分を受け入れて
みましょう。

相手は、変えようとして変わるもの
ではありませんから。

・今、この時を大切に

過去の後悔、未来への恐怖。

そんなところではなく、今この時に
集中しましょう。

他人の課題と自分の課題を分離して、
今の自分の課題に集中しましょう。

自分の課題に集中することで、
不安を感じる暇がなくなるはずです。

まずは、課題の分離と、自分の課題を
見つめることから始めましょう。

・他人との比較はしない

他人との比較はしないように
しましょう。

他人と比較することで、自分を冷静に
見ることが出来なくなってしまします。

自分を知り、友人や仲間、社会のために
貢献できる道を進んでいくことが
幸せ続く道です。

・自分を認め、受け入れる

自分を100点満点中30点と思った場合、
自分が30点であることを受け入れて、
認めてあげましょう。

それが出来た時に、出発点に
立てます。

後は、自分の思う100点を
目指して進むだけです。

sakura

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