大相撲の行司の仕事や給料と最高位!掛け声や軍配と衣装について!木村庄之助vs式守伊之助!

大相撲に欠かせない存在と言えば、
力士もそうだが行司も欠かせない
存在である。

あまり知られていない行司の仕事
内容や、給料、最高位とは
どんなものなのだろうか?

また、行司の掛け声や、軍配や
衣装についても紹介をしていこう。

 

職業としての大相撲の行司!仕事内容と給料と最高位について!

 


大相撲の裏の立役者である行司。

大相撲の行司の仕事内容とは
一体どのようなものなのだろうか?

また、行司の気になる給料、
一般的なサラリーマンで言う所の
最高役職に当たる最高位に関しても
確認していこう。

大相撲の行司の仕事内容で
思い浮かべるのが、大相撲の審判を
している姿ではないだろうか?

だが、実は大相撲の行司の仕事は
単に審判の仕事だけに留まらない。

実は、大相撲の行司の仕事内容は
多岐に渡る物なのだ。

大相撲の行司は土俵上の仕事
だけでなく、大相撲取り組み全体の
裏方としての仕事も受け持っている。

大相撲の力士の取り組みの賞金額や
決まり手を場内の観客に向けて
知らせる仕事。

取り組みの勝ち負けの記録する仕事。

大相撲の地方巡業の諸々の関係者との
交渉をする仕事や、地方巡業中の
サポートをするという仕事。

翌日に予定されている取り組みの
紹介をする仕事。

大相撲の力士が土俵入りをする際に、
先導をするという仕事。

取り組みの番付け表の作成の仕事。

この様に、我々の目の付かない所で
大相撲の行司は取り組みをスムーズに
進行するための仕事を行なっているのだ。

一見すると、大相撲の行司は
取り組みの審判をするだけの
簡単な仕事に思えなくはないが、
実は裏方としてするべき仕事が
非常にあるのだ。

むしろ行司の仕事のボリューム
としてはそれらの裏方業務の方が
多いのかも知れない。

 

そんな予想以上に多忙である
大相撲の行司の給料とは一体
どれ程の額なのだろうか?

実は、大相撲の行司の給料額は
思っている以上に低い。

サラリーマン以上に階級制度が
厳しく、一番下の序の口という
階級は月収約2万円。

この序の口という階級においては、
相撲部屋に住み込みで、家賃や
食事代などの生活費は掛からない。

とは言っても、一般的な感覚から
すれば、非常に低い額と
思わざるを得ない。

また、次の位の行司となっても、
月収約10―20万円だ。

最高位の場合でも月収約40-50万円。

ハッキリ言えば、給料面で見ると
大相撲の行司は非常にハードな
職業かも知れない。

行司の最高位の名称は立行行司。

そんな大相撲の最高位である
立行行司になるまでには、
その時の状況次第だが30-40年
程の年月が必要となる様だ。

一般的な企業以上に大相撲の
行司の仕事は年功序列が
根強いという事だろうか。

ちなみに、行司の最高位を
もう少し詳しく見ていくと、
木村庄之助と式守伊之助という
2つの最高位がある。

木村庄之助が行司の東の横綱
という位置付けとなっていて、
式守伊之助が西の横綱という
位置付けとなっている。

最高位である木村庄之助と
式守伊之助を比べた場合、
木村庄之助の方がより位の高い
行司の最高位に当たる。

いずれにせよ、大相撲の行司は
この様に伝統的な風習が数多く
残っている為、楽して続けられる
ものではないのである。

 

大相撲の行司の掛け声と軍配と衣装について!

 


大相撲の行司の掛け声や軍配、
その衣装について簡単に見ていこう。

大相撲の行司の掛け声として
有名な物はやはり、
「はっけよい、残った」では
ないだろうか?

この大相撲の行司の掛け声の
意味には諸説があるそうだ。

この掛け声の一番有力な意味
とされているのが、
「はっけよい」が中国の昔の思想
で言うと「八卦良い」つまり
「全てが良い状態である」
という意味なのだ。

次に、「残った」の掛け声が
「頑張って土俵上に残れ」
という意味である。

この大相撲の行司の
「はっけよい、残った」の
掛け声の意味を合わせて見ると
「この取り組みでは全てが
良い状態なので、全力を出して
土俵上に残れ!」という
意味になるのである。

また、大相撲の行事が行う軍配は
あくまでどちらが勝利だったのかを
見た結果を指しているだけであり、
その軍配はあくまで仮の決定なのだ。

すなわち、最終的な取り組みの勝敗を
決定する権利があるのは土俵外にいる
審判にあり、大相撲の行司の軍配は
あくまで土俵上で見た結果を伝えて
いるのである。

行司の軍配が取り組みの勝敗の
決定権を握っていると思われがちだが、
実はそうではないのである。

最後に、大相撲の行司の衣装に
ついてである。

実は、行司の衣装は位によって
全く別物なのである。

テレビ中継でよく見る紫色の衣装を
着ているのが最高位である立行行司
の衣装なのである。

他の位の行司はそれぞれの位に
合わせて違う色の衣装を着ている
という訳である。

昔の平安時代の日本でも同じく
位に応じて着物が異なっていた
訳なので、大相撲の行司の衣装も
この伝統を受け継いでいるのだ。

<参考>
//nihonbunkamura01.com/gyoji-goods/
//careergarden.jp/gyouji/
//sumououen.com/301.html

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