ユッケ食中毒2011の症状!被害者と焼肉酒屋えびす社長のその後は!?

かつて存在していた
株式会社フーズ・フォーラスは
北陸三県と神奈川県で経営していた
「焼肉酒屋えびす」です。

2011年4月にユッケ集団食中毒が
起きています。

食中毒の症状と
どのような出来事だったのか、
そして被害者の方々と
勘坂元社長についてのその後について
一つずつ考察してみますね。

 

 

ユッケ食中毒2011の症状!

 


「焼肉酒屋えびす」のユッケ食中毒と
症状について見てみましょう。

2011年4月21日以降
「焼肉酒屋えびす」の富山県、福井県、
神奈川県の店舗で看板メニューの
一つであるユッケを食べた客117人が
腸管出血性大腸菌O-111による
食中毒を発症しました。

症状は、腹痛と下痢を起こし
腎臓障害などを引き起こす
溶血性尿毒症症候群(HUS)で
O-111が検出されていますね。

他には、エビが丸くなるような状況と
体をくねらせる状況が続き、
激しい痛みもあるようです。

この食中毒で5人の方が他界されて
24人が重症となりました。

残念なことに6歳と14歳の男の子が
犠牲になっています。

14歳の男の子は、誕生日のお祝いに
家族と焼肉酒屋えびすで外食をして
ユッケは家族も食べました。

数日後、14歳の男の子だけが食中毒の
症状が現れて病院に
搬送されましたが容態は急変して
意識を失い倒れます。

O-111に感染していると医師に告げられ
家族は悪夢に苛まれるように
つらい日々が始まります。

男の子の回復を願っていましたが
半年間の入院の後、意識が戻らないまま
残念な結果になりました。

男の子には、何も罪はないのに
被害者になってしまいました。

原因は、被害者の多数が
ユッケを食べていた事にありました。

配送前の時点で肉に付着していた
腸管出血性大腸菌O-111と断定されてから
店舗で預かり保っていた開封が
されていない肉からも
O-111が検出されていました。

この理由から汚された肉が店外から
持ち込まれたと判断されたようです。

焼肉酒屋えびすは、客に肉を
注文を受けて提供する前に
表面の肉をカットして
表面に付着している雑菌や余分な脂身を
落としていなくて、肉の衛生管理も
していませんでした。

それから、各店舗では
売れ残ったユッケを翌日も客に
出していました。

生肉を翌日に出していたとは
ビックリですね。

焼肉酒屋えびすは、大和屋商店から
生食用の肉の原料を買い込んで
仕入れていました。

大和屋商店は、冷蔵庫が小さく
肉同士が触れ合った状況で
保存されていたようです。

食品衛生管理では、
基礎中の基礎なのですが、
レバー用とその他の肉用の包丁と
まな板を分けていませんでした。

焼肉酒屋えびすと同様で
表面の肉をカットして
付着している雑菌などを
落としていない肉を
焼肉酒屋えびすには
「不良品ではなく100%無駄が
ありません」と生食用として
出荷していました。

その上、本来生食用ではない牛肉を
生食用として卸していました。

この情報だけでも、生肉の扱いが
疎かにされていた事が分かりますね。

私達が、生肉を食べていた頃は
安心な肉を食べていたのか
疑問ですね。

焼肉酒屋えびすは、大和屋商店に
損害賠償請求しているようです。

富山県での店舗に食品衛生法に
基づいた行政処分を言い渡されて
公的に告げられて受けた後に
亡くなった方が出たため、
期限が決まらない営業禁止処分を
下されています。

その後、同店舗の全店営業の
差し止め発表がされますが、
営業して再開できないまま
廃業しています。

 

 

被害者と焼肉酒屋えびすの社長のその後は!?

 


「焼肉酒屋えびす」の
ユッケ食中毒で
被害者となった方々と社長の
その後について見てみますね。

妻と義理の母が他界した男性は
貯金を切り崩して生活して
賑やかな家族の時間は、もう
取り戻せないと
言っているようです。

6歳の息子を失った父親は
小さな骨壷に眠ってしまった息子と
半年間一緒に眠っていて
ようやく安らぎ納骨しています。

数人から始まった被害者グループは
16家族に増えて被害者の会を
発足しました。

被害者が食中毒の補償を長いこと
されないことを何とかしたいと
考えています。

被害者たちは現在も岸辺の辺りを
海を漂流し続けている状態です。

勘坂元社長は、
この出来事から1ヶ月後に
一度謝罪に来ただけで補償は
2年後の時点では
支払いされていないようです。

勘坂元社長は、妻子と別れて
金沢市内で家賃9万円の
賃貸マンションに住んでいて
運送関係のドライバーの業務を
しているようですね。

被害者への応対は全部清算人に
任せっきりみたいですね。

 

まとめ


この出来事は
絶対に風化させてはいけないですね。

私は、北陸の近くに住んでいるので
この出来事は覚えています。

和風ユッケが280円
豚バラ100円、安すぎて皆んな
食べに行きますよね。

尊い命がいくつも消えてしまい
遺族の怒りと悲しみは
消える事はないのでしょう。

2015年6月についに国が
豚の肉と内臓の生肉販売を
禁止しました。

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