ユネスコとは?簡単に説明!世界遺産や無形文化遺産に登録?日本は祭りや神社など。ユニセフと字面似で間違える?

日本にいて一度は皆さんもユネスコ、
世界遺産や無形文化遺産に登録といった
言葉を耳にしたこともあるのでは
ないだろうか?

日本でも多くユネスコに世界遺産や
無形文化遺産として登録されていて、
登録の際には大いにお祝いする様子が
メディアでも報道されている。

ではユネスコとは何か簡単に説明しよう
と思う。

 

ユネスコとは?簡単に説明!

 


ユネスコとは日本語で表記すると
国際連合教育科学文化機関と呼ばれ、
英語表記したもの(United Nations
Educational,Scientific and Cultural
Organization)の大文字部分をとって
簡単にUNESCOユネスコと表記され
日本でも呼ばれている。

ユネスコは1946年に設立され、
本部はフランスのパリに置かれたが
初代事務局長はイギリス出身の
ジュリアン・ハクスリー氏でその後も
世界中の人物が事務局長に
就任している。

世界中の195カ国がユネスコに現在
加盟、加えて9つの準加盟地域があり
世界各地に地域事務所も置かれていて
ユネスコとは簡単に世界を拠点に活動し
多種多様な人々が関わっている
組織といえるが、様々な文化や文明を
もつ人々がともに関わって活動する
事は簡単にはいかない。

先日アメリカのトランプ大統領が
ユネスコ脱退を発表したことも記憶に
新しいが、ユネスコとはそれぞれ
加盟国がお金(分担金)を出し合って
運営される機関であり、現在、実質的に
一番分担金を出しているのは日本だが、
中には国同士で批判し合う事態も
起こりユネスコとの協力関係も国の
大統領が大きく発表するほどに
世界で一目置かれる組織である。

ユネスコの設立の目的とは簡単に言うと
戦争の悲劇を繰り返さない為に教育や
文化を盛り上げ、それぞれの人の心に
平和を築き、世界を平和にしていこうと
設立されたものであり、全ての人への
基礎教育、様々な文化の保護と文明同士
の対話の促進などを目標に定め活動し、
世界中で世界遺産の登録や保護等が
実施されている。

ユネスコとは海外の活動といった印象を
持つ人も少なくないが、実は日本も
分担金以外に大いに貢献していて、
ユネスコで必ず選ばれる事務局長に
日本人の松浦晃一郎氏も1999年に
選ばれ2009年までの10年間在任、
簡単にはいかない世界の人々を相手に
ユネスコの管理運営を改革し、
この松浦氏の改革は世界中に高く評価
されている。

 

世界遺産や無形文化遺産に登録?日本は祭りや神社など。ユニセフと字面似で間違える?

 


世界遺産や無形文化遺産の登録と聞くと
皆さんは何を思い浮かべるだろうか?

以前、日本の富士山が世界遺産に
登録申請されたが、世界遺産に登録する
にはゴミが多く汚いことを理由に、
世界遺産の登録の機会を逃すという
事があった。

現在では日本の富士山は世界遺産に無事
登録され観光客も年々増え続けている。

日本では世界遺産に他にも原爆ドーム
日光の社寺、知床、小笠原諸島、
富岡製糸場と絹産業遺産群など多数登録
されていて、これら世界遺産は文化遺産
自然遺産、複合遺産の3つの種類に
分類され,有形の不動産が対象とされる。

有形の不動産を対象とする世界遺産は
1978年に一つ目の世界遺産が
登録されて以降、世界中に点在するが、
無形文化遺産は2003年に条約が採択
されて2006年発足以降から登録が
始まった為に歴史が浅く無形文化遺産の
対象となるのは各国の音楽や踊り、
祭りや儀式、伝統習慣や工芸等である。

日本では和紙や和食などが無形文化遺産
登録となっていて、他にも歌舞伎、能楽
秋保の田植踊、チャッキラコ、組踊など
地域に根付くものまで様々に日本でも
無形文化遺産に登録されている。

 

ユネスコはカタカナ表記だと同様に
日本でも有名なユニセフと混同し易いか
と思うが、ユニセフは国際連合児童基金
と日本語では表記し、設立当初は戦後の
子供たちへの緊急援助を目的に
活動していたが、現在は発展途上国や
戦争や内戦で困っている子供を対象に
支援活動している機関であり、
募金活動や寄付を募っているのは
ユニセフの方である。

この機会にユネスコとユニセフの違いを
覚えておくのもいいかもしれない。

参考://ja.wikipedia.org/wiki/国際連合教育科学文化機関
//ja.wikipedia.org/wiki/国際連合児童基金
//www.mext.go.jp/unesco/003/001.htm

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