いま渦中にある安田純平氏。
その言動から多くの批判を浴びているが、その根源となるのが安田純平氏の過去の発言と言えるでしょう。
安田純平氏は過去にtwitterで、自己責任論や日本政府への不満など、多くのツイートを残しています。
今回はこれらを確認してみましょう。
安田純平の過去の自己責任論発言
twitterとは気楽に思った事を書き込んで、ネット上で主張できる素晴らしい機能を持っていますが、迂闊な事を書き込むと、炎上の元となるなど、利用方法に注意が必要ですね。
安田純平氏は、twitterにおいて本名で投稿しており、フォロワーは15000人を超えています。
ただし、安田純平氏のツイートが強気であったり過激であったりするので、そこへのコメントも辛辣なものだったりします。
安田純平の自己責任論ツイート
まずは、今回話題になっている自己責任論についての、安田純平氏の過去発言を確認してみましょう。
戦場に勝手に行ったのだから自己責任、と言うからにはパスポート没収とか家族や職場に嫌がらせしたりとかで行かせないようにする日本政府を「自己責任なのだから口や手を出すな」と徹底批判しないといかん。
— 安田純平 (@YASUDAjumpei) 2015年4月3日
自己責任について私に聞きたいと言う方は、まずは自分がどう考えるかを明示してください。はっきり言って自己責任論というのは論として成立していないので、こちらからそれについて想像して語るのは昔やりましたがもうやりません。ちなみに私は自己責任について否定したことは一度もありません。
— 安田純平 (@YASUDAjumpei) 2015年4月2日
自己責任論については10年前からさんざん書いてきているので改めて書くつもりはないが、要するに本人にも政府にもいろんなほかの立場にもそれぞれ責任があるということで、どちらかではない。それ以上のことは繰り返すの面倒なんで。
— 安田純平 (@YASUDAjumpei) 2015年2月1日
安倍の「 テロリストたちを決して許しません。その罪を、償わさせるために国際社会と連携して参ります 」について、自己責任論者は全力で反対しないといけないんでないの。
— 安田純平 (@YASUDAjumpei) 2015年2月1日
自己責任論に対し、戦争の現実を知るには現場に行く人が必要だ、と丁寧な説明が出てくるが、戦争の現実を知る必要があるなどとはまるで思っていない人たちには残念ながらそうした説明は全く届かない。人が死んでてもどうでもいいという無縁社会の象徴のような話だから。
— 安田純平 (@YASUDAjumpei) 2015年1月25日
後藤さんの件はいろいろあるが、とりあえず、家族には何の責任も非もないことくらいはまともな人間なら分かるよな、ということだ。家の前に報道陣がはりついて近所に大迷惑がかかるというのは私も経験したが、「自己責任」とか言いながら家族を社会的に追い詰めようというのはあまりにも下衆だろう。
— 安田純平 (@YASUDAjumpei) 2015年1月21日
これを読んだ感想は個人差があるでしょうが、感想としては、「上から目線」「説明になっていない」と筆者は感じます。
何分、言葉が高圧的な印象があったりするので、素直に内容をしっかり読む気にならないのでしょう。
これは安田純平氏の性格によるものなのでしょうか?
ですが、他のツイートにも目を通して行くと、戦場におけるジャーナリストの必要性も、理解する事が出来ます。
使う言葉を選んで伝えていれば、安田純平氏はもしかしたら英雄扱いされていたのかも知れません。
安田純平の過去の発言・日本政府
イラク戦争は、「独自の情報なんかないから独自の判断なんかできませんでした」と自ら総括している日本政府が完全に米国に巻き込まれた戦争なんだが、後方支援だから戦争じゃない、だから巻き込まれてない、とか本当に思っているとしたらバカとしか言いようがない。
— 安田純平 (@YASUDAjumpei) 2015年5月15日
米国は2年もかけても救出できなかったが日本政府は3日で解放できると信じているわけだ。こういう連中が盲目的に信じきっているのだから、そりゃ安倍もチョロいもんだと思っていることだろう。
— 安田純平 (@YASUDAjumpei) 2014年8月23日
いまだに私が税金使って救出されたと思っている奴がいるんだが、声明もないので大使館は発生の事実を確認していただけだと明言している。たった3日しかなく、その間に3人の解放があったことを考えれば日本政府が解放交渉ができたとは思えない。税金使ったという根拠あるなら明示してもらいたい。
— 安田純平 (@YASUDAjumpei) 2014年8月23日
過去の発言によると安田純平氏は、日本政府、特に安倍内閣を指示していないようですね。
日本政府批判の言葉がまた、少々汚いので、読む気も失せてしまいますが。
この最後のツイート内の税金の使用については、筆者の考えとしては、政治家がその案件において少しでも動いた時点で、税金は使われております。
そして、安田純平氏を批判する日本人もいれば、純粋に心配している日本人も、きっと存在していて、その人たちが支払った税金の一部が、自分のために使われている事をしっかり自覚すれば、もう少し言葉のチョイスも柔らかくなるのでは、ないでしょうか。
そして、人質解放後の「日本はチキン国家」ツイートは削除されたようです。
会見においても、謙虚な言動でしたので、なにかしら心に変化があったのでしょうか?
まとめ
今回の安田純平氏の案件では、子供の頃によく、「自分一人で生きていると思うな!」と、叱られていた事を思い出してしまいました。
筆者も勝ち気な性格なもので。(笑)
主義主張が自由な国だからこそ、発言の内容や、言葉のチョイスには、注意したいものです。