新燃岳噴火!現在の警戒レベルや飛行機と火山灰情報!過去の被害例もチェック!!

鹿児島県と宮崎県の県境で被害を拡散
した新燃岳噴火は、2017年10月14日
再開し、吹き上げられてた火山灰は
新燃岳近くの南側や
北東に灰が降ると予想された。

現在警戒レベルは「2」(火口周辺
立ち入り規制)から「3」(新燃岳への
立ち入り規制)の間で、また今後の
火山灰情報が待たれる状況だ。

過去にも相当の被害をもたらした新燃岳
の噴火は、現在も飛行機への運航への
影響が出る事を懸念されている。
済み

 

新燃岳噴火再開で現在も待たれる火山灰情報!気になる警戒レベルと飛行機への影響

 


現在、新燃岳噴火の影響で宮崎県と
鹿児島県、また九州北部にまで影響が
出ているが、2017年10月14日に再び
新燃岳噴火が起こり、海抜4000mまで
吹き上げられた火山灰は、近辺の南側や
降灰するとの火山灰情報があった。

その警戒レベルは、現在は新燃岳噴火の
危険があるとして火口周辺への立ち入り
を規制される「2」から新燃岳への入山
を規制される「3」の間となっており、
今後の警戒レベルの変動と火山灰情報が
待たれる。

現在の新燃岳噴火は飛行機の運航への
影響も懸念される。

新燃岳噴火による噴煙で視界不良になる
と視界が悪くなり、飛行機の運航に
支障を来たすばかりではない。

新燃岳から近い鹿児島空港と宮崎空港に
灰が積もると飛行機の着陸が不可能に
なって、空港閉鎖の事態になる事も
あるからだ。

新燃岳から鹿児島空港まではわずか30㎞
の距離で、空港関係者は飛行機運航の為
警戒レベルと火山灰情報が気になる
状況と思われる。

その懸念は宮崎空港も同様で、
新燃岳から75kmの距離とはいえ風向き
次第で鹿児島空港と同じ様に飛行機が
着陸出来なくなる可能性は十分にある。

現在の新燃岳噴火の影響は九州北部にも
及んでおり、火山灰情報はともかく
新燃岳噴火による警戒レベルが直接関係
しない筈なのだが、地面が揺れないのに
窓がガタガタする
「空振(くうしん)」と呼ばれる現象が
相次いだ。

今回も新燃岳噴火による火山灰情報と
警戒レベルの変動の情報が待たれる状況
であるが、実は2011年にも被害が
相次いで起こっている。

2017年現在もその影響が報道されるが、
2011年2月1日には新燃岳火口から約6km
の距離にある鹿児島県霧島市で
空振の現象で窓ガラスが割れた。

その被害は新燃岳から近い鹿児島空港と
宮崎空港、そして飛行機にも及ぶ事は
無かったが、上述の懸念は無くなった
訳では無い。

現在も警戒レベルの変動と火山灰情報に
注意しなければならない状況であるが、
気象庁には元号でいえば
「天平(てんぴょう)」の頃からの
新燃岳噴火による被害がある。

 

新燃岳噴火による過去の被害

 


気象庁の新燃岳噴火の過去の被害の記録
には742(天平14)年の時からの物があり、
12月24日から4日間にわたり
噴火が起こったという。

1716(享保元)年の4月10日と5月7日の
噴火は小さかったが、11月9日に大きな
新燃岳噴火があり、周辺の寺社仏閣が
焼失し、600屋の家屋の消失と、
死者5名、負傷者31名に上る
被害があった。

この過去の被害の記録は明治以降も
続く。

1887(明治20)年の5月頃には
急な新燃岳噴火が起こり、多量の硫黄の
飛散があり、8月に雷の様な大音量が
鳴り響き空振が起こった他、噴煙の中で
稲妻の様なスパークがあり、その後すぐ
砂混じりの小さな焼けた石が屋根瓦や木
に激しく当たって凄まじい音量であった
との記録がある。

この記録を見ても新燃岳噴火による
過去から続く被害は相当な物であった事
がうかがえる。

その過去の被害に於いて凄惨な記述が
あるのは、
1895(明治28)年10月16日の物だ。

その記述によると、
鹿児島からでも4、5日前から噴煙が
盛んに登り、その鳴動が聞こえていた。

10月16日の12時26分に噴火し、
宮崎県小林市では大きな鳴動があって
灰煙が降り、その周辺でも
焼けた石による22軒の出火があり、
男児及び老女の3人連れが
直径2mもの大きさの噴石で死亡したと
いう物である。

そして1959(昭和34)年2月17日には
14時50分に爆発的な新燃岳噴火が発生し
新燃岳に近い警察無線中継所が被害を
受けたばかりか、宮崎県小林市や
鹿児島県霧島町で噴石と大量の火山灰が
降って来た事により森林、耕地、農産物
に甚大な被害が出た。

これらの過去の被害状況から見ても、
新燃岳噴火の凄まじさが理解できる。

新燃岳噴火による過去の被害から見ても
天変地異による脅威は今もそこにある。

 

まとめ

 


2011年に続いて2017年10月現在も
新燃岳噴火による火山灰情報と
警戒レベルの変動に神経を尖らせる事態
に陥る事となった。

過去に何度も被害をもたらした
新燃岳噴火は、飛行機という文明の利器
現代でも、相変わらず人間の自然に
対する無力を思い知らされる。

そして新燃岳の鳴動はまさに
「火の国」九州を象徴するかの様だ。

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