靖国参拝なぜダメ?国会議員参拝の意味と問題点をわかりやすく説明します!

靖国神社を国会議員が参拝すると
国内外から問題ある行為として
非難されます。

なぜダメかと言うと、
A級戦犯が合祀されている事と、
靖国神社成り立ちのそのものに
あると言われています。

そんな靖国参拝について、
更に詳しく見て行きましょう。

 

 

 靖国参拝を国会議員がするのはなぜダメ?問題とその意味!

 

23日超党派国会議員で作られる
みんなで靖国神社に参拝する
国会議員の会」は靖国神社に
参拝しました。

この参拝は春の例大祭に合わせた
物です。

安倍総理は真榊という供え物を
送ったのみに留めて、参拝は
しませんでした。

国会議員が靖国参拝をすると、
国外、国内から批判を受けます。

しかし、なぜダメなのか
ご存知の方は多くはないと思われます。

そこで、
靖国参拝のどこに問題があるのか、
そして国会議員が参拝する意味を
説明します。

 靖国参拝はなぜダメ?主な問題2つ!

靖国参拝を国会議員が行う上で
問題になるのは以下の2つです。

靖国神社のA級戦犯合祀
靖国神社の成り立ちが軍関係

靖国参拝が、なぜダメなのか?
よく言われる事が、
「軍国主義を美化する」事です。

①、②の問題を持つ靖国神社参拝が
何故軍国主義の美化に繋がるのか、
その理由を詳しく見て行きましょう。

 靖国参拝の問題点、詳しい詳細!そして参拝の意味!

 ①靖国神社のA級戦犯合祀

靖国神社に祀られる人々は、
天皇の為に戦った軍関係者
です。

その為に、
靖国神社にはA級戦犯と呼ばれる
人々も合祀されています。

東京裁判で、
「平和に対する罪」
「戦争犯罪」
「人道に対する罪」
これら全てを罪で裁かれた人を
A級戦犯と言います。

簡単に言うと、
戦争を起こした張本人とされる
人の事を指します。

合祀されているA級戦犯には、
以下の様な人達がいます。

東條英機(総理大臣、陸軍大臣)
広田弘毅(総理大臣、外務大臣)
土肥原賢二(奉天特務機関長)
板垣征四郎(支那派遣軍総参謀長)

A級戦犯が合祀された経緯は、
彼らだけ合祀しないのは極東裁判
(東京裁判)を認めた事になる為と
靖国神社側が合祀をする考えを
示した為です。

つまり、
A級戦犯合祀には戦争に勝利した
連合国の開いた東京裁判に
反抗する意味があったのです。

 ②靖国神社の成り立ちと方針

そもそも、靖国神社はその成り立ちが
旧日本軍の為に作られています。

1869年に明治の戊辰戦争後に創られた
東京招魂(しょうこん)社」が
靖国神社の前身です。

後に靖国神社に改名し、その後は、
別格官幣(かんぺい)社
という軍事的な精神を広める
特別な役割を果たしました。

つまり、
天皇に忠義を尽くし、
靖国に英霊として祀られる事が
最大の美徳
だと宣伝していたのです。

以上の様に靖国神社には、
2つの問題を抱えています。

第二次世界大戦を起こした張本人である
A級戦犯を合祀している事と、
元々が軍事的な施設であった事です。

そんな靖国神社を参拝するのは、
第二次世界大戦の事を反省してない
むしろ、肯定する行動として、
軍国主義を美化する
という意味を持っていると
言われています。

A級戦犯合祀はよく取り上げられる
ので、知っている方は多いかと
思いますが、戦前の役割の方は
あまり知られていないと言えますね。

 

 

 靖国参拝!国会議員参拝はなぜダメ!?

 

靖国参拝が非難される理由について、
説明いたしましたが、
こう思う方もいらっしゃるのでは
ないでしょうか。

昔の事をいつまで引っ張るんだ

確かに戦後から長い年月が
経っていますが、実は靖国神社は
現在でも目につく動きがあるのです。

次は現在の靖国神社の問題を
見てみましょう。

その問題を知る事で、国会議員の
参拝が何故、問題視される理由も
見えてきます。

 靖国参拝は国会議員は偏った議員?

靖国神社には1986年に再開された、
遊就館(ゆうしゅうかん)という
施設があります。

この施設には戦時中の兵器など、
ミリタリー趣味の人の興味を
引くような物が置いてある一方、
太平洋戦争を自存自衛、人種平等、
国際秩序の構築を目指すことを
目的とした戦いとした説明書き
等があります。

そして戦争指導者を称える様な
展示も存在します。

また、2018年に靖国神社の
宮司が天皇陛下を批判して、
退任した騒動がありました。

批判の内容は明仁天皇
一度も靖国神社に来た事が無い事に
対し、天皇は靖国神社を潰そうと
しているという発言でした。

実際に、明仁天皇は戦争で敵対した
国との和解の道の為に、靖国神社を
訪れた事はありませんでした。

この宮司の発言は、
天皇陛下自身が靖国神社を訪れる事の
意味を理解し、実行しなかった事を
批判した事になります。

以上の様に、昔だけではなく、
今でも偏りが靖国神社には見られます。

その様な場所に国を左右する位置にいる
国会議員が参拝するのは、
同様に偏った考えを持っているのでは
ないかと疑われる可能性があるのです。

 

 

 まとめ

 

国会議員が靖国神社を参拝する時に
よく言う言葉が

戦争の風化を避ける為
戦犯崇拝は誤解だ

という物ですが、流石に無理がある
言い訳だと思えます。

むしろ、そんな中途半端に参拝するなら
自分はA級戦犯も参拝する対象だと
考えていると明確に述べた方が
良い様な気さえしてきます。

RuRuhase

<参考サイト>
TBS NEWS
NEWS ポストセブン
産経新聞

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