今、パワハラ騒動で注目の体操界。
どうやら、体操界を牛耳る塚原千恵子と
夫である塚原光男が運営する
「朝日生命体操クラブ」が色々と
関係していそうだ。
過去にはクラブが原因で辞表提出
していた!?
調査してみよう。
(敬称略)
塚原千恵子が夫と運営!辞表提出騒動起こした「朝日生命体操クラブ」とは?
体操界パワハラ騒動で度々取り上げられる
「朝日生命体操クラブ」の名前。
塚原千恵子と塚原光男が夫婦で運営して
いる体操クラブだそうだが、一体何が
問題なのだろうか。
過去に辞表を提出する事態となった
ボイコット事件の概要も気になる。
又、朝日生命体操クラブの出身選手
には誰がいるのだろうか?
ネット上では様々な情報が飛び交い、
塚原千恵子バッシングが加熱。
「夫婦で辞表提出か?!」との声まで
聞こえてきた昨日、沈黙を貫いていた
塚原千恵子本人がパワハラを猛烈に否定。
一体被害者は誰なのか?
最後には、塚原千恵子の主張を聞いた後の
世間の声もまとめた。
「朝日生命体操クラブ」って何?
まずは、今話題の「朝日生命体操クラブ」
についてまとめよう。
朝日生命体操クラブは、そもそもは
朝日生命保険が創業90周年記念事業として
1970年代に立ち上げた歴史あるスポーツ
クラブだった。
そして、オリンピック選手として活躍して
いた塚原千恵子は、朝日生命体操クラブで
初代コーチを務めていたのだ。
後に、夫である塚原光男も男性部門の
指導者としてクラブに加入した。
順番としては塚原千恵子が先だったようだ。
その後、経済低迷によりクラブ存続が
危ぶまれた時期があり、その救済措置として
塚原夫妻が2002年に「塚原体操センター」
を設立。
そこに朝日生命が協賛する形で運営を
続けているとの事だった。
現在は、クラブの校長を夫の塚原光男、
副校長を塚原千恵子、技術アドバイザーを
息子の塚原直也が務めており、
実質は家族経営である。
主な出身選手としては、息子であり
五輪金メダリストでもある塚原直也、
今やレジェンドと化した内村航平、
小菅麻里、鶴見虹子など有名選手が
ずらりと名を連ねており、
名門クラブである事は間違いない。
関連記事:
塚原光男と嫁のパワハラ?体操でムーンサルト!
1991年体操界ボイコット事件まとめ
そんな名門「朝日生命体操クラブ」だが、
1991年にボイコット事件の原因となり、
塚原夫妻が辞表提出する事態に
陥っている。
その時の詳細を、元体操選手の森末慎二氏
がテレビ番組で語っていた。
その件についての記事がこちらだ。
事件は、1991年の全日本体操選手権で千恵子氏を中心とする審判団の採点法に不満が爆発し出場選手中91人中55人が大会をボイコットした。これによって当時強化部長だった千恵子氏が辞任した。
27年前の事件について森末氏は当時、「マスコミの報道ではコーチが選手に演技をさせなかった。意味が分からないんですけど、させなかった。それで選手が泣いているということでマスコミはほとんどコーチ側が悪いということですごくバッシングを受けた」と振り返った。
その上で「ただ、中身はこういうことだったんです」と前置きした上で「要するに体操は点が出ますよね。審判が点を付けますよね。その点を付ける審判を全部、自分側に付けてしまえば…。どんな素晴らしい演技をしてもその選手は、そこ以外の選手は点が出ない。で、だいたい決まる選手が全部上が朝日生命の選手になっちゃうと、やっててもしょうがないということで監督コーチ陣が思い切って、やってもしょうがないし、だったらボイコット」と独自の見解を示していた。
引用:スポーツ報知
つまり、朝日生命体操クラブに加入して
いる選手の得点だけが不正に高く
付けられている、いわゆる八百長があった
という抗議のボイコットである。
この抗議に対して当人達は否定したが、
当時、協会ナショナル強化部長の地位にも
ついていた塚原千恵子は辞表提出。
その後、塚原千恵子の辞任は撤回され、
今度は協会常務理事を務めていた夫の
塚原光男が辞表提出という措置が
取られたと言う。
しかし、これだけの事件になったにも
関わらず、その後も塚原夫妻の権力は
衰える事なく続いてきた。
それだけの力を、朝日生命体操クラブは
既に手に入れていたという事だろうか…。
塚原千恵子はパワハラ否定。被害者は結局誰?
今回パワハラ騒動が勃発してから、協会側
に止められていたこともあり、沈黙を
貫いてきた塚原千恵子。
しかし昨日30日、とうとう沈黙を破って
塚原千恵子が取材に応じ、パワハラを
全面的に否定した。
一体その主張とはどのようなもの
だったのだろう。
また、それを聞いた世間の声も
併せて調査した!
塚原千恵子がパワハラ全面否定!被害者は誰なのか?
それでは、塚原千恵子が取材で答えた
内容を簡単にまとめていこう。
●「五輪にいけない」という発言について
→宮川選手の成績は当落線上にある微妙な
状況で、こんなんじゃ五輪にいけないよ
とは言ったが、前提として透明性のある
選考会があり、決定は全て常務理事会だ。
(だから五輪にいけるかいけないかを
自分が決めるわけではない)
●「速水コーチの100倍教えられる」
という発言について
→言っていない。
●速水コーチの暴力問題での
「宗教みたいね」という発言について
→コーチの暴力は7人も目撃者がいて、
本人を問い詰めたら宮川選手も認めた。
が、「練習指導の一環だと思っている」
「親も容認している」と言うので、
暴力を家族も認めているのは異常だと思い
「あら~宗教みたいね」とは言った。
●朝日生命への勧誘はあったか
→ナショナルトレーニングセンターが
使えない時は、練習拠点として朝日生命の
体育館が使えるので、「朝日生命の
体育館で練習しなさい」とは提案した。
塚原千恵子は、圧力はかけていないし
パワハラはしていないと主張した。
関連記事:
塚原千恵子の評判と経歴!若い頃と息子と病気?
塚原千恵子への世間の声は?
この取材記事を見た世間の反応は
どのようなものだったのだろうか?
初めて塚原千恵子本人の口から語られた
事だったため、大変注目が集まり
様々な意見が飛び交っている。
一番多かった意見は、塚原千恵子に対して
「我が強すぎる」
「圧を感じる」
という応答姿勢そのものに対して嫌悪感
があるというものだった。
バッシングに対して憤りを感じているから
だとは思うが、確かに
「もう黙ってないわよ」など
強気な性格が前面に出ている。
更に、
「パワハラはされた側がされたと感じれば
成立するものだから、そもそもパワハラの
認識が間違っている」
と、内容に関わらず既にアウトという
見方も多かった。
一方ではこんな意見も。
「言っていることの理屈は通っている」
「暴力があった事は確かだし、それを容認
するのはおかしいというのもわかる」
「71歳と18歳という構図で既に
勝ち負けが決まっている気がする」
最近ではボクシングやアメフトでも
同じような事があり、上に立つ人間を
バッシングする傾向がある。
今回も、真実が明らかになる前から
ここぞとばかりに塚原千恵子を叩く人が
多すぎる、と擁護する人間もいるようだ。
しかし現段階では、塚原千恵子側を批判し
宮川選手を擁護する声が圧倒的に多い
事は間違いない。
まとめ
今回は、体操界のパワハラ騒動に伴い、
朝日生命体操クラブを中心に調査した。
宮川選手と塚原夫妻の主張が真っ向から
対立しているが、内容を見ていると、
パワハラへの認識を含めて
ジェネレーションギャップで根本的に
わかり合えないのでは…と感じた。
又、今後は会見も考えているようだが
取材と同じような語気で話すのであれば
その話し方だけで反感を買って
益々不利になってしまうのでは…?
とそちらを心配してしまう。
miya
<参考サイト>
日刊スポーツ
スポーツ報知