18日に開かれた国家宇宙会議で
トランプ大統領が宇宙軍の創設を指示
した。
元々は冗談とされていた発言が今まさに
実行に移されようとしている。
中国やロシアが活発な宇宙開発をする中
で遅れを取るアメリカは挽回を目論で
いるのだろうか？
そして、周辺国に遅れを取らぬようにと
日本でも自衛隊に宇宙部隊を作ると言う
動きが進められている。
トランプ大統領がアメリカ軍内に宇宙軍創設を指示！日本の自衛隊は？
アメリカ軍内に宇宙軍を創設すると言う
話が出ている。
宇宙軍の発案者はもちろんトランプ
大統領だ。
トランプ大統領率いるアメリカは宇宙
までも支配するつもりの様だ。
所変わって我が国、日本でも宇宙開発が
進められている。
日本の自衛隊にも近いうちに宇宙部隊を
発足する話があるのをご存知だろうか？
アメリカがトランプ大統領の指示で宇宙軍を創設！？
トランプ大統領の発案が米国議会で審議
され、承認されれば新たな軍種が加わる
事になる。
アメリカには陸軍、空軍、海軍、海兵隊
、沿岸警備隊の5軍種が存在している。
現在のアメリカ軍で宇宙に関する指揮を
取っているのは空軍だ。
創設が決まれば空軍の一部の機能が
そのまま宇宙軍に移植されるだろう。
2017年に行われた宇宙軍創設に関する
議論ではコスト面や組織の複雑化と
言った問題があり、提案は却下されて
いる。
トランプ大統領の宇宙軍創設案は
果たして承認されるのだろうか？
日本の自衛隊には宇宙部隊が！？
日本でも宇宙防衛を開始する動きが
見られている。
2022年に自衛隊に宇宙部隊を設置
させる方針だ。
日本国内にレーダーを設置して、宇宙を
常に監視できる体制を整えようとして
いる。
宇宙を監視すると言っても、地球外
生命体等の侵略を阻止する様なSF映画
の話では無い。
自衛隊に宇宙部隊を発足する理由は
宇宙ゴミ問題の対策の為である。
これについては次章で詳しく説明する。
トランプ大統領が目指すアメリカ軍の宇宙軍と日本の自衛隊の宇宙部隊の違いとは？
トランプ大統領の指示によってアメリカ
軍に宇宙軍が創設する話が浮上した。
同じ様に日本の自衛隊にも宇宙部隊を
発足する話が出ている。
トランプ大統領が率いるアメリカの
宇宙軍と日本の自衛隊の宇宙部隊の目的
には少し違いがある様だ。
アメリカ宇宙軍の目的
アメリカ軍に宇宙軍を創設する目的には
宇宙開発を進める他国を牽制する意味
合いが含まれている。
冒頭で延べた中国やロシアに対する動き
である。
中国は月面に基地を設置する計画を
進めており、ロシアは空軍を航空宇宙軍
と改めた。
こうした国に対してアメリカは遅れを
取りたくないのだろう。
事実、中国やロシアに先を越されるわけ
には行かず、アメリカが宇宙を支配する
べきだとトランプ大統領は語った。
今度は宇宙を舞台にしてアメリカの強さ
を示すつもりなのだろうか？
日本の自衛隊宇宙部隊の目的
自衛隊が宇宙部隊を創設する目的は宇宙
ゴミへの対策が主となる。
人類初の人工衛星の打ち上げから60年
以上経った今。
全世界で打ち上げられた人工衛星の数は
7600機に上る。
現在でも役目を終えた人工衛星や
打ち上げたロケットの部品等が人工衛星
の軌道上を回り続けている。
これらを宇宙ゴミと呼ぶ。
宇宙開発が進むにつれて宇宙ゴミの数は
どんどんと増え続けた。
その結果、人工衛星と宇宙ゴミが衝突
する事故が起きたのだ。
現状で宇宙ゴミに対して人工衛星が
取れる対策は「避ける」事のみ。
レーダーで捉えた宇宙ゴミが人工衛星と
衝突する可能性があれば、直ちに回避
行動を取る。
この様にレーダーを運営して宇宙を監視
する為の部隊として自衛隊は宇宙部隊を
発足しようとしているのだ。
まとめ
アメリカの宇宙軍と日本の自衛隊
宇宙部隊について説明した。
宇宙軍と聞くとSF映画の様に宇宙戦争
でも始まるのではないかと言うイメージ
である。
だが現状では宇宙で起きている問題を
解決する為に設置されると考るのが
正しい認識だろう。
だが日本と違ってアメリカでは軍事牽制
の意味合いもある様だ。
人工衛星は我々の生活にも密接に関係
している。
宇宙部隊の発足によって事故が未然に
防げるとすれば人類の暮らしに大きく
貢献するだろう。
サカモトマユ
<参考サイト>
テレ朝ニュース
CNN.co.jp
NHK NEWS WEB
