沖縄基地の歴史とメリットについての考察

何かとニュースになることが多い、
沖縄基地。

歴史的に見ると、
沖縄の米軍基地は、
日米安全保障条約に基づいて
設置されました。

なんと在日米軍基地の約75%が沖縄に
全て集中しているとも言われて
いるんです。

沖縄に米軍基地を置くメリット
とは何なのでしょうか?

2016年3月に
普天間飛行場の移設問題に関する
国と沖縄の対立も、
いったんは和解という
形になりました。

しかし、再び政府は沖縄に対し
訴訟を起こしました。

その再判決の言い渡しまで、
後1ヶ月を切っています。

このように沖縄基地の
話題は尽きることがありません。

今回は、そんな沖縄基地の
歴史とメリットについての
考察記事を書いていきます。

 

 

沖縄基地の歴史

 


歴史上、
沖縄に基地が作られ始めたのは、
なんと戦時中の1945年4月のことです。

沖縄に上陸した米軍が沖縄に基地を
作りました。

1945年に日本が降伏した後も、
日本はアメリカに占領されている
状態でした。

アメリカは、世界の警察として
中華人民共和国の成立、
朝鮮戦争に対応するための
拠点として、沖縄米軍基地
を増設し続た歴史があります。

この時、沖縄に暮らす人々の
家や土地などの不動産が、
アメリカに強制的に没収された
と言われています。

日本の主権が回復したのちも、
アメリカは1972年までの27年間、
沖縄を統治し続けていました。

沖縄が日本に返還されるに際し、
ある事件が起きました。

それが西山事件です。

沖縄密約事件とも言われている
この出来事は、沖縄返還にあたって
アメリカが地権者に対して支払うと
されていた、
土地の原状回復費400万ドルを
実際は日本が肩代わりする密約を
交わしていたという情報を
毎日新聞の西山太吉らが入手した
ことに端を発したんですね。

この事件の問題点は、西山記者の
情報の入手方法にあるとされています。

既婚者の外務省事務官に接触し、
倫理的に批判されるような方法で
情報を手に入れました。

裁判での争点もこの情報の入手方法に
焦点が当たっており、密約の真相が
解明されることはありませんでした。

さて、沖縄の主権が日本に回復した
後も、米軍基地は日米安全保障条約
を根拠にアメリカが引き継ぎました。

米軍基地を日本に返す条約も
交わされていますが、
返還は思うように進まず、
今もなお多くの基地が沖縄に
残っています。

沖縄の米軍基地を一刻も早く
なくすように多くの人が
尽力しています。

ですが、そもそも沖縄に基地が
あることのメリットや問題には
どのようなものがあるでしょうか。

次は沖縄の基地における
メリットやデメリットについて
考えていきたいと思います。

 

 

沖縄基地のメリットと問題点

 


先程まで、沖縄基地の歴史を
見てきました。

国家間の複雑な歴史的背景が
あることがうかがえます。

では、沖縄に米軍基地がある
メリットとは何なのでしょうか?

これは、簡単に言ってしまうと
他国に対する抑止力です。

沖縄に軍事大国であるアメリカの
基地があることによって、
日本周辺の国も迂闊には
手を出しにくくなります。

それでは、なぜ沖縄に基地が多く
置かれているのでしょう。

これは、情勢が不安定で戦争が
起こりやすい国々が日本の南西側に
集中しているためだと言われています。

また、連日中国の尖閣諸島侵入が
ニュースとなっていますが、
そういった行為に対しても
ある程度の牽制をする
役割を沖縄基地は持っています。

では、逆に沖縄基地があることによる
デメリットとは何でしょうか?

これは沖縄基地の周辺に住む
住民への騒音被害や
治安の悪化が問題とされています。

治安については、
少し前に起きた20歳の女性に対する
事件が印象に残っている方も
多いと思います。

この事件に代表されるように
沖縄における基地がらみの事件は、
数多く存在します。

このように、沖縄米軍基地には
日本にちょっかいを出そうとする
国に対しての威嚇する効果がある
ものの、治安悪化や騒音被害など
の現実的な問題も多くあります。

国際社会における日本の安全、
また日本国内における
沖縄住民の安全、
どちらも守るべき安全であると
思います。

2つの安全が達成されるような
方法を模索する必要があります。

mick

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